【感想・ネタバレ】戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきかのレビュー

あらすじ

人類の”大惨事”は避けられるか?

気候変動、生態系の破壊、食糧危機、世界大戦――人類の破滅を防ぐための時間がもう残されていないのだとしたら、我々は今何をなすべきなのか?パンデミックを経てますます注目される現代思想の奇才が、西欧と世界で今起きている事象の本質をえぐり、混迷と分断渦巻く世界の「可能性」を問う。

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Posted by ブクログ

どうしてこんな世の中になってしまったのか,それはどうして変わらないのか,であれば我々は何をすべきなのか?
出版されたのがちょうど1年前でトランプ再選前である.世の中の動きがあまりにも早いのであるが,本書の内容に時代からずれているところは一切ない.ウクライナへの対処が極めて重要であることをよく理解した
自分の知識と読解力では難しいところがあるので,もう一度読み直してみよう.
原著のタイトルは Too Late to Awaken.ちょっとこの日本語タイトルはよくないかな.

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのヨルダン川西岸に対する姿勢に対する、西側諸国の欺瞞。抗議しているように見せかけて、内心現状肯定、現状を存続させることを願っているというウォークネスの偽善的態度を喝破している。
アメリカやヨーロッパの新右派がウクライナ支持を躊躇、これがロシアの姿勢を反映しているように見えるのは不思議ではない、両者はグローバル文化戦争の同じ側、二つのバージョンだという説明も分かりやすい。だからこれを機に、軍事行動だけでなく、生態系破壊の危機を防ぐような暮らし方に切り替え、旧植民地諸国に借りがあることを認めるべきだ、と。
アサンジは、自由を脅かす最も危険な脅威は公の公権力からもたらされるのではなく、我々が自由を束縛されている状態を自由と認識した時に生じることを明らかにした、という分析も、現代の”利便性”にどっぶり浸かって生きている人間としては耳が痛いけれど、でもその通りだと思う。

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2024年08月05日

Posted by ブクログ

世界の危機的現象「四騎士」(疫病・戦争・飢餓・死)により世界は壊滅へと動き出している、と言う。ロシアvsウクライナも双方に「平和維持の為の戦争」と言う理屈から多くの国民の死を伴っても未だ解決しない。それは「非合理的な欲望」が混載された状況で「権威主義」を捨てることができない国家が増えてきている所為でもある、と言う。スパイ行為、情報漏洩事件としてスノーデン、アサンジは国家の監視体制(我々全員が監視されている状況)を世の中に告発した例であり、歪められた「情報の透明性」は極めて難しい事と世に蔓延る怠慢な政治家が言う「真理・真実」とは真に受け入れがたい。その為には国民が「何もしない傍観者」ではなく、目覚め活動する力が必要だという。

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2025年05月31日

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