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熊を追いかけて46年になるツキノワグマ研究家が、長年のフィールドワークで培った圧倒的な知見をもとに過去の事故例を独自に分析、解説。
人はいつ、どこで、どのようにして熊に襲われてきたのか。熊から逃れる術はあるのか。被害を最小限に抑える方策は!? 過去1993件/2255人の人身事故例から「熊が人を襲うとき」の核心に迫る。
また平成28年5~6月に秋田県鹿角市で起きた重大事故(タケノコ採り4人が死亡、4人が重軽傷を負った国内第3規模の獣害事件)にも言及。
熊の分布域がかつてないほど広がりを見せる昨今、人と熊の遭遇はもはや山奥だけではなくなった。登山者、釣り人、山菜・キノコ取り、すべてのアウトドア・ファン必携の書。
Posted by ブクログ 2021年09月26日
ツキノワグマの事故事例集。
6月が交尾期。
越冬中に出産し、安全な穴の中で5月始めまで育成する。
猛暑の年は出没数が増える。
オスグマの行動圏は100km,メスグマは40km。
黎明薄暮型の昼行性だが、果樹園を襲うクマは夜行性にもなる。朝夕6時前後が最も活発に動く。マヅメの感覚に近い。
山菜やタケ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月22日
過去の事故(熊に襲われた)を1件ずつ紐解く。熊の生態に照らし合わせながら。そこがこの本のポイント。
知らないことばかりだった。
特に、熊はどうやら人間を同類の熊と認識して、接近や威嚇をしてくる場合があるようだと。
だから自分を大きく見せる(化かせる)ことが重要。
傘や、農作業・山菜採りの鎌やスコップ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月29日
吉村昭の『羆嵐』から、熊についてもう少し知りたくなって読んだ。
著者はクマを追って46年、その間、襲われること8回、威嚇されること3回。(そして熊の事故に精通しているためか、無事に生きて帰ってきている)
以下、メモ
○過疎高齢化で里山が森に変わって、熊の生息域が広がったという一文が。山が狭くなって...続きを読む
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