横山禎徳の作品一覧
「横山禎徳」の「戦略、組織、そしてシステム」「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文(2024/10/2発売分まで)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
組織改革の目的は、「人々の行動を変える」こと。元マッキンゼーの東京支社長が、組織内の人々を動かすための組織デザインの方法を語った書籍。
人々の行動を左右する仕組み・仕掛けを「組織デザインのボキャブラリー」という。それは、例えば次のようなもの。
・人の行動を変えること、すなわち行動変容こそが組織を変える目的である。
人の行動変容は、組織デザインという、自分の組織にしか通用しない、個別、具体的なアプローチを通じて行う。
・ほとんどの組織のデザインが、素人仕事に終わっている。
組織のデザインには、意思決定や評価、人材育成などを熟知する必要がある。いかに優秀な担当でも、そのための訓練と経験を積ま
Posted by ブクログ
サマリー
循環思考とは、著者が提唱する社会システムデザインのための思考方法。社会システムとは、「生活者・消費者への価値を創造し、提供する仕組み」と定義している。一般的な表現をすれば、社会的課題を解決するために課題の構造を線形ではなく循環型で整理し、さらに解決方法も循環型で構築するという思考フレームワークである。
ロジックツリーやプロフィットツリーなどのリニア思考では、社会課題のような複雑な解決することは難しい。社会課題は、様々な要因が相互に影響しあい、さらに要因同士には因果関係があり、時間軸による変化があるからだ。
循環思考による社会システムデザインでは、課題を引き起こしている悪循環を発見