篠崎紘一のレビュー一覧

  • 悪行の聖者 聖徳太子
    面白かった!
    久々の歴史小説、楽しかった。

    歴史小説の面白いところは、史実をもとに隠された秘密や経緯が、作者の想像力(創造力)によって、ものすごく壮大に、あるいは、逆説的に描かれたりして、「そういうことだったのか!」とか「そうきたかー!」的な、一種の感動的な発見があるところだと思う。

    その意味で...続きを読む
  • 言霊 大伴家持伝

    万葉集を世に出すための様々な困難が描かれていて、史実だけでなく当時の人間の霊に対する姿勢や思想が非常に興味深く、面白かったです。
  • 言霊 大伴家持伝

    万葉集時代のスピリチュアリズムが面白い。史実を中心にするものではないですが、古代の人の世界観というか、つい引き込まれそうになりました。
  • 悪行の聖者 聖徳太子
    学校の社会の授業で習った聖徳太子は何だったんだろう?
    そもそも聖徳太子って名は使われていなかったのか?。
    10人の話を同時に聞き分ける等の超人的なところも宣伝効果を狙った政治戦略だったとは。
    日本の歴史上の人物に「偉人」や「天才」は多くいるが「聖人」と聞いてすぐに頭に浮かぶ唯一の存在と思っていた聖徳...続きを読む
  • 悪行の聖者 聖徳太子
    聖者とか呼ばれている人も、普通の人間と同じように悩むんだなぁと。

    人間なんて生まれた時点では、みな同じはず。
    そこからどうやって生きて、体験したこと、感じたことから洞察し自分にフィードバックできるかが、その人をより人間らしくできるのだと思う。

    そう考えると、聖者と呼ばれる人ほど、経験から学び取る...続きを読む
  • 阿修羅 悪行の聖者 聖徳太子
    歴史小説ってやっぱり面白いと改めて思いました。特に聖徳太子には存在の有無を始め、諸説あるし。こういう聖徳太子もなるほどーーーっと。