あらすじ
ある日家の玄関を開けると、黒くて大きな影が潜んでいた。「おいっ」と声をかけると、クマは私の脇腹をかすって逃げた――。著者はこれまで3000回以上クマに遭遇し、9回襲われ、何とか生還してきた。振り返ると目の前にクマがいたこともあれば、クマと一緒に寝たこともある。人間とクマとの共生は可能なのか。研究を50年以上続ける日本一のクマ研究家が綴る、数奇な科学ノンフィクション。「駆除するべきか、人間が喰われるか」という二元論を超える ●クマが頭上から襲ってきた ●端正な顔立ちのイケメングマ ●クマのペニスボーンの長さ ●クマと一緒に眠ってみた ●山でクマの死体が見つからない理由 ●命がけで子を守る母グマの覚悟 〈目次〉●第1章:クマの知られざる習性 ●第2章:クマの襲撃、格闘 ●第3章:こんな見た目のクマもいる ●第4章:ちょっと汚いクマの話 ●第5章:クマのありのままの姿 ●第6章:クマチャレンジ ●第7章:クマの死と祈り ●第8章:樹木とクマ ●第9章:食べ物とクマ ●終章:クマの家族
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Posted by ブクログ
表紙とタイトルのインパクトが凄すぎて、思わず手に取ってしまいました。
中身は本当にクマが好きなんだな…って先生のお話です。テレビのニュースを見ているだけでは知ることの出来ないクマの姿を見る(知る)ことができます。表紙とのチグハグ感はありますが、たくさんの人に手に取ってもらうにはこれもまた必要なことなのかもしれません。
欲を言うなら、最初の1章くらいクマの生態とか一年の過ごし方とが、あまり知らない私たち向けの説明に割いて欲しかったかも。全部を読めばなんとなく分かってくるのですが、せっかく長年にわたって研究されている先生の著者なので、最初にその辺の総括的な知識もわかってるともっと嬉しいな…と。
本来、クマは木の実や植物をメインに食べる(あの巨体をそれで賄えているのがすごい)生き物のようで、クマ全体から見れば昨今のテレビで喧伝されている「アーバンベア」なるものはクマ世界の中でもはぐれものに近いそうなので、棲み分けがうまくいけばよいのにと思いました。