作品一覧

  • アフリカッ!
    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    いざ地上最後のフロンティアへ。総合商社のシステムエンジニアだった村上大輝は、念願叶いアフリカ開発部へ。新規のビジネスモデルを探すべく人類発祥の地へと飛ぶ。ところが文化の違いは想像以上。地元民を相手に、いったいどんな商売が可能なのか? ついには自ら病に倒れてしまい――エチオピアからケニア、ロンドン、そしてザンビアへ。若き日本の商社マンが、世界を舞台に暴れまわる!? 国際開発コンサルタントの著者が贈る、痛快お仕事小説。
  • 利権鉱脈 小説ODA
    4.3
    1巻1,870円 (税込)
    社会主義崩壊から間もないモンゴルのウランバートルで、日本人商社マン・加藤が命を落とした。その12年後、コンサル会社に勤める万里子は、モンゴル担当を命じられ、旧友の死の真相に近づいてゆく…。地下資源をめぐる利権の駆け引きとは。国際派経済小説!
  • 利権聖域 ロロ・ジョングランの歌声
    3.8
    1巻814円 (税込)
    菜々美の従兄・稔は8年前、新聞記者として赴任したインドネシアの東ティモール独立紛争に巻き込まれ死亡した。最後の便りはロロ・ジョングラン寺院の写真だった。週刊誌記者となった菜々美は、インドネシア・中部ジャワ地震の現地取材で、NGOボランティアや国際開発コンサルタントの日本人と出会い、国際協力の裏側を知る。稔の死に芽生えたある疑念とは。国際援助のあるべき姿を問う、第1回城山三郎経済小説大賞受賞作。
  • 老後マネー戦略家族!
    3.6
    1巻792円 (税込)
    定年が近づく父、専業主婦の母、仕事を辞めた息子に学費のかかる娘……。老後や将来への不安から、山田家は顔を合わせればケンカばかり。しかし勇気を持って踏み出した先には、めくるめく財テクワールドが待っていた! 目標額は三〇〇〇万。崖っぷち中流家族の奮闘がここに始まる!

ユーザーレビュー

  • 老後マネー戦略家族!

    Posted by ブクログ

    60年代生まれでバブル社員の夫、専業主婦の妻、銀行に一年勤めて退職して家に籠る長男、そして大学3年生の娘、といった典型的な一般家庭。
    老後、親の介護、就職や仕事に対する考え方の世代間ギャップ、社会や地域活動、副業、合同企業創業等々。

    0
    2021年06月23日
  • 利権聖域 ロロ・ジョングランの歌声

    Posted by ブクログ

    松村美香『利権聖域 ロロ・ジョングランの歌声』角川文庫。

    古本屋で眼にし、第1回城山三郎経済小説大賞受賞作に惹かれて購入。単行本は2009年の刊行。

    その後の著作が極めて少ない作家だが、女性作家とは思えない硬質な文章と慎重なストーリー展開は好み。

    変わりゆく世界情勢。微妙なバランスの上に成り立つ西と東の関係はいつ壊れてもおかしくはない。国際経済協力、海外ボランティア。巨大な資金が動くところには人間の欲望が渦巻き、必ず利権が発生し、悪が生まれる。いつの時代も、どこの国でも変わらない出来事。

    主人公の週刊誌記者・藤堂菜々美は8年前にインドネシアの東ティモール独立紛争に巻き込まれ、死亡した新

    0
    2021年02月02日
  • 利権鉱脈 小説ODA

    Posted by ブクログ

    読み終えて、「スゴイ」っていう言葉が
    思わずでてしまった。

    開発コンサルタント 櫻井万里子の 仕事ぶり。
    仕事にかける想い。
    おじいちゃんは、軍隊のえらい様。
    お父さんは、経済企画庁のえらい様。
    万里子は、現場を大切にして 国際開発コンサル会社に勤める。
    アラフォーで、独身。アフリカ、モンゴルっていう国を平気で
    駆け回る。大和撫子という表現を超えた芯の強さ。
    経済通産省の官僚 水谷からは 女軍曹とさえいわれる。
    万里子には、モンゴルで死んだ加藤への想いもあった。

    人口 270万人のモンゴルの 開発コンサル。
    地域都市計画つくりを進めるが、結局は資源がらみ。
    モンゴルには 天然資源が多くある

    0
    2018年02月18日
  • 利権鉱脈 小説ODA

    Posted by ブクログ

    ※私的メモ

    【出会い】
    同僚の紹介。業界小説。

    【概要】
    ODA案件をめぐる関係者間の利権の綱引きとりそうとの葛藤を描く。

    【感想】
    新感覚の経済小説であり、日本の開発援助史と業界のリアルな感覚を知る入門書としても秀逸。
    現場に身を置いているだけあって、日常や心理のディテール描写はかなりマニアック。

    援助村は小さいながら多様なアクターが非常に異なる価値観を持っている中で、経産官僚を(外務ではなく)主役のひとりに置いている設定がきいている。
    しかも、実施機関への出向者という立場がおもしろい。

    ざっくばらんな感想としては、よく仕事しながら書けたなということと、クライアントについてもあけす

    0
    2014年02月09日
  • 利権聖域 ロロ・ジョングランの歌声

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    後輩が半年以上前に貸してくれた本。

    研修旅行でインドネシア行く前に読んどけば良かった〜。激しく後悔。

    まあそれはともかく、内容は、

    全体的にはODAについての表裏を語っているんだけど、

    小説のストーリーのなかにその内容が散りばめられているので、

    そこまで硬い内容というわけでなく、

    そしてそれ以外のストーリーがそれなりに成り立っているので

    ODAのことわかんない人でも楽しめそうな本だった。

    最も自分はODA、しかもインドネシアのODAについての話だったからフィクションだったけど非常に面白かった。

    この本を読み終えて、非常に単純な思考回路の私は、

    就活終わったら海外ボランティア

    0
    2014年01月22日

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