作品一覧

  • 日本漁業の不都合な真実(新潮新書)

    日本漁業の不都合な真実(新潮新書)

    小説・文芸

    3.0
    1巻990円 (税込)
    日本漁業が危うい。担い手は減り続け、生産量は40年前から7割減、30年後には漁業者がいなくなり、日本人の食卓から国産魚が消えるという声もある。中国との漁獲競争、温暖化による環境変化、エネルギーコスト上昇など、かつて世界一の漁獲量を誇った漁業を取りまく状況は極めて深刻だ。輸出拡大や企業進出、資源管理など、国が進める水産業改革は本当に有効なのか――漁業と魚食文化を守るために、渾身の論考!
  • 日本人が知らない漁業の大問題

    日本人が知らない漁業の大問題

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻660円 (税込)
    マグロやウナギが規制されると、日本の食文化が守れない? そんなの漁業の本当の危機じゃない。年々衰退し続ける漁の現場、揺らぐ卸売市場流通、定番商品ばかりの小売の店頭、ブランドや養殖への過剰参入、的外れの政策のオンパレード、そして失われゆく魚食文化……新聞やテレビでは報じられない、日本漁業を取りまく深刻な構造問題を気鋭の水産学者が徹底検証。余命数十年ともいわれる漁業と魚食の今とは――。

ユーザーレビュー

  • 日本人が知らない漁業の大問題

    Posted by ブクログ

    p97以下の「卸売市場システムは近代の傑作」は日毎に季節毎にめまぐるしく変化する水産資源を安全に効率的に消費する素晴らしいシステムであることを分かりやすく述べている.それぞれの段階でプロが的確な判断をしている.大手スーパーの考える画一的な消費形態とは全く異なる発想だ.HACCPに代表される欧米由来の安全性認証システムは、それに携わる人がプロでないことを前提にしたもので、日本の卸売市場とは全く別物だとの指摘は的を射ている.

    0
    2015年06月16日
  • 日本人が知らない漁業の大問題

    Posted by ブクログ

    苦い認識とともに、希望が語られている。
    (2015年07月14日)

    「雑魚こそ可能性はある――あとがきに代えて」
    を読みました。
    あー、いい本だな。

    いや、涙が出てきた。いい「あとがき」です。
    (2015年06月11日)

    「読売新聞」(2015年04月19日付朝刊)で、
    濱田武士先生が紹介しています。
    (2015年04月19日)

    0
    2015年07月14日
  • 日本人が知らない漁業の大問題

    Posted by ブクログ

    日本人も2008年を境に魚介類より肉類の摂取量が多くなったのかぁ。食生活のガイジン化はもちろん感じるけど、若い世代がこれほど魚を食べなくなってるとは。家庭では魚をさばかず、スーパーでは年中代わり映えのしない刺身パックが並ぶ。サンマとか丸焼きしても、食べなれていない若者は骨を除くのが下手で、面倒だし食べ残しが汚くて嫌厭する。食卓でも、弁当のおかずでも、回転寿司に行っても、輸入もんのサーモン、サケばっかし食ってる日本人ねぇ。水産物の流通をめぐり、漁業者、漁協、卸売、小売そして消費者それぞれの問題を改めて学ぶ。

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    2015年07月07日
  • 日本漁業の不都合な真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

     世界全体で進みつつある食料不足は、今後確実に深刻化します。今や食料問題は重大な安全保障問題です。今の日本を攻撃するのにミサイルや戦車は必要ありません。軍事攻撃や領土の侵害といった、仕掛ける側が国際的に孤立しかねない行動を取らずとも、 日本に肥料や種子や飼料を売らなければいいのです。これなら軍事同盟である日米安全保障条約も発動しません。肥料や種子の輸入が止められれば日本の農業は1年と持たずに崩壊し、国民は飢え、日本の社会は内部崩壊するでしょう。軍事的侵略行動より食料貿易における禁輸措置のほうがはるかに実行へのハードルが低いと思われます。


     筆者の研究室には毎年、欧州諸国から留学生がやってきます。2024年にはドイツとノルウェーから3名の留学生を受け入れました。ドイツ人留学生はベジタリアンで、「畜肉の消費は環境に良くないから」というのが理由でした。また同時期に逆にドイツに留学した日本人学生もいたのですが、ドイツの大学食堂で肉料理を食べていると冷ややかな視線を浴びることが多く、否応なしにベジタリアンになってしまったといいます。 ドイツの統計では、ベジタリアンやヴィーガンなど環境に配慮して食生活に制限をかけている人が人口の1割以上いるそうです。そこまで行かなくても、畜肉を食べることが環境に負荷をかけるのはすでに常識で、多くの若者が意識して畜肉の消費量を落としているといいます。
     同じ畜肉でも、牛肉と豚肉、鶏肉では地球環境への負荷がかなり違います。国立研究開発法人である農研機構の調査によれば、牛肉の生産時に排出される温室効果ガスは、 同じ重量の豚肉の4倍、鶏肉の10倍以上です。焼き肉を月一回我慢してその代わりに焼き鳥を食べるだけでも地球温暖化対策に貢献できるのです。これなら負担感もなく、簡単で効果のある取り組みだと思います。

    0
    2026年07月19日
  • 日本漁業の不都合な真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    タイトルは扇情的なきらいがあるが内容自体は、法学部卒の銀行家から転身して水産業にまつわる研究を行うに至った筆者の漁業推進論。肩入れは立場上避けられないだろうが、社会的共通資本としての保全のあり方や、食料安全保障上の必要制などは頷く部分も多い。

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    2026年05月08日

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