組織―――「組織という有機体」のデザイン 28のボキャブラリー

組織―――「組織という有機体」のデザイン 28のボキャブラリー

1,584円 (税込)

7pt

3.4

50にのぼるグローバル企業、公的組織をデザインした
元マッキンゼー東京支社長の集大成!

戦略による差別化が限界に達した現代の、
組織の本質を語る。

著者は東京大学で建築を学び、ハーバード大学で都市デザインを研究、マサチューセッツ工科大学(MIT)でMBAを取得。建築事務所を経て、マッキンゼーに入社。同社で2002年まで東京支社長を含め活躍し、国内外の無数の企業の組織デザインに関わった人物です。同社を退職後は、経済産業研究所、メガバンク、産業再生機構、東京大学をはじめとする大学など、さまざまな営利・非営利の組織に関わり、中でもビジネススクールを持たなかった東京大学で、エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)を立ち上げ、企画・推進責任者として、既存の大学のビジネススクールとは一線を画すプログラムを成功させたことで知られています。

本書は、国内外の無数の組織に関わった著者のエピソードを交え、強い組織のポイントをユニークなフレーズ(ボキャブラリー)を中心に説明します。経営者、管理職、リーダーにとって参考になるフレーズが必ず見つかります。(以下例)

◎「『小さな幸せグループ』こそが、組織の変化を阻害する大問題である。」⇒日本の組織の、まじめで正確なオペレーションを実現しているのは、出世に興味はなく、自分のやり方とペースで仕事をこなし、日常生活の中に楽しみを見つけている少人数のグループ。ところが、組織改革の場面では彼らが最大の障害となる。

◎「『性怠惰説』に基づく組織をデザインせよ。」⇒日本人はまじめだが、「見られていない」と感じると堕落する性質を持っている。「性善説」「性悪説」でもない性怠惰説に基づく組織づくりが重要だ。

◎「座りにくい椅子を用意する。」⇒座り心地を悪くすると、座っているよりは組織内を動き回まわって、今それまで会わなかった人に自分から出向いて行って会い、情報を手に入れるようになる。組織外にも出かけて行き、お客さんにより頻繁に会うようになる。

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組織―――「組織という有機体」のデザイン 28のボキャブラリー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年09月04日

    組織改革の目的は、人の行動を変えること。そのため、行動とその背景にある動機づけに着目し、ありとあらゆる動機づけの仕掛けを変えていくことが具体的な取り組みとなる。

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    Posted by ブクログ 2021年08月18日

    組織改革の目的は、「人々の行動を変える」こと。元マッキンゼーの東京支社長が、組織内の人々を動かすための組織デザインの方法を語った書籍。

    人々の行動を左右する仕組み・仕掛けを「組織デザインのボキャブラリー」という。それは、例えば次のようなもの。

    ・人の行動を変えること、すなわち行動変容こそが組織を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月07日

    メモ:企業活動を3つに分ける。変化対応と素早い行動は若者が得意な部分、経験の蓄積が必要な分野は老練な中年が得意な部分、しっかりした先端的仕組みつくりは両者が協同・競争する部分。それぞれに最適な人事システムをデザインする。また、事業特性に応じた意思決定パターン分けをする。

    時代を超えて理想の組織、正...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月02日

    「組織」という分かったような分からないようなものに対して、
    言語化を試みた本。
    著者はマッキンゼーの元日本代表の方だけあって、
    企業の組織を主な対象としています。

    いきなり、冒頭から
    「組織変革というのは組織の形を変えることではなく、
    組織に属する人の行動変容を変えることだ」
    といったガツンとした...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月05日

    組織論で特に前半は面白かった。後半は、具体の改革事例に乏しく、抽象的で分かりにくい部分も多かったので星3つ。

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    Posted by ブクログ 2020年04月13日

    2020年18冊目。満足度★★★☆☆ 著者の本を久しぶりに目にしたので購入。読み手を選ぶ本。マネジメント経験がない人は理解難しいだろう。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年05月03日

    元マッキンゼー東京支社長の横山氏の「組織デザイン」についての本。「組織論」ではない。氏の「組織デザイン論」の全体像を示したこと自体に意味がある。

    主体を誰にするか、ガバナンスの観点、パーパスなどの位置付けなどいろいろと自分なりには、付け加えたいところが出てくるが、それこそボキャブラリーを増やすこと...続きを読む

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