作品一覧

  • イデオロギーの崇高な対象
    -
    1巻1,650円 (税込)
    現代思想界の奇才による、実質的に最初の書物にして主著。難解で知られるラカン理論の可能性を根源から押し広げてみせ、全世界に衝撃を与えた驚異の書。新装版。
  • 「進歩」を疑う なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか
    4.0
    1巻1,375円 (税込)
    今こそ世界の欺瞞に目を向けよ! 大規模気候変動、核戦争の危機、シンギュラリティの脅威、テクノ封建制……加速度的に発展しながら着実に破局へと突き進む人類は、本当に「進歩」しているのか? 無知と危機、怒りと陰謀が終わりなく循環し、明日も変わらぬ暮らしが続くことが人々の第一の関心事であるこの世界の本質を凝視せよ!世界を代表する現代思想の奇才が、加速主義から斎藤幸平の脱成長コミュニズム、映画『シビル・ウォー』や『PERFECT DAYS』までをも縦横無尽に議論の俎上に載せながら、これまで「進歩」の概念が覆い隠してきた欺瞞を暴き、地球規模の惨事に備えるための新たな連帯を構想する!
  • 戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか
    4.3
    人類の”大惨事”は避けられるか? 気候変動、生態系の破壊、食糧危機、世界大戦――人類の破滅を防ぐための時間がもう残されていないのだとしたら、我々は今何をなすべきなのか?パンデミックを経てますます注目される現代思想の奇才が、西欧と世界で今起きている事象の本質をえぐり、混迷と分断渦巻く世界の「可能性」を問う。

ユーザーレビュー

  • 戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     奇を衒ったレトリック、飛躍と逸脱、アイロニーに貫かれたアクロバティックな論理のひとだと思っていたジジェクが驚くほどまともなことを書いていることに驚かされる。それだけこの世界が常軌を逸しているということなのか。本書後半の「テクノ・ポピュリズム」にかんする言及は、まさに日本における「チームみらい」的な政治勢力が登場する的確な説明となっている。

     表紙にスパナと麦とペンを握る3つの拳が書き込まれた赤いシャツを着て写るジジェクは、「グローバル資本主義」という真の敵を見誤ってはならない、そのためにはウクライナの嘘や間違いを果敢に批判しつつ、断固としてウクライナの側に立たなければならない、と繰り返し主

    0
    2026年04月25日
  • 「進歩」を疑う なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか

    Posted by ブクログ

    進歩主義を疑う視点を身につけられる。
    様々な思想は、良い面もあれば。欠点もある。どれだけ素晴らしいものでも、その性質があるが故に、陥る穴がある。そして、その弱点は、その思想が見落としている側面による。

    ファシズム系の展望には保守的な近代化がある。伝統的イデオロギーが出てくると厄介

    科学が環境問題を生み出しているが、科学を捨てて問題解決はない
    地球工学という考え方があるが、地球規模の協調が必要
    大文字をうたがうさいには、ソクラテスに帰れ
    右派ポピュリズムの悪循環もきりがはれるときがある
    既存の枠内では、運命が予め決まっているかのように見えるが、それでもこの枠組みを変えることはできる。
    →今の

    0
    2025年09月15日
  • 戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか

    Posted by ブクログ

    どうしてこんな世の中になってしまったのか,それはどうして変わらないのか,であれば我々は何をすべきなのか?
    出版されたのがちょうど1年前でトランプ再選前である.世の中の動きがあまりにも早いのであるが,本書の内容に時代からずれているところは一切ない.ウクライナへの対処が極めて重要であることをよく理解した.
    自分の知識と読解力では難しいところがあるので,もう一度読み直してみよう.
    原著のタイトルは Too Late to Awaken.ちょっとこの日本語タイトルはよくないかな.

    0
    2025年05月11日
  • 「進歩」を疑う なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか

    Posted by ブクログ

    ジジェクの時事的な文章を集めたもの。アジテーション的な文章のため、訳者も言及しているようにところどころ危うい解釈も入り混じる。特にいまさら量子力学的な解釈に寄りかかって比喩的に使う必要なんてないだろうに。まあそんなことは委細構わず突き進む強さがジジェクの文章にはあり、稀代のアジテーターだけあるという感じ。特に最終章の否認の概念には共感できるところがあり、ダメかもしれないと思いつつも変えるべく動くという考え方はいま求められている思想なんだと思う。
    その他、多くの新しい思想にも言及されていてその意味でもいい紹介になっている。

    0
    2025年09月15日
  • 「進歩」を疑う なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか

    Posted by ブクログ

    イアン・ブルマと並行して読んでいると、ジジェクの言う「メビウスの輪」というのが実感できる。植民地主義への批判は真っ当だが、ポストコロニアルの現地の政府が横暴な専制、暴政を行う。「悪手かより悪い手か(前門の虎、後門の狼)という選択しかないように見える」。なるほど。惨事の脅威に立ち向かうよう求められている現代、同時に「管理された世界の一見正常な構造やリズムこそが究極の惨事であるという点を念頭に置く必要もある」と。

    人類が目指しうる唯一の疑いなき「進歩的」目標は単純な生存なのだ、というのは深く納得。
    ソクラテス革命が必要。詭弁家(ソフィスト)たちが演じる空虚な詐術がポリス(都市国家)の伝統をもっと

    0
    2025年09月01日

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