小針誠の作品一覧
「小針誠」の「アクティブラーニング 学校教育の理想と現実」「〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「小針誠」の「アクティブラーニング 学校教育の理想と現実」「〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は、教育現場を席巻する「アクティブラーニング」の、これで生徒は主体的・能動的に学ぶようになる「はず」、生きる力が高まる「はず」という前提を、本当にそうなのかどうか検証し、大正時代、戦時下、戦後、平成以降と教育史をたどりながら、「アクティブラーニング」が強力に推進される背景について考察した本である。
「アクティブラーニング」という言葉は現在、公式には使われておらず、「主体的・対話的で深い学び」と言い換えられているが、考えてみると「主体的」と「深い」は、実は何も言っていないに等しい。「主体的」も「深い」も、目指すべき望ましい学びに決まっているからである。「隷属的で浅い学び」など「学び」では
Posted by ブクログ
2020年コロナ前、センター試験を共通テストに変える変革で世間が騒がしくなってきた2018年の一冊。大学では、やたらと「授業にアクティブ・ラーニングを導入しているか」という調査、問い合わせが、教員に対して始まっていた時期。
本書は、「学校教育においてアクティブ・ラーニングを実施せよ!」というお達しを受けた困った教員が手に取る「アクティブ・ラーニング」ハウツー本ではありません。政策として導入(強制)されようしているこの「アクティブ・ラーニング」とか「主体的・対話的で深い学び」の問題点を、教育研究者の著者がどちらかというと批判的に論じている内容です。
「アクティブ・ラーニング」とは何なのか?そ