作品一覧

  • クマは眠れない

    ビジネス・実用

    -
    1巻916円 (税込)
    クマは眠る。 北域の白雪は紺碧の森を隠し、冷艶な樹海の深みにクマは眠る。 しかし今、クマが安らかに眠れない時代が到来した。 学生時代、故郷青森の果樹園で目撃したハンターによる無残なクマの射殺場面に遭遇し、著者・米田一彦はその人生をクマの調査・研究に捧げる決意を固めた。 以来40年、時には越冬中の母子グマの姿を追い求めて厳冬の山を彷徨し、あるいは捕獲されたクマの射殺現場に立ち会いながら、このいたいけな野生動物と人間とが共生できる方策を模索し続けてきた。行政の無為無策による大規模駆除に対して痛烈な批判を展開する一方、絶滅の危機に瀕しているクマの世界に忍び寄る、新たな要因がもたらす異常行動の謎を解き明かしていく。 本書は、「異端の肖像」米田一彦がその壮絶な生き様を通じて、クマの知られざる生態に迫った渾身の書き下ろし作品である。
  • 家に帰ったらクマがいた

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    ある日家の玄関を開けると、黒くて大きな影が潜んでいた。「おいっ」と声をかけると、クマは私の脇腹をかすって逃げた――。著者はこれまで3000回以上クマに遭遇し、9回襲われ、何とか生還してきた。振り返ると目の前にクマがいたこともあれば、クマと一緒に寝たこともある。人間とクマとの共生は可能なのか。研究を50年以上続ける日本一のクマ研究家が綴る、数奇な科学ノンフィクション。「駆除するべきか、人間が喰われるか」という二元論を超える ●クマが頭上から襲ってきた ●端正な顔立ちのイケメングマ ●クマのペニスボーンの長さ ●クマと一緒に眠ってみた ●山でクマの死体が見つからない理由 ●命がけで子を守る母グマの覚悟 〈目次〉●第1章:クマの知られざる習性 ●第2章:クマの襲撃、格闘 ●第3章:こんな見た目のクマもいる ●第4章:ちょっと汚いクマの話 ●第5章:クマのありのままの姿 ●第6章:クマチャレンジ ●第7章:クマの死と祈り ●第8章:樹木とクマ ●第9章:食べ物とクマ ●終章:クマの家族
  • 人狩り熊

    小説・文芸

    -
    1巻1,430円 (税込)
    2016年5~6月、秋田県鹿角市郊外でツキノワグマに襲われ4人が死亡・4人が負傷する本州未曾有の事件が起きた。襲われて絶命した犠牲者は体を食害されたことも判明し、その衝撃は日本列島を駆け抜け市民を震え上がらせた。 青森・秋田県境に近い北東北の辺境の森でいったい何が起きたのか? かつては秋田県庁職員、現在はフリー研究者であるクマの第一人者・米田一彦は事件の真相を解明すべく、現場に足を運んだ。危険な笹薮に入り、遺族や関係者の証言を集め、現地のタケノコ採りに話を聞き、現地の特異な農業形態を調べ…散らばったパズルのピースを1つずつ集めて見えてきたものは。 クマ追い歴46年の著者が、事件の真相を後世に残すべく己のすべてを懸けて実像に迫った渾身のドキュメント!

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  • 熊が人を襲うとき 事故はどのように起き、進行するのか。助かる方法とは?

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    熊を追いかけて46年になるツキノワグマ研究家が、長年のフィールドワークで培った圧倒的な知見をもとに過去の事故例を独自に分析、解説。 人はいつ、どこで、どのようにして熊に襲われてきたのか。熊から逃れる術はあるのか。被害を最小限に抑える方策は!? 過去1993件/2255人の人身事故例から「熊が人を襲うとき」の核心に迫る。 また平成28年5~6月に秋田県鹿角市で起きた重大事故(タケノコ採り4人が死亡、4人が重軽傷を負った国内第3規模の獣害事件)にも言及。 熊の分布域がかつてないほど広がりを見せる昨今、人と熊の遭遇はもはや山奥だけではなくなった。登山者、釣り人、山菜・キノコ取り、すべてのアウトドア・ファン必携の書。

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ユーザーレビュー

  • 熊が人を襲うとき 事故はどのように起き、進行するのか。助かる方法とは?

    Posted by ブクログ

     各地でクマの出没が続いている。先日、旧宅のほうにある畑(中山間地域)で農作業をしていた。そして10時半頃に、畑に隣接する道路に軽トラが止まった。顔見知りが降りてきて、「上のほうで、親子のクマが出たぞ。竹やぶに入っていくのを見た。気を付けろ」と。私「クマ撃退スプレーを持っている」とベルトに付けたスプレーを見せた。「じゃあ、それでやっつけて」と言われたものの、さすがにコワイので、さっさと切り上げて家に帰った。

     本書の作者は日本ツキノワグマ研究所理事長で、活動中に8回クマに襲われたそうだ。本書には全国の新聞を丹念に調べた結果をもとして、《正しい熊の襲われ方を、一緒に学ぼう》とある。勿論クマに襲

    0
    2025年11月09日
  • 熊が人を襲うとき 事故はどのように起き、進行するのか。助かる方法とは?

    Posted by ブクログ

    ツキノワグマの事故事例集。

    6月が交尾期。
    越冬中に出産し、安全な穴の中で5月始めまで育成する。
    猛暑の年は出没数が増える。
    オスグマの行動圏は100km,メスグマは40km。
    黎明薄暮型の昼行性だが、果樹園を襲うクマは夜行性にもなる。朝夕6時前後が最も活発に動く。マヅメの感覚に近い。
    山菜やタケノコを食べるため、山菜採りやタケノコ掘りとバッティングしやすい。餌場を荒らすため、襲われやすい。
    目は良くなく、鼻と耳は良い。
    横の動きに敏感で、激しく動くものを追う。
    縦の動きにはやや疎く、木陰に隠れてやり過ごす。
    樹上のクマに注意。
    爆竹と撃退スプレーは有効。

    0
    2021年09月26日
  • 家に帰ったらクマがいた

    Posted by ブクログ

    ボリュームは多くないけど、米田さんのクマへの愛が伝わる。
    昨今は熊の凶暴さとか恐ろしさがピックアップされがちやけど、熊も森や山の生態系の一部であり凶暴さ以外の側面を解説してくれてて面白かった。
    熊被害についても、安易に保護するではなく、時に駆除の必要性も理解した上で、森の守り神として共存する方法を模索する専門家のいい本でした。

    0
    2026年07月20日
  • 家に帰ったらクマがいた

    Posted by ブクログ

    表紙とタイトルのインパクトが凄すぎて、思わず手に取ってしまいました。

    中身は本当にクマが好きなんだな…って先生のお話です。テレビのニュースを見ているだけでは知ることの出来ないクマの姿を見る(知る)ことができます。表紙とのチグハグ感はありますが、たくさんの人に手に取ってもらうにはこれもまた必要なことなのかもしれません。

    欲を言うなら、最初の1章くらいクマの生態とか一年の過ごし方とが、あまり知らない私たち向けの説明に割いて欲しかったかも。全部を読めばなんとなく分かってくるのですが、せっかく長年にわたって研究されている先生の著者なので、最初にその辺の総括的な知識もわかってるともっと嬉しいな…と。

    0
    2026年07月10日
  • 家に帰ったらクマがいた

    Posted by ブクログ

    山あいの集落では、かつて人と野生動物は互いの領域を保ちながら暮らしてきた。しかし近年、その境界は静かに揺らいでいる。突然日常へ入り込むクマとの遭遇を通して、その現実を伝える一冊である。クマの出没は単なる珍事ではない。里山の荒廃や人口減少、餌場の変化など、人間社会の姿が映し出された結果でもある。恐怖だけで語れば対立は深まり、保護だけを唱えても解決には至らない。
    野生動物との共生は理想論ではなく、私たち自身の暮らし方を問い直す課題である。自然との距離を見つめ直すことが、人とクマの未来を守る第一歩となるだろう。

    0
    2026年07月29日

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