原田実の作品一覧
「原田実」の「偽書が揺るがせた日本史」「偽史と奇書が描くトンデモ日本史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「原田実」の「偽書が揺るがせた日本史」「偽史と奇書が描くトンデモ日本史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
かつて話題になった「江戸しぐさ」は戦後、創作された偽史だった。伝統的な子育てを重視する「親学」はいじめ問題や発達障害を解決できるというがそれは誤りだった。
誤りであることが明らかなのに国家に都合の良い人間を育てるべく未だに教育の現場で使われているという。誤りが広まっていく下地には陰謀論やナショナリズムが見え隠れしている。
荒唐無稽だから学会が相手にしないとドンドン蔓延っていく。「水からの伝言」」同様、笑いごととして相手にしないでは済まないのだ。誤りを正すべく主張しなくてはいけない。
-第1章 「江戸しぐさ」とは何か
-第2章 「親学」とは何か
-第3章 親学の社会浸透
-第4章 親学の人脈
-第5章 「江戸しぐさ」「親学」を貫く陰謀論
-第6章 オカルト・ナショナリズムの系譜と教育現場
Posted by ブクログ
時代がそうさせるのか偽書が大好きである、本書でコレモアレモ偽書だと気が付いたものも多いが、つくづく人は誰かを驚かせたいのか、こんな非生産的な事に熱心である
(尤も、土地争いや詐欺に偽書を製造する事も多い)
【 偽書一覧 】〇=知ってた、✕=知らなかった
〇「寂庵大静:東照宮御遺訓」✕池田松之助
✕「夏✕目漱石:月がとても青い」
✕「沢田源内:和論語」
〇「沢田源内:江源武鑑」
✕「不明:三教指帰」空海
〇「林述斎:慶安御触書」✕徳川実紀記載(確信犯)
✕「不明の心学五倫書⇨仮名性理:本佐録」藤原惺窩
〇「前野:武功夜話」
〇「和田喜八郎:東日流外三郡誌」
〇「椿井政隆:椿井文書」
✕「伊雑宮神職47人:先代旧事本紀大成経」
✕「不明:鵜鷺系偽書」藤原定家
✕「伊保勇之進:ヲシテ文献・秀真伝」
✕「未記述:誘惑女神」谷崎潤一郎
✕「不明:須磨記」菅原道真
✕「不明:松島日記」清少納言
✕「加藤仙安:扶桑見聞私記」大江広元
✕「加藤仙安:藤九郎盛長私記」安達盛長
✕「田中仲宣:太田道灌自記」太田道灌
✕「友田吉之助:和銅日本紀」
✕「多田義俊:風土記逸文
✕「不明:園太暦」洞院公賢
〇「加藤謙斎:金史別本」※沢田源内と思ってた
✕「窪田志一:易談史料」
✕「富當雄:富家口伝」
〇「竹内睦泰:正統竹内文書」
〇「芝三光=小林和雄:江戸しぐさ」
〇「ロシア反ユダヤ主義系新聞:シオン議定書」
〇「中国南京月刊誌時事月報:田中上奏文」
〇「竹内巨麿:竹内文書」
〇「三浦一郎:九鬼文書」
✕「中山家:中山文庫」中居屋重兵衛
✕「権藤成卿:南淵記」クーデター指南書
〇「宮下源兵衛:富士宮下文書」2011復権!
全体の事を言えば、記紀以前の神代の歴史に光を当てると期待され昭和40~50年代に多く流行した
寺社の縁起、氏族の家系、国家への抵抗、オウム真理教を含めた新興宗教に利用された偽書達を優しく見守る原田実氏は偽書「東日流外三郡誌」を擁護する恩師・上司の古田武彦氏と絶縁している
Posted by ブクログ
面白かった。特に琉球と蝦夷の妖怪の解説。ここにはもうちょっと紙幅を割いてくれたらよかったかも。
文化装置として、社会においてもののけがどういう役割を持っていて、どういうふうに作られたのかという視点で語られてる。妖怪がいるから怖いのではなく、怖いから妖怪が作られる。理解を越えたもの、とりあえずなんか良く分からないけど怖いものに、妖怪やもののけといった「理由」をつける。昔の人の知恵だったんだろう。
・発生した経緯がはっきり分からない豆腐小僧
・UMA的なものは江戸時代すでにいた。磯撫、波山など。
・過去の伝説、歴史、民話と、信仰や現象や世相が反映されてもののけとなる。
・琉球では異神が登場。蝦夷ではもののけの登場する英雄譚がある。
・かっぱの方言は地方によって多種多様。
・からくり技術と不気味の谷の心理に絡んで、人形のもののけも存在した。
・もののけは恐れられ、人間の醜さを代行させられる一方、愛嬌あるものとして親しまれもした。
Posted by ブクログ
古今東西様々な偽書の紹介と、それらがどう歴史に影響したかを紹介した一冊。
かなり駆け足なので、個別の偽書に興味を持った際は単独で研究された本を読むのが吉。
偽書の多くは歴史に認められていない人物や項目について描かれており、そこには体制側でない人々の思いが込められていることも多い。
そのため時に歴史・体制批判や政治活動に用いられ陰謀論と結びついたり、中にはおらが村の村おこしに用いられ郷土の歴史として根付くこともある。
歴史上の娯楽として偽書は個人的に好きなものの、偽書の存在は結果として誰のためにもなっていないと確認できる一冊。
耳心地のよい物語には裏があるものだ。