小川勝のレビュー一覧

  • 東京オリンピック 「問題」の核心は何か
    今から大いに議論しなければいけないことたくさん。
    政府(内閣)の出した方針が、オリンピック憲章の掲げるオリンピック的な価値(オリンピズム)と正反対であると。

    オリンピックとは主催国のものではないし、そこの経済効果を狙ってはいけないと。
    国家間同士の争いにしてはならず、むしろナショナリズムを掲げてた...続きを読む
  • オリンピックと商業主義
    オリンピックと「金」の歴史を紐解きながら、「オリンピックにおける商業主義とは何なのか」、「オリンピックは、なぜ商業主義を必要としたのか」、「商業主義による弊害とは、具体的にどういうことなのか」といったことを問い直している。
    本書では、「オリンピックが商業主義に陥る」とは、オリンピック開催資金として「...続きを読む
  • 東京オリンピック 「問題」の核心は何か
    オリンピックに経済効果を求めてはいけないのだそうです。
    1964年東京オリンピックが、日本に経済効果を与えたのは事実ですが、今の日本の状況、肥大化した現代のオリンピックでは、経済効果を上げようとしても極めて難しいようです。
  • オリンピックと商業主義
    ゆくオリンピックの流れは絶えずして、しかももとの祭典ならず。自分が知っているオリンピックもどんどん在り様を変えているのだと知りました。まるで誰もコントロールに効かない巨大生命体のよう。
  • 10秒の壁――「人類最速」をめぐる百年の物語
    [ 内容 ]
    陸上競技100m。
    かつて、この種目で「10秒」を突破することは世界中の夢であり目標だった。
    では、10秒の壁は、いかにして破られたのか。
    そこには、天才アスリートの出現、テクノロジーの進歩、競技環境の変化など、様々な要素が存在した。
    そして、時代背景に翻弄され、「記録」に残らなかった...続きを読む
  • イチローは「天才」ではない
    イチローはいつのまにか特別な存在になった。
    数々の記録を塗り替えて、メジャーでも成功している。
    その言動も、他の選手とは異なる何かを感じさせる。

    イチローはどうやって特別な存在になったのか?

    この本はイチロー本人の声はないが、
    彼を取り巻いたコーチらの証言がある。
    それぞれ非常に興味深い。

    ...続きを読む
  • 東京オリンピック 「問題」の核心は何か
    著者の小川勝はジャーナリストでありスポーツライターである。1964年の東京五輪は日本にとって極めて重要なイベントであった。このオリンピックで日本人の意識が変わったといっても過言ではない。
    本書に「東京五輪を、政治家や官僚や大企業が利権の内部調整に終始するだけの巨大イベントにしてはならない」とあるが、...続きを読む
  • 東京オリンピック 「問題」の核心は何か
    東京オリンピックはコロナ前から開催費用やエンブレムなど色んな問題に直面していたなと思い出した。

    本来スポーツは政治と分離されるべきとされているが、オリンピックとなると国が主導して運営をしていくから、どうしても政治マターになってしまう部分はある。さらに近年はスポーツが商業的な要素をどんどん増やしてる...続きを読む
  • イチローは「天才」ではない
    改めて、イチローのすごさがわかる。
    しかし、努力をひたむきにできることも、天才の一種ではないのかと感じた。
    今読んでも色褪せない著作。
  • オリンピックと商業主義
    TOKYO2020の開催まで1年を切り、いよいよ準備も佳境に入ってきたのではないでしょうか。
    一方で、間近に迫るイベントとはいえ、国民全体の関心はそこまで高くないようにも感じます。東京で五輪を開催するよりもほかに税金をかけるべきことはあるのではないか、という意見も度々聞かれます。
    そもそも、近代オリ...続きを読む
  • イチローは「天才」ではない
    イチロー選手をデータによる分析、コーチによる証言、他選手との比較を行い、多方面にてその偉大さを述べた本。

    表面だけでは知ることのないイチロー選手の業績の偉大さを知った。

    なんといっても当時の上司に反対してまでスタイルを貫いたこと、圧倒的な努力を継続していること、常に備えてる姿勢に感動した。

    ...続きを読む
  • イチローは「天才」ではない
    イチローが稀代の一流打者であることを分析した一冊。

    「天才は努力を発明する」と文中にあるが、イチローが稀代の努力家であることがうかがえる。
    そして、常人にはマネのできない孤高の天才だと改めて感じた。