米田一彦のレビュー一覧
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ツキノワグマの事故事例集。
6月が交尾期。
越冬中に出産し、安全な穴の中で5月始めまで育成する。
猛暑の年は出没数が増える。
オスグマの行動圏は100km,メスグマは40km。
黎明薄暮型の昼行性だが、果樹園を襲うクマは夜行性にもなる。朝夕6時前後が最も活発に動く。マヅメの感覚に近い。
山菜やタケ...続きを読むPosted by ブクログ -
過去の事故(熊に襲われた)を1件ずつ紐解く。熊の生態に照らし合わせながら。そこがこの本のポイント。
知らないことばかりだった。
特に、熊はどうやら人間を同類の熊と認識して、接近や威嚇をしてくる場合があるようだと。
だから自分を大きく見せる(化かせる)ことが重要。
傘や、農作業・山菜採りの鎌やスコップ...続きを読むPosted by ブクログ -
吉村昭の『羆嵐』から、熊についてもう少し知りたくなって読んだ。
著者はクマを追って46年、その間、襲われること8回、威嚇されること3回。(そして熊の事故に精通しているためか、無事に生きて帰ってきている)
以下、メモ
○過疎高齢化で里山が森に変わって、熊の生息域が広がったという一文が。山が狭くなって...続きを読むPosted by ブクログ