【感想・ネタバレ】誰も断らない こちら神奈川県座間市生活援護課のレビュー

あらすじ

生活困窮者支援の取り組みで注目を集めている神奈川県座間市。「誰も断らない」をモットーに、官民がタッグを組み困窮予備軍にも救いの手を差し伸べている。人口13万人ほどの小さな自治体で奮闘する、型破りな職員たちの姿を追う渾身のルポ。

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Posted by ブクログ

これだけ幅の広い活動が行政、民間 絡み合いながら出来るのか。10万人の都市というコンパクトさだからなのか。舌を巻きました。
数年交代ではなく、魂が入って、じっくり腰を据えて取り組めている。座間市の人事ってどんな感じなのだろうな。

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2022年11月28日

Posted by ブクログ

都会だからできるというところもあるけど、志として持つべきものは共通だろう。まず、誰も断らないと覚悟することが大事。

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2022年11月03日

Posted by ブクログ

自分のしている地味な仕事にスポットライトを当ててくれた作品。私には、応援になった。
違う世界の人はどう感じるのか知りたい。
同じ仕事をしている人とは、感想を語り合いたい。
本に出てくる方達と連携したいと強く感じた。

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2022年09月17日

Posted by ブクログ

「誰も断らない」
決して無理をする訳ではなく、自分たちの限界を知っているからこそできる連携の形がある。
こんな風に自然と周りが助けてくれるチームづくりができたらいいな。

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2023年07月17日

Posted by ブクログ

行政でここまでできるってすごい。
私もなんだかんだで福祉に携わって8年くらいにはなるが、同じケースはひとつとない。行政も地域も医療も、それぞれの立ち位置で仕事したけど、掘れば掘るほど様々な事情で苦労している人がいて、その支援のために使える決まった制度なんてほんの僅か。多くはその制度の隙間を縫うように、なんとか組み合わせてそれらしくしているだけ。もどかしい思いもたくさんしたし、仕方ないと割り切らなければならないこともたくさんあった。自分の無力さに愕然とすることも多々ある。今も。常に。
だけどそれは、組織、制度とはこういうものだから、と諦めから入っていた自分の甘さだったのかもしれないな、とこういう本を読むと思う。
まあでも、難しいよね、実際は。
それを、難しいから、と引いてしまわない人が、こうやって新しい道筋を開いていくのだろうな。

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2022年11月06日

Posted by ブクログ

生活困窮者支援に徹底的に取り組む神奈川県座間市生活援護課の奮闘を追ったルポ。
庁内外の連携をカギとする座間市生活援護課の取組は、福祉行政の一つのあるべき姿と感じた。ただ、福祉の磁石となるおそれや職員の負担は心配になった。具体的な支援事例が生き生きと描かれ、読み物としても面白かった。

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2022年10月31日

Posted by ブクログ

針小棒大とはこのこと。そんなに美しい世界ではない。生活保護や困窮者制度の世界は。
この本を読んで勘違いして保護をやろうと意気込むと、精神的な大怪我をします。

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2022年08月12日

Posted by ブクログ

神奈川県座間市の市役所の生活保護課自立サポート担当らの取り組みを描く
豊かな社会かと思いきや、いま日本は貯蓄を持たない世帯が30パーセントを超えると言われており、貧困層が拡大している。仮にこのまま続いていくと、貧困層が50パーセントを超え、見事な途上国、貧困国になるという。
ついにこんな時代になったんだという実感。

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2025年02月02日

Posted by ブクログ

弱者のための社会福祉を支える、市役所職員さんの静かなる闘争と、そして必死に生きる市民達の思いやそこに至る経緯がぎゅっと詰まったドキュメンタリーのような作品。公の機関では本当にいろんな事情の人を相手する。その大変さに脱帽だし、わたしもちょうど生活保護を考えて自分の自治体の窓口に電話したけど、とても優しくて、心がすこしおだやかになった。いろんな話を聞いて、どんな人にもやさしく、本当に公的援助が必要か、必要ならどんな援助が必要かを判断しつつ、傾聴するのは対応をするのは大変だろうに、真摯に話を聞いてくれた。ドラマ「マザー」で冷たくあしらわれるイメージだった生活保護の現場のイメージを大きく変え、市民のために働くその先駆けとなった自治体ならではの作品。このマインドは、ぜひみんなで共有したい。共有できれば、世界は、日本は、もっと優しい国になるはず。

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

星は3つとしたけれど、とても良い本なのは間違いない
これだけ分断と格差が広がったこの国(言いたいことは山ほどあるけどあえて言いません)に公助が存在する事を改めて認識し、それが精神的な支えになることで救われる人がどれだけいるのだろうと想像するだけでも泣けてくる

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2022年09月28日

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