作品一覧

ユーザーレビュー

  • アクティブラーニング 学校教育の理想と現実

    Posted by ブクログ

    アクティブラーニングが叫ばれ始めたときに読んだ。アクティブラーニングの良さを解説する本かと思いきや、全くの逆で、さまざまな視点からひたすら課題を挙げてくれる良書。
    成城小学校のドルトンプランや、奈良の学習法など、現代のアクティブラーニングに繋がる教育法と、なぜそれが失敗に終わったかが、丁寧に解説されている。

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    2024年01月17日
  • アクティブラーニング 学校教育の理想と現実

    Posted by ブクログ

     本書は、教育現場を席巻する「アクティブラーニング」の、これで生徒は主体的・能動的に学ぶようになる「はず」、生きる力が高まる「はず」という前提を、本当にそうなのかどうか検証し、大正時代、戦時下、戦後、平成以降と教育史をたどりながら、「アクティブラーニング」が強力に推進される背景について考察した本である。
     「アクティブラーニング」という言葉は現在、公式には使われておらず、「主体的・対話的で深い学び」と言い換えられているが、考えてみると「主体的」と「深い」は、実は何も言っていないに等しい。「主体的」も「深い」も、目指すべき望ましい学びに決まっているからである。「隷属的で浅い学び」など「学び」では

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    2018年06月15日
  • アクティブラーニング 学校教育の理想と現実

    Posted by ブクログ

    2020年コロナ前、センター試験を共通テストに変える変革で世間が騒がしくなってきた2018年の一冊。大学では、やたらと「授業にアクティブ・ラーニングを導入しているか」という調査、問い合わせが、教員に対して始まっていた時期。

    本書は、「学校教育においてアクティブ・ラーニングを実施せよ!」というお達しを受けた困った教員が手に取る「アクティブ・ラーニング」ハウツー本ではありません。政策として導入(強制)されようしているこの「アクティブ・ラーニング」とか「主体的・対話的で深い学び」の問題点を、教育研究者の著者がどちらかというと批判的に論じている内容です。

    「アクティブ・ラーニング」とは何なのか?そ

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    2024年12月20日
  • 〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子

    Posted by ブクログ

    他の方も指摘されているが、この本で知った意外だった事実は任期付教員が多いという話。これって関西に限った話なのか、首都圏もそうなのだろうか。
    過去、小学受験は女子が相対的に多く、女子大系列校に一定の人気があった。
    現在は女子大は不人気であり、人文系ないし文系だけの大学は人気が低下する方向にある。こうした情勢を受け、個別の小学校の人気も大きく変化していくだろう。

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    2023年09月09日
  • アクティブラーニング 学校教育の理想と現実

    Posted by ブクログ

    近年教育界で注目が集まるアクティブラーニングについて、批判的に検討している。
    アクティブラーニングや主体的・対話的で深い学びの実現を前提として教員養成の教育を受けている自分にとって、ハッとさせられるような、裏側を見たような、鋭い視点を得られた一冊だった。

    印象に残ったのは、学ぶのは子どもであるということ。主体的・対話的で深い学びを実現するのは子ども自身であって、教師ではない。主体的・対話的で深い学びを教師が「つくって」満足するのではなく、本当に子どもがそういった学びをできているのか。学習と教えることの本質について考えさせられた。

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    2023年01月08日

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