前田裕之の作品一覧
「前田裕之」の「実録・銀行 トップバンカーが見た 興亡の60年史」「景気はなぜ実感しにくいのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「前田裕之」の「実録・銀行 トップバンカーが見た 興亡の60年史」「景気はなぜ実感しにくいのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
久しぶりにビジネス書で読んでいてワクワクしました。「失敗の本質」を再読しようと思っていたらちょうど書店にあり解説書くらいの気持ちで手に取りました。
でも、まったく違いますね。(タイトルで少々損している気が。。。)
「失敗の本質」がどのようにして生まれたのか?からスタートしていますが、その後は野中先生の組織論についての足跡をたどる一冊。
野中理論を体系だけで入り口を紹介しているので気になったところに関しては関連書籍を読み込むのが良さそうですね。まずは
・二項動態経営
・知識創造企業
を読みます。(2冊ともそこそこボリュームあるので時間をかけて丁寧に読む予定)
それ以外にも気になる書籍
Posted by ブクログ
2015年に出版された本で、前から読みたいと思っていたのですがやっと読む時間ができました。読む前の期待感はかなり高かったのですが、期待は裏切られませんでした(合理的期待形成ができました)。岩井氏の貨幣論、資本主義論、法人論は別の本でなじみがありましたが、序盤に書かれている生い立ちや少年時代、そして東京大学やMIT留学時の話などは「私の履歴書」を読んでいるようで新鮮でした。子供のころはじめて読んだ本が図鑑で、それが自分の思考回路を決めたと著者が述べているように、岩井氏は物事を俯瞰的に見たうえで、各人の主張を位置付ける、ということが特徴的だと思います。一言で言えば視野が恐ろしく広い、ということで、
Posted by ブクログ
主流の新古典派経済学を批判する様々な学説を打ち出してきた岩井克人氏の経済学者としての人生をインタビューを基に辿る。
知的にエキサイティングな内容で、大部だがのめり込んだ。経済学者として没落したと著者は自嘲するが、著者の貨幣論をはじめとする学説にはかなり説得力を感じた。
岩井克人氏というと、高校教科書に載っていた『ヴェニスの商人の資本論』の印象が強く、経済思想家みたいなイメージを持っていたが、バリバリの数理経済学者だったと知り、驚いた。しかし、流石に文章がうまい。自分は数式はよくわからないが、岩井氏の定性的な説明はとてもわかりやすく、納得させられるものだった。
Posted by ブクログ
経済学者が自分の人生の歩みと合わせて経済学を語っています。著者の著作に慣れ親しんだ読者であれば、読んでみる価値は十分にあるでしょう。また、タイトルだけ見ると難解な印象を受けますが、インタビュー形式で進んでいくので、専門的な注釈を除いては、わりと読みやすかったです。
今回、この文庫版で再読してみると、経済学者というだけでなく学者として人生をまっとうしようとする姿勢が強く伝わってきました。アメリカの有名大学での研究生活を「絶頂」、その後の東京大学への就職を(少なくとも当時は)「没落」として捉えるあたりは、学者としての氏の人生観を反映しているように読めます。この点は、氏の妻であり作家である水村美苗