経済学の壁:教科書の「前提」を問う

経済学の壁:教科書の「前提」を問う

ビジネス・実用
2,178円 (税込)

10pt

3.0

学派の「壁」を越える、初めての知的冒険

現代経済学への批判が絶えない。日本の大学では、標準的な履修コース(ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学)が普及しているが、学生の間からは数式やグラフばかりで学習する意味を見出せないとの声をよく聞く。「経済学は役に立たない」と切り捨てるビジネスパーソンも少なくない。
経済学とはどんな学問で、根底にはどんな考え方があるのか? 経済学の「前提」をよく理解せずに教科書や入門書を手に取り、経済学を学ぶ意義が分からないまま、消化不良を起こしてしまう人が多いようだ。
そこで、本書では主流派と異端派の諸学説の原典や基本的な考え方を網羅し、経済学という学問の本質を掘り下げたうえで、経済学との付き合い方を提言する。
著者は日本経済新聞で、日本銀行や大蔵省をはじめとした経済官庁や銀行などさまざまな業界を取材する一方、岩井克人『経済学の宇宙』を手掛けるなど、ジャーナリズムとアカデミズムを自由に行き来してきた、経済論壇では稀有の存在だ。正統派と異端派の学派の壁を軽やかに飛び越え、一冊で経済学のすべてを描き切った渾身の経済学案内。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    白水社
  • タイトル
    :
    経済学の壁:教科書の「前提」を問う
  • タイトルID
    :
    1243023
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年10月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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経済学の壁:教科書の「前提」を問う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とあるセミナーで推奨されていたので手にしてみた。元新聞記者の立場(学者ではない)立場から、経済学の全体感を捉えに行く視点で書かれている。学者になると所属する学派への忖度から、他の学派への正しい理解が期待しづらい事から、客観的な視点で解説を期待した。

    前半は各学派の説明が主で正直退屈。限られた分量の中で膨大な量をまとめるので、個別の議論が薄くなるのはやむを得ないか。後半いくつかハッとした内容あったのでメモ。

    比較制度学:
    制度が誕生した経緯、変化、地域による違いに目を向ける理論。日本の終身雇用制度は、大多数の企業が採用しているため、個々の企業も採用するのが望ましく、社会全体に定着しているため。

    制度的保管性:
    経済システム構成する様々な制度は、相互に保管し合っている。日本企業の株主持ち合い制度は、戦後GHQが発端。株価下落と買い占めを防ぐために企業グループ内で株式を持ちあった。内部昇進制度、長期雇用、企業内組合などと補完しあって安定したが、低成長環境下、改革を妨げる壁になっている。

    新古典派:
    根本のところで日本社会に固有の文脈に適合していないため、世間一般の認識とずれがち。

    ★日本の場合、学会は新古典派、政界はケインズ経済学が根強い。(アベノミクスの金融緩和政策はケインズ制作の一種だった)

    0
    2023年07月18日

    Posted by ブクログ

    現代における経済学おさらいの本 学者には書けない全体観・網羅性ではあるが
    ウィキペディアのコピペの印象 論点に深みがないのは「GE盛衰記」の真逆
    経済学について頭の整理には多少役立ったかなという程度 残念 そもそも困難
    1.ケインズvsシュンペーターは短期vs長期ではない
     ケインズは大恐慌という眼前の火事を消火するのが最優先事項と認識
     
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    0
    2022年08月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    経済学の学説を主流派・非主流派問わず概観し、各学説の前提を明らかにしようとする、野心的で意義深い一冊。
    そしてその試みは、一定程度成功している。
    大学で経済学を専攻していた頃、主流派と非主流派の違いを明示的に扱ったテキストがないかなぁと漠然と思っていた自分にとっては、これこそ、という一冊だった。

    惜しむらくは、わかりにくい点もあったこと。その理由はいくつか思い当たる。
    一つは、(限られたページの中で数多の学説を扱うという本書の特性上やむを得ないのだが)一つ一つの学説の説明はかなり端折られていて、初めてその学説に触れる人にはわかりにくいこと。学説によって、説明がわかりやすいものとわかりにくいものがあった。そこには、一人の著者が、限られた時間のなかで膨大な数の文献の内容をまとめていることも影響していると思う。
    もう一つ、主に1章・2章で感じられたことであるが、たくさんの文献が引用されるあまり、全体を貫く骨子がわかりづらく、読みにくさを感じた。パッチワーク感があるといおうか。しかも、どこまでが引用されている文献での主張で、どこからが本書の著者の主張なのかもわかりづらい。この点は、文章の構成あるいは体裁が影響していると思う。例えば、引用文献の主張の前後に1行アキをつくる、字下げをする等の工夫をすれば解消された可能性はある。

    本書の狙いや内容は★4〜★5である一方、上に挙げた「惜しい」点があり、トータルとしては★3.5といったところ。

    とはいえ、冒頭述べたように本書の試みは非常に意義深いと思うし、関心のある読者には刺さる本だと思う。
    読んでよかった、書いてもらえてよかったと思う。

    0
    2023年01月07日

経済学の壁:教科書の「前提」を問う の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    白水社
  • タイトル
    :
    経済学の壁:教科書の「前提」を問う
  • タイトルID
    :
    1243023
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年10月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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