田渕直也のレビュー一覧

  • 新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる

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    お金が苦手なので。序盤に経営状況の指標を示すたくさんの略語が出てくるが、これを理解した上でその後の話を見るとより理解が深まりそう。オーディブルだけではちょっとキツい。ただ、説明は丁寧で分かりやすい。市場は最高のエコノミスト。政治的には自国通貨安が好まれる。インデックス投資。ESG投資。デリバティブ。証券化。サブプライムローン問題を引き起こしたデリバティブや証券化の不健全な運用。仮想通貨まで。クオンツファンドの展開するAI投資。

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    2025年10月26日
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

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    『ファイナンス理論全史』という固いタイトルから読みづらいことを想定して読み始めたのですが、予想に反して読みやすい内容でした。
    ランダムウォーク理論、ポートフォリオ選択、効率的市場仮説、ファットテール(ブラックスワン)、バタフライ効果、アノマリー、行動ファイナンス、人工知能の進歩などを難しい理論は抜きでテンポ良く説明されています。
    どうしても自己言及型となるため、永遠に完全な理論を打ち立てることは不可能と思われるファイナンス理論について、それでも理論の探究は重要であることが理解できました。

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    2025年08月11日
  • 教養としての「金利」

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    3-2
    ・FOMCは年8回会合を開催し、短期市場金利であるフェデラルファンド金利に誘導目標を設定する。
    ・日銀は無担保コール翌日物の取引金利に誘導目標を設定及び、日銀当座勘定を調整することで短期金利をコントロール。加えて世界的に珍しい事例ではあるが、10年物国債利回りに概ね0%の誘導目標を設定することで、長期金利のコントロールもしている。(無制限に国債を購入することで対応)このように長短双方の金利をコントロールすることをイールドカーブコントロールと呼ぶ。

    3-3
    ・債券市場と株式市場を合わせて、キャピタルマーケットと呼ぶ。キャピタルマーケットは発行体が新規で資金を調達する発行市場(プライマリ

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    2024年10月20日
  • 教養としての「金利」

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    ネタバレ

    難しくなりがちな金融関係の本としてはかなり読みやすく噛み砕いてくれているのではないかと感じた。
    金利だけでなく、金利変動が及ぼす(逆に金利に影響を与える)政策や経済事情も絡めて説明してくれたのはよかっま

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    2024年04月03日
  • デリバティブの基本 この1冊ですべてわかる

    匿名

    購入済み

    詳しい

    網羅的に書かれていて、数学も歯が答えがありオススメです。金融の入門書を読み数学の素養がそれなりにある人が読むと最短でまとまった知識が身につく良書

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    2024年03月10日
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

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    現代ファイナンス理論は正しいのか?そして投資家に役立つのか?前者への答えは、「ある程度までは正しい」。後者への答えは、「イエス」。

    紹介されるのは、ランダムウォーク理論、効率的市場仮説、デリバティブ価格理論、モダンポートフォリオ理論、リスクの計量化など、現代ファイナンス理論の骨格。
    理論への批判として、ブラックスワンの存在と、人間の非合理性を明らかにする行動ファイナンス(または行動経済学)のあらまし。
    最後にヘッジファンドの確率論的投資手法、人工知能の活用など。

    研究と実践のせめぎ合いの中で、ファイナンス理論は発展してきた。不確実性の支配する市場で、いかに利益を上げ続けることができるか。人

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    2024年01月27日
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

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    金融業界で生まれた多くの主要理論のエッセンスを、時系列で理論同士の関係性も含めて解説している。市場で起こったイベントと理論の発展には相関性があるので、時系列で追っていくとすっきり頭に入ってくる。また、多くの名著を紹介していて、次に読みたい本が芋蔓式に見つかる。個別の理論を勉強する前に一度目を通しておくべき良著と思った。

    「理論を絶対視することはナンセンスである。一方で、それを無視することも得策ではない。理論からは多くのことを学ぶことができる。もちろん、理論と現実にはずれがある。しかし、そのずれこそが宝の山なのだ。宝の山がどこにあるかを知るためにも、理論について知る必要があるだろう。」

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    2024年01月21日
  • 最強の教養 不確実性超入門

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    不確実、悪いという認識。思考のシフトチェンジが必要なんだと思う。不確実、これはあって当然。避けるものではなく、あって当然、無いことはない、の土台に立ち、計画する。これが大事。

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    2023年11月03日
  • 最強の教養 不確実性超入門

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    世の中の不確実性について、どのように考え対応していったら良いのか書かれた本。特に、ランダムとフィードバックは人間が感覚的に理解しにくい分、経済でいうバブルを繰り返してしまう側面がある。
    後半は認知バイアスの話で、あまり欲しい情報ではなかった。

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    2023年10月25日
  • 「不確実性」超入門

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    評価が低いが…

    本書で耳タコレベルで何度も言っているように不確実性に対してそれ以上もそれ以下もなくて、常にそれはランダムなのだから“自分が”いかにそれに対処するかでしかない。
    もっと深いことを知りたいなどと評している人はたぶん投資でガチで聖杯を探している人だと思う。
    私はそんなものはないというスタンスなのでこれ以上そうした方々へはなし。

    本書の感想としてはトレーダーならば必読の書だと思う。
    十人十色リスク値が違う以上、万人にフィットするものなど存在するわけがない。
    だからこうした“基礎レベル”を耳タコで解説している書籍が重要となってくる。

    これ以上説明しようのない事象に対して正解を求める

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    2022年02月19日
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

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    難しい数式無しでファイナンスの歴史を概観できる良書です。どんなスタイルの投資家も、まずこの内容を知っておいて損は無いと思うくらい。投資の最初の教科書だと思います。決して入門書や初心者向けという意味ではなく、投資家人生にわたって必要な根本的な知識が学べます。

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    2022年01月12日
  • 新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる

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    全体を通して文体が読みやすく、専門書でひっかかりそうなポイントを「要は〇〇ということである」的な説明の仕方をしてくれているので全容把握に向いていると思う。
    金融史はさらっと触れている程度だが、逆にこのくらいが流れの把握にはちょうど良いかなと感じた。
    為替関連については内容が薄い印象。

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    2021年12月14日
  • 新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる

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    株式、債権、金利、為替そしてフィンテックにかけれ金融市場に関わるトピックス全体を網羅している。
    専門用語や複雑な思考が必要になる部分も丁寧に解説されているため、これから金融について勉強したい人にとってもしっかり腑に落ちる内容になっている。
    日々の金融関連のニュースなどで気になることがあれば、この本を開いてみるといった感じで、教科書的な使い方もできると思う。

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    2021年09月20日
  • 新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる

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    ネタバレ

    手元に置いて、何度も読み返したい本です。
    装丁は、一見すると教科書のようですが、文章が固くないのでとても読みやすいです。
    内容は、しっかりとした金融の教科書です。

    金融の基本を押さえたい方にも向いていますし、さらに実践的な内容を求めている方にも、お勧めできます。
    なぜ、いまこうなっているのか、と疑問を呈して説明をするから、読者は引きこまれていきます。

    構成もユニークで、一般的な金融の総論より興味をそそると思います。冒頭に金融の世界史から入ります。債券の章は、説明が具体的で丁寧で、債券についてこれほど分かりやすい説明を見たことがないと言い切れるほどです。

    理論と実務上の事実を、読者が結び付

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    2020年05月30日
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

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    帯の煽りに相違なく、ランダムウォーク理論から100年分の投資理論がざっくり掴める。
    投資を行う場合や分析する場合のスタンスをどこに置くのかという点で非常に参考になる書籍
    本書で外観を掴んでから、興味のある各論へ進むのが吉か。

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    2020年01月05日
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

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     ファイナンス理論の発展の歴史を学ぶことができる。1900年のランダムウォーク理論から始まり、現代の行動経済学まで繋がっている。

     市場のメカニズムはどうなっているのか?
     市場は予測可能で、そこから利益を得ることが可能なのか?

     過去の学者達がその時代にどう考え、どのように結論付けたか。経済危機によって従来の理論が否定され、新しい理論が台頭してくる様は心が沸き立つ。

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    2018年08月27日
  • ファイナンス理論全史―――儲けの法則と相場の本質

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    いやー、最高。
    文体が洗練された田渕さんの著書は、読みやすいの一言に尽きる。
    自分にとって、ファイナンス理論はこれで十分。
    そして、ファイナンス理論を幅広く網羅しながら、
    投資に役立つ手法が散りばめられていて有益この上なし。

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    2018年02月24日
  • 投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について

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    ●超要約:市場は読み切れないものさ。市場は”信用”という捉えどころのないものに支配されいるから。
    ●所感:パート1〜8は再読価値あり。
    ●メモ
    ・心理バイアスによって市場は非合理的に動く。で、心理バイアスの変異を予測はできないので、結局市場を読み切ることは困難。
    ・ファットリバーサルとはリーマンショックのような正規分布から逸脱した以上な事象が起きることであり、これを効率的市場仮設では説明できないのです。
    ・バフェットの成果は確率的には激レア。市場のボラティリティを20%として50年平均で15%以上の収益率を達成する確率を計算するとゼロ。宇宙の歴史138億年でみても発生確率はほぼゼロのまま。

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    2024年03月17日
  • 確率論的思考 金融市場のプロが教える最後に勝つための哲学

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    ネタバレ

    第1章 世界は不確実性に満ちている。
    第2章 歴史と不確実性(中国や日本の戦国時代、ヨーロッパの歴史と不確実性について述べている)
    第3章 市場と不確実性(主に株式市場について)
    第4章 科学と不確実性(主に量子力学について)
    第5章 確率論的思考(真に必要な意識改革)


    不確実な世界で必要なもの
    ・多様性(多様な人材、手法、観点、才能)
    ・失敗は避けられないので避けようとするのではなく
     柔軟に対応できるよう仕組みを整える。
     失敗から学んで修正する。
    ・長期的視点にたつ

    破滅を避ける方法
    ・小さな失敗をする
    ・ばくちを避け勝てる戦いをする
    ・致命的な失敗を防ぐために利益を犠牲にする

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    2016年07月17日
  • カラー図解でわかる金融工学「超」入門 投資のプロがやさしく教えるデリバティブ&リスク管理の考え方

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    超入門ということだけあり、金融工学について漠然としたイメージしかなく、若干の苦手意識があった私でもすんなり読み進めることができました。

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    2016年04月04日