篠崎紘一の作品一覧
「篠崎紘一」の「悪行の聖者 聖徳太子」「阿修羅 悪行の聖者 聖徳太子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「篠崎紘一」の「悪行の聖者 聖徳太子」「阿修羅 悪行の聖者 聖徳太子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
面白かった!
久々の歴史小説、楽しかった。
歴史小説の面白いところは、史実をもとに隠された秘密や経緯が、作者の想像力(創造力)によって、ものすごく壮大に、あるいは、逆説的に描かれたりして、「そういうことだったのか!」とか「そうきたかー!」的な、一種の感動的な発見があるところだと思う。
その意味では、この小説、最高だった。
「血ぬられた手で仏を求めて彷徨する、聖徳太子の光と影を見事なまでに描ききり、古代史小説に新生面をひらく傑作の登場」!
「近親相姦の果てに産み落とされ、叔父・崇峻天皇を我が手にかけ、殺生と偸盗と邪淫の三悪に染まりつつも、この国を仏教によってまとめようとする、悪行の…いや、逆
Posted by ブクログ
聖者とか呼ばれている人も、普通の人間と同じように悩むんだなぁと。
人間なんて生まれた時点では、みな同じはず。
そこからどうやって生きて、体験したこと、感じたことから洞察し自分にフィードバックできるかが、その人をより人間らしくできるのだと思う。
そう考えると、聖者と呼ばれる人ほど、経験から学び取ることが多いのでは、と。
この本の聖徳太子像は超人ではなく、人に近い。そして、悩んでいることも現代の人に置き換えられるから、共感もできる。
#ここまでどろっどろの家庭もないかもだけど。
1500年前のことで、フィクションの部分も多いんだろうけど、これも解釈の一つしてはとても面白いです。