2回読んだ。メモを取りながら。
すごく映画が観たい。ただ簡単に見れるものではないので、何とかして観たい。
こんな学校が増えればいいし、こんな先生が増えればいい。
ここでも最近読んだ三好さんの本にある、「利用者が嫌がることをしない」に通じることが教育理念としてあった。
つまり「自分がされていやなことは、人にしない、言わない」である。
大事なことをすることと、ダメなことをしないこと。その両輪だと思っていたけど、教育効果が高まるのは、ダメなことをしないことが土台にあるように思う。ダメなことをしない土台があることで、大事なことが積み重なっていく。そういう意味で教育は順番だし道理だ。
花が育つには、種をまいて、水をやり、雑草をとって、根を張りながら、伸びて育って花を咲かす。大空小学校では安心して学び合える空気をつくっていくことに尽力していた。安心感だ。何をどう教えるかという指導要領的なものよりも大事なこと。
主体性を大事にしていた。自分がやるから力がつく。
学校は頑丈なスーツケースのようだとは何ともわかりやすい例えだった。
子どもをよく見る。感じる。気づく。
木村さんのような校長のリーダーシップで働ける先生、また登校できた子どもと保護者が羨ましく感じる。この時の精神から今はどれだけ進化しているのだろうか。
そういう意味で次の代に引き継ぐことの困難さを感じる。異動や退職に伴う構造的な制約もあるし、単に人の問題でもある。
でもこうして本にして映画にもなってると、必ず伝染する。
こんな学校を増やすために続いていきたい。
【メモ】
ジャッジしない
子どもに学ぶ。
どんな力を高めたいか
○自分がされていやなことは、人にしない、言わない
子どもの声を聴く。耳を傾けようとする姿勢
見ようとする大人になるとともに、子どもが安心できる居場所をつくる。
この大人は自分を裏切らないと思える大人にしか、子どもは本当のことを言わない。
自分の学校は、良い学校。そこで学ぶ子どもが、心からそう言える。それが本当に良い学校なのだ。
本音でぶつかると、本質は見つかる
いろんな子が、いろんな発想をする。そして、みんながそれを認め合う。そんな空気のなかで育つことが、すべての子どもに必要です。
すべての子どもがその子らしく、存分に自分の力を高める場所が学校
自分の学習に集中する
その子らしさの質を上げよう。その子のありのままの質を上げよう。
子ども同士の学び合いです。
子どもにとって本当の支援とは
形に入れない子は必然的に学校には来られなくなる。
最近の学校はとても頑丈なスーツケースのように見える。長い棒のように尖った子は、端っこをポキンと折らないと入られない。まんまるの大きなボールのような子だと、ふたが閉まらないからダメ。でも風呂敷ならどうでしょう。
その子といっしょに学べるにはどうしたらいいか。その発想をみんながもてたら学校現場は変われる。
子どもには相手を理解しなさいではなく、私らとどこが違うのか一回見てみようか。
その子のためになることは、ほかの子のためにも必ずなる。
自分で気づく、考える、人に伝える。この力の源は主体性。
さよならメッセージ。最後の1行まで絶対書く。裏には書かない。
自分からやるが大事。自らの意志で自分らしくやるのが一番力がつく。
自分がら気づいて動く行動パターンは、すべての子どもにとって重要。
中学校入学準備セミナー
避難訓練通りに動いた宮城県石巻市の大川小学校では多くの子どもたちの命が奪われた。個々に逃げた釜石市の子どもたちは助かりました。
災害があったときに命を守るため何よりなくてはならないのは体力だ。体を鍛えなくてはいけない。
わかる子に聞けば、わからない子もわかる。わかる子はもっとわかる。
何か話をする際に準備をすることを一切やめました。
自分の存在感が薄まる気がして不安になる。
子どもと子どもの通訳に徹する。
子どもの話を聴く力。
校長は責任。教職員は責務。
対等でない場所に、学びは成立しない。
大人にどうしたん?と聞かれると子どもは安心する。子どもが安心して学び合える空気をつくっているかを大切にする。