作品一覧

  • 北條民雄集
    4.8
    1巻1,045円 (税込)
    北條民雄(1914-37)は19歳でハンセン病の宣告を受け全生病院に入院してから僅か三年半で夭折した.隔離された療養所で様々な差別・偏見に抗しつつ身を刻むようにして記された彼の言葉は絶望の底から復活する生命への切望を証しする文学であった.川端康成によって見出されたこの稀有の作家の文章を,小説,童話,随筆,書簡,日記から精選する.

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  • いのちの初夜
    4.4
    1巻704円 (税込)
    慟哭したし。泣き叫びたし。この心如何せん――。若くしてハンセン病と判断された北條民雄は、絶望を抱え療養所に入る。死と隣り合わせの状況で見つめた「いのち」と「文学」。私小説の金字塔、ついに復刊!
  • 北條民雄 小説随筆書簡集
    4.7
    1巻2,398円 (税込)
    ハンセン病療養所での隔離生活という極限状況で創作されたすべての小説(完成作品)を中心に、川端康成や中村光夫と交わした数多くの書簡、一部の未完小説と随筆も収録。創作期間わずか数年で夭逝した天才作家の、魂の軌跡を辿る。

ユーザーレビュー

  • いのちの初夜

    Posted by ブクログ

    徳島で育って小中とハンセン病についての学習もしてきたのに、なぜこの人を知らなかったんだろう。。
    当時の患者の生活を追体験すると、あまりにも未来が見えなくて息苦しくなる。

    病気が進行して体が侵されていき、死ぬに死ねない。残ったものを「人間じゃありません」を言うのは酷いと思ったら、「生命そのもの、いのちそのものなんです」と。酷いと思うのは少し場違いだと感じた。
    絶望して苦悩して戦ってきた人にしか思えない血の通った発想だった。

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    2026年05月11日
  • いのちの初夜

    Posted by ブクログ

    読書前メモ:国立ハンセン病資料館訪問にあたって。
    読書後メモ:(感想)
    「死」ってなんだろう?「生きる」ってなんだろう?衝撃だったのは重病患者の世話から学校の先生まで全てハンセン病患者でまかなっていたこと。入所した人は重病患者の病室にまず入らされること。自分の末路や行末を嫌でも直視しなければならない、絶望だったろう。でもその中でも『吹雪の産声』のように、死んでいく人だけではなくて、新しい生命が絶望の塊のような場所でも産まれてくることに尊さを感じる。
    私はハンセン病集団訴訟が勝訴した後の生まれだから、名詞だけ知っていて、あとは何も知らない状態。私よりも後に生まれた世代は尚更そうで、絶対にこの歴史

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    2026年03月07日
  • いのちの初夜

    Posted by ブクログ

    暗いけど、真っ暗じゃない、逆に生きる希望を感じた不思議な作品でした。
    メメントモリってこういうことだと思った。

    0
    2025年09月17日
  • いのちの初夜

    Posted by ブクログ

    実際にハンセン病にかかった人間にしか書けない凄みがある。著者自身が感じたことやその目で見たものが土台があるからこその現実感があり、単に残酷な状況という話では終わらない説明のつかない複雑な心境になる。

    0
    2025年08月23日
  • いのちの初夜

    Posted by ブクログ

    ハンセン病に巣食われそうになっても、たくさんの苦悩が降りかかろうと、命のかがやきは絶やさずに明日を生きようとする姿に感銘を受けた。

    ハンセン病になったわけじゃないけど、自分も苦労をしたから、絶望のさなかにいるときの心情は痛いほどに共感した。

    0
    2024年11月20日

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