【感想・ネタバレ】新版 金融の基本 この1冊ですべてわかるのレビュー

あらすじ

近年、金融市場はとても巨大になり、世界経済や時に政治をも左右する存在になってきました。同時に、現代の金融には急速な変化も起きており、かつて常識とされたことが通用しなくなっている部分も多くあります。古いテキストブックをなぞるだけでは、大きく変わりつつあるパワフルな金融と、その金融に支えられた世界を十分に理解することはむずかしいでしょう。

そこで本書では、新しい潮流も踏まえた金融の基本について、知識を詰め込むというより、考え方を身に着けていただくという点に眼目を置いて解説しています。

銀行、保険、証券など、金融にかかわる仕事についた5年目ぐらいまでのビジネスパースンが、仕事に必要な金融の基本知識を得るとともに、仕事への取り組み方のスタンスを深めてステップアップするのに大いに役立つ本です。

著者は「金融に関するテーマをわかりやすく解説」することではナンバーワンといわれ、多くのファンに支持されている田渕直也氏。

無味乾燥な用語解説にとどまらず、「面白く読み進めながら理解を深められる」構成と記述で、類書とは一線を画す新たな定番基本書となっています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

お金が苦手なので。序盤に経営状況の指標を示すたくさんの略語が出てくるが、これを理解した上でその後の話を見るとより理解が深まりそう。オーディブルだけではちょっとキツい。ただ、説明は丁寧で分かりやすい。市場は最高のエコノミスト。政治的には自国通貨安が好まれる。インデックス投資。ESG投資。デリバティブ。証券化。サブプライムローン問題を引き起こしたデリバティブや証券化の不健全な運用。仮想通貨まで。クオンツファンドの展開するAI投資。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

全体を通して文体が読みやすく、専門書でひっかかりそうなポイントを「要は〇〇ということである」的な説明の仕方をしてくれているので全容把握に向いていると思う。
金融史はさらっと触れている程度だが、逆にこのくらいが流れの把握にはちょうど良いかなと感じた。
為替関連については内容が薄い印象。

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2021年12月14日

Posted by ブクログ

株式、債権、金利、為替そしてフィンテックにかけれ金融市場に関わるトピックス全体を網羅している。
専門用語や複雑な思考が必要になる部分も丁寧に解説されているため、これから金融について勉強したい人にとってもしっかり腑に落ちる内容になっている。
日々の金融関連のニュースなどで気になることがあれば、この本を開いてみるといった感じで、教科書的な使い方もできると思う。

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2021年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

手元に置いて、何度も読み返したい本です。
装丁は、一見すると教科書のようですが、文章が固くないのでとても読みやすいです。
内容は、しっかりとした金融の教科書です。

金融の基本を押さえたい方にも向いていますし、さらに実践的な内容を求めている方にも、お勧めできます。
なぜ、いまこうなっているのか、と疑問を呈して説明をするから、読者は引きこまれていきます。

構成もユニークで、一般的な金融の総論より興味をそそると思います。冒頭に金融の世界史から入ります。債券の章は、説明が具体的で丁寧で、債券についてこれほど分かりやすい説明を見たことがないと言い切れるほどです。

理論と実務上の事実を、読者が結び付けて理解できるような記述になっているから読みやすいのだろうと感じました。

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2020年05月30日

Posted by ブクログ

個人的な気づきとして将来の物価が上昇するという視点が抜けていた
投資して20年で資産を倍にしても物価も倍になっていたら話が変わってくる
今に対してお金を使うというのも悪くない選択にはなってきそう

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

金融まわりは吐き気がするほど苦手だけれど、資本論を読み進めるのに金融の知識があまりにも不足しているのでがんばって読んだ。基礎的な話がわかりやすく書かれていて助かった、それでも難しく感じるところはあきらめて読みとばした。成長し続けることが前提とされるシステムなんて限界があるなとあらためて思った。

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2025年03月31日

Posted by ブクログ

基本に忠実に書かれたものだが、それでもわからない単語があった。
何度も読んで、そらんじることができるようになりたい。

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2024年12月10日

Posted by ブクログ

金利・為替・株式など金融に関わる様々な知識について幅広く解説した一冊。具体的な過去の出来事などの説明と合わせて分かりやすく、次はそれぞれについて深く学びたいと思わせる書籍だった。

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2021年07月17日

Posted by ブクログ

分かったような、分からなかったような!!
語り口とか表現とか分かりやすいけど
単純に後半自分の集中力が枯渇してしまった!

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2024年12月11日

Posted by ブクログ

タイトルの通りの本。金融関連ワードが広く拾い上げられている。ここで紹介されている単語の意味は全て理解しておきたいところ。

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2024年06月24日

Posted by ブクログ

タイトルの通り、金融の基本について簡単にまとめられている。
既知の知識があったので、スムーズに読むことはできたが、平易な文であるものの理解が難しいところは否めない。

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2023年12月23日

Posted by ブクログ

金融をキーワードとした内容を8章に分けて解説。
この大学の教科書のような装丁よりはハードルは低い印象です(見た目が難しそうと、先入観持っている人も多いと思う。)。

構成は以下の8章です。

1章:金融はなぜ大切なのか
2章:コーポレートファイナンスの基本
3章:株式市場
4章:債券市場
5章:金利を理解しよう
6章:外国為替
7章:投資の基本
8章:新しい金融の流れ

このうち、個人投資家的にはとっつきやすいのが、1〜4章,7章です。5,6章は経済学の世界でもあるのでもう何度か読んだり類書を読んで知識をブラッシュアップ、上積みして行きたい(1センテンスに凝縮されている感じなので本が薄い分、中身が濃い)。

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2023年02月09日

Posted by ブクログ

金融の話は複雑でなかなか理解が難しいですが、本書の説明はシンプルで素晴らしく分かりやすかったです。企業の会計から金融商品や金融政策までの幅広い範囲を、コンパクトなページ数に収めているところも凄いです。

ただ、本来複雑な話を分かりやすくしたトレードオフとして仕方がないのかもしれませんが、用語の定義などはクリアに分かる反面、金融のメカニズムや因果関係の説明は基本的にレトリックであって理論的ではありません。分かったような気がするけど実際は本書だけで本質を理解するのは不可能でしょう。

しかし、日銀当座預金を銀行が自由に使えるお金だと書いて、量的緩和政策が目標にするマネタリーベースを民間への通貨供給、とする説明はさすがに間違っているのでは?と素人目にも思ってしまいました。分かりやすくするために意図的に書いてるのかもしれませんが。

金融の話をする中で、企業の従業員や消費者がほぼ登場しないのが怖いです。お金の世界が株主、投資家、経営者たちを中心に動いている感じ。

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2022年12月25日

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