篠原匡の作品一覧
「篠原匡」の「愛知県は天下を取るがね(新潮新書)」「神山」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「篠原匡」の「愛知県は天下を取るがね(新潮新書)」「神山」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
■What( 神山に通底している考え方・価値観は? )
- 多様性を受け入れる
- 「やったらええんちゃうん?」
- 創造的過疎
■ Why( なぜそれが創発的な文化を生み出すのか? )
- さまざまな背景を持った人が神山に集まる→予想外のコラボが起こる
- 新しいことをおもしろがる→失敗のハードルを下げ、挑戦する文化を生み出す
- 人口減を前提に、積極的に人口構成を変化させる→在りたい町を創っていく
■ How( 他地域でも真似できることは何か? )
- 与件を受け入れる→地域にあるものをどう活かすかを考える
- 「来る人」「来た人」を大事にする→排斥より共生を考える
- 変わるマインドを持つ→変化を受け入れ楽しむマインドを地域住民が持つ
■ Who( 対象読者 )
- 地方創生に興味がある人
- 地域のために何かしたいと思っている人
- 神山町が好きな人
Posted by ブクログ
本書は、日本が直面する大きな課題に向き合い、現場・現実・現物から学び活かそうという貪欲な実学者には、教訓溢れる生きた教材です。
研修テクニックをまとめたビジネス書でもなく、事例集でもありません。プロセスと成果の両面から、何が人と組織のパフォーマンスを左右するのか、教訓や示唆に富む内容となっています。
人材育成は、「重要だが緊急ではない」ため、あと回しにされがちですが、その人材育成の分野において第一線で活躍する人達が真っ向勝負した画期的な試みであり、普通に考えれば公開を躊躇する赤裸々な内容だけに、非常に貴重な活動記録になっています。
新国立競技場のゴタゴタで明らかになったように、一民間企業の建設プロジェクトだったら紛糾しないものも、そこに税金が投入され、公益性を帯びた途端、プロジェクトは一気に複雑化するもの。ステークホルダーが急増し、建て前と本音が飛び交います。
課題先進国ニッポンが取り組む地方創生は、そのかたまりのようなもの。前例踏襲ではなく、限られた期間と資源で最高のパフォーマンスを引き出すためにも、人と組織のエンパワーメントは不可欠ですし、非営利活動は営利活動以上に難しいマネジメント技術が必要となります。ビジネスでは綱に正解のない課題への挑戦の連続。その意味で、地域は人材育成の最高の舞台装置だと感じます。
第一に読んで欲しいのは、シティープロモーションや地方創生に絡む行政関係者。
金太郎飴のように紋切り型の地方創生計画が量産される中、地域経営という観点で、地元の人材をどう育てるか、その時に民間の外圧とスピード感の力は今後もっと必要だし、収穫も大きいです。
第二に、民間企業の中で人材育成に関わる人。
この研修の背景となった問題意識のように、変化の激しい社会で生き残るには、イノベーションが不可欠。狭い業界で悩むよりも、次元の違うフィールドからヒントを得ることは多いと思います。仕事の対価は、顧客への解と快からもたらことを考えると、より難しい課題への挑戦は仕事の本質を考える上で重要です。
第三に、NPOの関係者。
上下関係がないフラットな組織で人を動かすにはどうすべきか、非営利活動ならではのプロジェクトの難しさがあるし、優先順位が必ずしも高くないメンバーで構成したチームがどのような変遷を辿るのか、6チームの経験から学ぶことはたくさんあります。
第四に、フィールドワークを行う大学の研究者。
地域活性をテーマとするゼミも増え、学生達が調査して発表する機会が増えてますが、本当に地域の為になるような成果はなかなか出ません。そこを理解した上で、何ができるのか、どこを目指すのかを考える際に、恰好の教材と思います。
学術的なレポートは別途つくられると思いますが、研修開発の外にいる著者(しかも梅原さんの本や神山町を書いた篠原さん)の目線でこの記録を残した意義は大きいです。