作品一覧

  • 新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる

    新版 金融の基本

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,870円 (税込)
    近年、金融市場はとても巨大になり、世界経済や時に政治をも左右する存在になってきました。同時に、現代の金融には急速な変化も起きており、かつて常識とされたことが通用しなくなっている部分も多くあります。古いテキストブックをなぞるだけでは、大きく変わりつつあるパワフルな金融と、その金融に支えられた世界を十分に理解することはむずかしいでしょう。 そこで本書では、新しい潮流も踏まえた金融の基本について、知識を詰め込むというより、考え方を身に着けていただくという点に眼目を置いて解説しています。 銀行、保険、証券など、金融にかかわる仕事についた5年目ぐらいまでのビジネスパースンが、仕事に必要な金融の基本知識を得るとともに、仕事への取り組み方のスタンスを深めてステップアップするのに大いに役立つ本です。 著者は「金融に関するテーマをわかりやすく解説」することではナンバーワンといわれ、多くのファンに支持されている田渕直也氏。 無味乾燥な用語解説にとどまらず、「面白く読み進めながら理解を深められる」構成と記述で、類書とは一線を画す新たな定番基本書となっています。
  • カラー図解でわかる金融工学「超」入門 投資のプロがやさしく教えるデリバティブ&リスク管理の考え方
    値引きあり

    カラー図解でわかる金融工学「超」入門 投資のプロがやさしく教えるデリバティブ&リスク管理の考え方

    ビジネス・実用

    3.4
    1巻550円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 金融工学は、金融に関する数学的な理論を扱う分野で、「デリバティブ」と呼ばれる金融商品の価格を決定するものです。 つまりこの本を読むと、株式や為替など身近な金融商品の価格がどのように決まるのかがわかるようになります。 さらに金融工学は「リスク管理」を支える理論でもあるので、投資などをしない人にとっても、その考え方は役立ちます。 デリバティブの基本がやさしく理解できるように、会話形式と図解でていねいに説明しています。
  • 確率論的思考 金融市場のプロが教える最後に勝つための哲学

    確率論的思考

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻880円 (税込)
    常に白か黒かの回答を求める「二元論」、結果でしか判断しない「結果論」、失敗を常に個人の努力不足に求める「努力万能論」―これら危険性・デメリットの多い「非」確率論的思考とは対極に位置するのが「確率論的思考」。世界は不確実であるという前提に立ち、物事を確率論的に捉える考え方である。 本書では金融市場の例のみならず、歴史、科学、進化論、社会心理学、著名企業の実例など、様々なエピソードをもとに「物事の本質は確率であり、世界は不確実性に支配されている」ことを示し、そうした世界ではどのように考え、生きるべきかを説く。知的な読み物としても楽しめ、ビジネスの世界で生きるすべての人に有用な1冊。
  • 教養としての「金利」

    教養としての「金利」

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,870円 (税込)
    大好評既刊『教養としての○○』シリーズ第6弾! 金利の意義、しくみ、歴史的背景などが深くわかる! 世界的に広がっていた金融緩和政策がにわかに転換の兆しをみせ、米国の利上げや日銀の出口政策にも注目が集まっているなか、金利について学ぶことは金融の基本ともいえます。そして金利を糸口として、広く経済を読み解くこともできます。金融関連書で多くの良書を著し、読者からの支持が非常に高い田渕直也氏が「教養」という切り口から、そのポイントをわかりやすく解説する、面白いのに読み応えのある入門書です。
  • 教養としての「債券」

    教養としての「債券」

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    ①債券の意義、しくみ、歴史的背景などが深くわかる! ②筆力で定評のある著者がわかりやすく解説 ③大好評既刊『教養としての○○』シリーズ第14弾! 米国FRBによる金利政策の動向や日銀の出口政策にも注目が集まっているなか、金利と表裏一体の関係にある債券について学ぶことは金融の王道ともいえます。 そして、債券・金利を「教養」として学ぶと、広く経済を読み解く力を身につけることもできます。 本書は、金融関連書で多くの良書を著し、長年にわたり多くの読者からの高い支持を得ている田渕直也氏が「教養」という切り口から、そのポイントをわかりやすく解説する、面白いのに読み応えのある入門書です。
  • 金融と投資のための 確率・統計の基本

    金融と投資のための 確率・統計の基本

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    ①金融や投資に関わる確率・統計論の基礎的な概念をわかりやすく解説する本 ②金融や投資にまつわる事例をもとに、数式に馴染みのない人にも理解できる記述 ③数式で理解したい人のために、定義式などについてもそれぞれの章の最後で解説 金融や投資の周辺で必要な確率・統計に関する知見が「必要十分」に盛り込まれていながら「読みやすい」本。 数学書のコーナーにある統計の入門書とは違って、金融や投資にまつわる馴染みのある事例をもとに、数式に頼らないわかりやすい解説をしている一方、正確に意味を理解するには数式で見たほうがわかりやすいという人のために、各章の最後で定義式を取り上げて補足するなど、読みやすい工夫が凝らされた一冊です。
  • 最強の教養 不確実性超入門

    最強の教養 不確実性超入門

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    なぜ、エリートですらバブルと暴落に踊らされてしまうのか? 不確実性の根源を解き明かし、日々の選択」から「資産運用」、「組織の戦略立案」まで、すべての意思決定の精度を上げる思考法を解説。 本書は、「不確実性とは何か」だけではなく、「不確実性に対して人はどう反応しがちなのか」「どう対処すべきなのか」までを、難しい数字や専門用語を極力排して解説した入門書である。 本当のリスクは、不確実性そのものの中ではなく、人や組織の心理の中にこそ存在する。 ひとつ例を挙げよう。 金融の世界には、日経平均株価は「これこれの理由で○○○○円まで上がりますよ」という断定的な予測が数多く見られる。 しかし、人の耳目を引く、こうした断定的な予測は、結果として当たらないことが多い。 だが、始末の悪いことに、世の中には数多くの予測が出回っていて、そのうちのいくつかは実際に当たってしまう。 そして、たまたま結果として当たったというだけで、人々はその予測が将来を見通した素晴らしい予測だったと考え、予測をした者を称賛し、自分もそれにあやかることで将来を予測することができるようになるはずだと思い込む。 しかし、そのようなやり方を続けていれば、短期的にはうまくいくかもしれないが、いつか必ず予想外のデキゴトに振り回され、身動きがとれなくなってしまう日を迎えることになるだろう。 不確実性ほど、「決定的に重要でありながら、驚くほどに理解されていない」というものはそうはない。むしろ、不確実性にどのように向き合い、そこから生まれるリスクをいかに制御していけるかは、金融に限らずすべての意思決定にとって、決定的に重要な要素なのだ。
  • 図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて

    図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    投資家を魅了し続ける「市場理論」を、図解でやさしく読み解く本。 相場やトレードに関わりをもつ人は、テクニカル分析(チャート分析)やファンダメンタル分析(証券分析、経済分析)に興味をもち、収益を上げようと試みます。しかし、現実の「市場」はそう教科書どおりにうまくいくものではありません。 そこで「錬金術」にあくなき探究心を抱く人がたどり着き、魅了されるのが「市場理論」。その一つは市場は読めないものとする「ランダムウォーク理論」であり、もう一つは市場参加者の意志から市場の動きを分析できるとする「行動ファイナンス理論」です。 前者は「市場物理学」、後者は「市場心理学」ともいわれ、まったく逆の結論を導き出すものですが、その正否よりもむしろそれぞれの考え方の深淵さそのものが、興味の尽きないテーマとして多くの専門書を生み出し、関係者を魅了し続ける要因となっています。 本書はこの「市場理論」について、豊富な図解を用いながら網羅的に解説する、ほかに類をみない実務書。金融実務家、ファンドマネージャー、トレーダー、一般投資家など、投資や市場に関わるすべての関係者にとって必携の本といえるでしょう。
  • デリバティブの基本 この1冊ですべてわかる

    デリバティブの基本

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●現代の金融に欠かせないデリバティブの理論と実務を橋渡しする非常にわかりやすい基本書 ●難解な数式も、その成り立ちや意味を言葉や図表で丁寧に解説しているから感覚的にわかる ●LIBOR公表停止に伴う影響など最新の事情を網羅していて実務担当者の仕事にすぐに役立つ
  • 投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について

    投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    「チャートはオカルト」「円高円安は国力を反映する」「勝率を上げれば投資は儲かる」などの投資初心者が陥りがちな誤解をときながら、株式・為替・債権という金融市場の全体像とつながりを今までにない形で解説。「市場」とは何か?市場を動かす「期待」と「信用」とは? という金融の深淵までを示そうとする意欲作。
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

    ファイナンス理論全史

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    100年分の投資理論が体系的に一気にわかる!ランダムウォーク理論/モダンポートフォリオ理論/CAPM/効率的市場仮説/ブラック=ショールズ・モデル/アービトラージ/カオス理論/バリュー投資/AI運用 等多くの奇才によって発展してきた理論の歴史とポイントを凝縮。
  • 「不確実性」超入門

    「不確実性」超入門

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻935円 (税込)
    「想定外」が避けられないなら、 私たちはどう備えればいいのか。 リスクと向き合い続ける金融市場のプロが、 不確実性の本質とそれに対処するための方法論を、 幅広い事例とともに解説。 「想定外の時代」をサバイブする必須の教養書。 なぜ一流の学者でも市場の乱高下を予測できないのか。 コロナショックは本当に予測できない事態だったのか、 なぜもっとうまく対応できなかったのか……。 複雑化する現代社会では、不確実性の影響はますます大きくなっている。 世界にそもそも備わっている本質的要素である不確実性をよく理解し、 その性質を前提とした新たな世界の捉え方を伝える決定版。 ※本書は『不確実性超入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン /2016年4月)を文庫化にあたって大幅加筆をしたものです。
  • マンガでわかる金融と投資の基礎知識 読めば得する!お金のしくみと財テクの心得
    値引きあり

    マンガでわかる金融と投資の基礎知識 読めば得する!お金のしくみと財テクの心得

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻605円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、誰もが知っておくべき金融の基礎知識を体系的にまとめ、予備知識がなくても理解できるように、図やマンガを使って解説しました。金融の基本的なしくみを理解し、投資などの金融取引にともなうリスクを的確に把握して、金融に関する課題を自分自身で考え、みずからの責任で行動する能力を強力にサポートします。この1冊であなたの金融リテラシーは確実にアップするので、よりよい生活・人生を送るためにご活用ください。
  • ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略

    ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    投資の「長期・分散」は真理なのか? 「ランダムウォーク」と表現される株式相場で収益を得るには、数多くの銘柄を分散して長期で保有しているだけでよい――とされている。 この「平凡な結論」は大勢として正しいが、それを超えた収益機会をどうつかめばよいのか。その思考法と戦略のヒントを示す!

ユーザーレビュー

  • 新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる

    Posted by ブクログ

    マーケットの勉強を始める第一歩として読み始め、入門書として最適だったと思う。ここから視点を広げていきたいと思う。

    0
    2026年01月10日
  • 新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる

    Posted by ブクログ

    投資を行う上で基本的な知識を頭に入れておきたい用途で読んだ。投資信託とかETFを聞いたことあるなぁ…程度の理解度で読んだ。

    ただ読むだけでは頭に入ってこないので、音読しつつ分からない単語は都度調べ、読み進めたところ知識が頭に入ってきた。金融独自用語は大抵読めなくて調べるので、良い勉強になった。

    原理原則を書いてくれていて、具体的な難しい理論より先にこの要点を押さえてね、という書き方だったので、その点初心者にはありがたかった。

    0
    2025年12月27日
  • 新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる

    Posted by ブクログ

    お金が苦手なので。序盤に経営状況の指標を示すたくさんの略語が出てくるが、これを理解した上でその後の話を見るとより理解が深まりそう。オーディブルだけではちょっとキツい。ただ、説明は丁寧で分かりやすい。市場は最高のエコノミスト。政治的には自国通貨安が好まれる。インデックス投資。ESG投資。デリバティブ。証券化。サブプライムローン問題を引き起こしたデリバティブや証券化の不健全な運用。仮想通貨まで。クオンツファンドの展開するAI投資。

    0
    2025年10月26日
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

    Posted by ブクログ

    『ファイナンス理論全史』という固いタイトルから読みづらいことを想定して読み始めたのですが、予想に反して読みやすい内容でした。
    ランダムウォーク理論、ポートフォリオ選択、効率的市場仮説、ファットテール(ブラックスワン)、バタフライ効果、アノマリー、行動ファイナンス、人工知能の進歩などを難しい理論は抜きでテンポ良く説明されています。
    どうしても自己言及型となるため、永遠に完全な理論を打ち立てることは不可能と思われるファイナンス理論について、それでも理論の探究は重要であることが理解できました。

    0
    2025年08月11日
  • 教養としての「金利」

    Posted by ブクログ

    3-2
    ・FOMCは年8回会合を開催し、短期市場金利であるフェデラルファンド金利に誘導目標を設定する。
    ・日銀は無担保コール翌日物の取引金利に誘導目標を設定及び、日銀当座勘定を調整することで短期金利をコントロール。加えて世界的に珍しい事例ではあるが、10年物国債利回りに概ね0%の誘導目標を設定することで、長期金利のコントロールもしている。(無制限に国債を購入することで対応)このように長短双方の金利をコントロールすることをイールドカーブコントロールと呼ぶ。

    3-3
    ・債券市場と株式市場を合わせて、キャピタルマーケットと呼ぶ。キャピタルマーケットは発行体が新規で資金を調達する発行市場(プライマリーマーケット)と発行済の有価証券が投資家の間で売買される流通市場に分けられる。
    ・オーバーナイト金利=1日限りの金利。
    ・ターム金利=1ヶ月/6ヶ月と特定期間の取引金利。
    ・リスクフリーレート=国債等信用リスクが実質ゼロの先に対する金利。
    ・信用スプレッド=リスクフリーレートに債務者の信用リスクに応じた上乗せをする金利。
    ・ハイイールド債/ジャンク債=格付の低い債券。

    3-4
    ・これまではLIBORが国債的な変動金利資料として利用されていたが、リファレンスバンクが故意に実勢から乖離したレートを報告していたことが発覚し、2021年に廃止。
    ・LIBORは銀行同士が短期のお金を貸し借りするコール市場での取引金利の水準から算出されるもの。
    ・後継金利として、リスクフリーレートが新たな指標金利として表れた。
    ・リスクフリーレートにも様々な種類がある。
    ・無担保コール翌日物の取引金利であるTONA(LIBORの反省点から日銀が実際の取引金利を集め、加重平均した値を翌日に確定値として採用。)は1日だけの金利である為、1日のレートを該当期間に渡って複利計算し算出される。この方式は後決複利方式と呼ばれる。
    ・この後決複利方式は文字通り後決めの為、金利の確定まで時間を要する。そこでTORFという前決で適用できるリスクフリーレートが開発された。
    ・具体的な算出方法としては例えば6ヶ月の場合、6ヶ月のTONAの金利と交換可能な6ヶ月のスワップレートを採用する。
    ・一方で上述したTORFやTONAではあくまでオーバーナイトの金利がベースの為、銀行間取引における貸し倒れリスクは勘案されていない。そこで、クレジットセンシティブな指標金利であるTIBORが近年は採用される機会が多い。(TORFやTONAの金利に銀行が倒産する信用コストが含まれている。)

    4-1 債権の利回りとは
    ・金利は1)クーポンレート2)割引益の2種類がある。

    4-2 債券利回りの計算方法
    ・単利回り=(クーポンレート+割引益/満期までの期間)/価格
    ・単利回りでは割引益の収益発生タイミングが意識されていない為正確性に欠ける部分がある。
    ・そこで複数の割引債を組み合わせて算出する複利利回りが投資家には一般的に採用される。

    4-3債券価格と利回りの関係
    ・債券価格が下がると利回りは上がる。(割引益が多く出るから。)
    ・その為、銀行の借入金利が上がると、債券の利回りも併せて上げないと需給に適合しない為、債権の価格は下落する。

    4-4 利回りが変化すると債券価格はどのくらい変化するのか
    ・債券に求められる利回りが変化した場合、債券価格はその利回り変化幅に債券の残像年数をかけた程度に変化する。
    ・固定利付債以外にも変動利付債がある。これは短期市場金利にクーポンレートが連動しており、短期金利の変動を受けない為、債券価格は基本的には変わらない。(発行体自体の信用リスクが高まると債券価格が上昇する場合はある。

    5-1 景気と金利
    ・一般論として、景気が良くなり経済が活発化すると、借入需要が増加し、金利が上がる。
    ・然し乍ら、現状は景気が良くても金利の伸びは鈍化している。理由としては企業が手元資金に余裕があり資金調達ニーズが薄れていることに加え、国内の成長期待が萎んでいることが挙げられる。
    ・近年、国内での設備投資を抑制し、海外での成長性のある海外への投資をする企業は増加している。そうなると、外観ニーズは高まるが円ニーズは高まらない為金利は上がらなくなる。

    5-2金余りと金利
    ・金余りは長年の金融緩和政策によって生み出されている。
    ・国は必要な財政支出を税収で賄えない場合は国債を発行する。2022年度末時点で国債の発行額は1026兆円にまで膨れ上がっている。本来、国債の残高が大きいと金利は上がるが日本は金余りの為、殆ど上がらない。

    5-3物価と金利
    ・名目金利=実質金利+期待インフレ率
    ・債権の投資家にとってインフレは利息の目減りリスク。
    ・そのリスクを補う為に実質金利に期待インフレ率を加算する必要がある。例えば、物価の上昇予想が1%
    の場合、2.5%の金利の場合はインフレリスクをカバーしているかつ、1.5%の実質金利を得ていることになる。その為、インフレ予想が高まると金利は上昇する。

    5-4 金融政策の目的とやり方
    ・アメリカでは物価の安定に加えて、雇用の最大化を目的に金融政策を行っている。
    ・金融政策の一般的なやり方は無担保コール翌日物に誘導目標を設定して行う。具体的に述べると、金利を上げたい場合は日銀が保有する債券を銀行に売却する。そうすると、銀行の保有現金量が減少し、コール市場の金利が上がる。一方で下げたい場合は、銀行が保有する債券を日銀が購入し、銀行の手元資金を増加させる。

    5-5 日銀とはどんな組織なのか
    ・総裁1人/副総裁2人/審議員6人の計9名で構成。いずれも任期が5年で、年に8回金融政策決定会合を開催する。
    ・銀行間のやり取りは全て帳簿上だけの処理であり、実際の資金は日銀にあるSMBC口座から三菱口座へと残高が振り替えられる。その結果、毎日各行の日銀残高は増減し、余った資金はコール市場で運用し、不足分はコール市場から調達する。

    5-6 金融政策の波及経路
    ・銀行は日銀口座よりもプラスの無担保コール翌日物金利で運用する動機がある為、日銀金利がマイナス0.1%だった場合にはマイナス0.05%程度の水準に無担保コールはなる。
    ・長期金利(ターム物金利)はその期間にわたって無担保コール翌日物を借り続けた時の予想平均コストに近い水準となる為、ターム物金利は将来の金融政策の予想を反映する。加えて、期間の途中で大きな経済イベントが発生するリスクも抱えているため、前述した予想平均コストに加え、タームプレミアムを上乗せする。その意味では長期間の方が金利イベントが発生する予測が曖昧になるため、それに比例してタームプレミアムも上昇する。
    ・先行きの金融政策に不安感が高まると、先行きの不透明さから、金利が上昇する。逆に中央銀行が断固たる姿勢で金融政策を実施するとタームプレミアムの影響が小さくなり、上昇幅は減少する。
    ・注意点はただ単に債券は金融政策の予測をする訳ではなく、金融政策の妥当性を評価する。例えば、インフレ懸念が高まっている環境下で金融緩和政策を続けていると、将来どこかで大幅な金利引き締めがあることが意識され、短期金利は低いのに長期金利は跳ね上がるという事象が起こる。このような状況をビハインドザカーブと呼ぶ。
    ・逆に中央銀行も債券の金利水準に反応し政策金利を調整することもある。

    5-7 イールドカーブの形成
    ・イールドカーブの傾きがキツくなることをスティープニング、緩やかになることをフラットニングという。
    ・利上げのベースが遅いと市場が判断すれば、より大幅な利上げを市場は予想する為、長期金利は上昇。一方で、利上げのペースが適切と判断されれば、過度な利上げは市場はしないと予想し、長期金利の伸びは緩やかになる。(フラットニング)
    ・フラットニングが進捗すると、市場は金融緩和をすると予想する為、長期金利が低下する。この状態は短期金利が長期金利よりも高くなっていることから逆イールドと呼ばれる。一般的には逆イールドは景気後退のサインと見做される。
    ・日本国債のイールドカーブは添付ファイルのように、歪な形をしている。これは現行の金融政策が10年国債利回りを+0.5%に設定している為である。

    5-8 金利市場の将来予測力
    ・逆イールドになると景気後退がなぜ起こるかというと、銀行の利鞘が縮小し、積極的な貸出をしなくなるからである。一般的には預金金利は短期金利に連動し、貸出金利は長期金利に連動している。順イールドの場合は、貸出金利が預金金利を上回る為、銀行の利鞘は厚くなる。一方で逆イールドの場合は預金金利≒調達金利が貸出金利を上回ってしまう為、利鞘が薄くなり貸出を渋るようになる。

    6-1 金利が経済に与える影響
    ・バブルを産み出す最大の要因は低環境金利。低金利環境ではレバレッジ投資のコストが下がる。その為、リスク資産への投資を促す効果があり、その結果としてリスク資産の価格が上昇する。その流れの中で、投資家たちの間でそのトレンドに遅れまいという感情を喚起させ、「買いが買いを呼ぶ」状況になる。一方で高金利はレバレッジ投資のコストを押し上げ、バブルの巻き戻しを誘う。然し乍ら、時には金利負担に耐えきれず資産の売却を余儀なくさせる為、それらの売りが資産価格の下落を招く。そうなると、「売りが売りを呼ぶ」悪循環に繋がりバブルの崩壊を引き起こす。要約すると、低金利がバブルを引き起こし、高金利がバブルを崩壊させる。
    ・一般的に国はバブルをコントロールする為に、金融政策を実施することはない。

    6-2 為替相場は金利で動く
    ・相場を動かす要因は大きく分けて2つある。1つ目は貿易に伴う通貨の需給だ。一般的に貿易収支が黒字であれば、外貨の売りに繋がる為円高へ傾く。一方で貿易収支が赤字の場合は外貨の買いに繋がる為、円安へ傾く。2つ目は為替レートの変動から利益獲得を企図した投機的な取引だ。両者を比較すると取引量に大きく差があり、後者の登記取引が圧倒的に多い。その為前者の貿易の実需が為替に及ぼす影響は実際には少ない。

    6-3 金利は株式市場でも超重要ファクター
    ・一般的に金利が下がると債券の利回りも下がる為、相対的に株式投資の魅力が高まり株価は上昇する。反対に、金利が上がれば、債券の利回りが上がり、相対的に株価は下がる。その仕組みを理論的に下添付ファイルを用いて説明。
    ・リスクプレミアムとは株式投資などリスクの高い資産の理論価格を計算する際にリスクフリー金利に加算する追加の利回りを指す。この水準は投資家のリスク回避のスタンスであれば上がり、リスクテイクのスタンスを取ると下がる。
    ・この計算式から言えるのはリスクフリーレートとリスクプレミアムの上昇及び、純利益成長率の低下は株価の下落を引き落とすことだ。少し具体的に説明すると、(1)金利が下がると株価は上がり、金利が上がると株価は下がる。(2)リスクテイクの意識が高まると株価は上がり、低まると、株価も下がる。(3)利益の成長期待が高まりと株価は上昇し、低まると株価は下落する。
    ・更に金利の上昇は市場にストレスを与え、市場のリスク回避の姿勢にする為、リスクプレミアムの上昇に寄与し、株価の下落に繋がる。

    0
    2024年10月20日

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