作品一覧

  • 教養として学んでおきたい女性天皇
    値引きあり
    4.0
    1巻478円 (税込)
    本書は、天皇制の成立以前にまで遡って、日本史における女性天皇およびそれに準ずる女性君主の歴史を解明していくものです。 皇位継承問題などで様々な議論が起こるたびに、女性天皇、女系天皇が話題になりますが。 未来における皇室の在り方を考えていくためには、かつての時代について学ぶ必要があるでしょう。 古代日本から江戸時代まで、女性天皇が統治者として果たしてきた責務について学んでみませんか? 推古天皇、持統天皇といった8人10代の女性天皇の責務だけでなく、女王卑弥呼、神功皇后などの歴史的な位置づけなどについても解説します。 なお、女性天皇と女系天皇が混同されがちな傾向がありますが、その両者は別物です。 女性天皇は文字通り女性の天皇を意味するもので、本書では過去8人10代存在した女性天皇を中心に解説します。 第1章 伝説の女王・女皇たち 第2章 推古天皇 第3章 皇極・斉明天皇 第4章 持統天皇 第5章 元明天皇と元正天皇 第6章 光明皇后と孝謙・称徳天皇 第7章 「古代の再来」……明正天皇と後桜町天皇
  • オカルト化する日本の教育 ──江戸しぐさと親学にひそむナショナリズム
    4.0
    1巻825円 (税込)
    偽史・疑似科学にもとづく教育論が学校に定着しつつある。それが「江戸しぐさ」と「親学」。江戸しぐさは“江戸っ子”の行動哲学は素晴らしいと説く。親学は伝統的子育てにより、いじめや虐待から発達障害まで広く問題を解決できる、そのために親への教育が必要であると説く。国・地域・学校は連携して、子供が、国家及び社会の形成者として必要な資質を備えられるように家庭教育を支援しよう……などと教育行政に影響を与えている。これら欺瞞に満ちた教えはなぜ蔓延したのか。嘘がばれているのに、まかり通る背景にはなにがあるのか。
  • 偽書が揺るがせた日本史
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    教科書にも載せられ、私たちの「常識」の一部を形作ってきた書物・文書のなかにも「偽書」と判明したものもある。そこで、古代以降、「偽書」と呼ばれる書物に秘められた奥深さを検討し、日本史におけるもうひとつの「真実」を探る。
  • 偽史と奇書が描くトンデモ日本史
    3.5
    1巻792円 (税込)
    東北に王朝が!? 「東日流外三郡誌」、歴史小説に大活用された「武功夜話」など、学術的に認められていない史料たち。図らずもそうなってしまうものもあれば、意図的に作り出されたものもある。その描かれた内容は、しかし、読む者を壮大なロマンへと誘う。「偽史」「奇書」といわれる書物を「もう一つの日本史」として、それらが書かれた時代と、それらがもたらした影響を交えながらブックガイドのスタイルで紹介する。また、異説や仮説を展開した人びとなど歴史をめぐるできごとにもスポットをあてていく。『江戸しぐさの正体』の原田実氏監修。第一章 超古代史(古史古伝) 竹内文書/富士宮下文書/上記/秀真伝/九鬼文書/物部文書/先代旧事本紀/天照大神本地/契丹古伝/東日流外三郡誌 ・歴史教科書の改定を余儀なくされた、旧石器発掘ねつ造スキャンダル事件  第二章 飛鳥時代から平安時代 日本國未来記/南淵書/金剛峯寺建立修行縁起/玉造小町子壮衰書/常盤御前鞍馬破/浦島子伝 ・九州説と畿内説が有力視されているが、現在も解明できない邪馬台国の所在地  第三章 鎌倉時代から戦国時代 成吉思汗ハ源義経成/弁慶物語/上嶋家文書/椿井文書/応仁記/陽軍鑑/越後軍記/武功夜話 ・最新の研究成果によって変更や削除が続く、教科書に掲載された偉人たちの肖像画 第四章 安土桃山時代から江戸時代  川角太閤記/史疑 徳川家康事蹟/会津陣物語/真田三代記/山田仁左衛門渡唐録/夷一揆興廃記/元禄世間咄風聞集/中山夢物語/南方録 ・凧揚げ合戦の起源はどこから来たのか? 『浜松城記』をめぐる真偽論争  第五章 まだまだある! 社会に影響を与えた奇書 慶安御触書/仙境異聞/中山文庫/霊界物語/日月神示/サンカ社会の研究/田中上奏文/江戸しぐさ/東方見聞録(とうほうけんぶんろく) ・「官製の歴史は必ずしも真実を伝えていない」異端の歴史家・八切止夫が目指したもの
  • もののけの正体―怪談はこうして生まれた―
    3.5
    鬼に襲われた、天狗に出くわした、河童を目撃した……ほんの数十年前まで、多くの日本人が、妖怪や幽霊など「もののけ」の存在を信じ、体験や伝説を語り継いできた。もののけたちはどうやって生まれてきたのか。日本の怪談や奇談の数々から民俗学的な視点で、その起源の謎に迫る。日本古来の妖怪や魔物をはじめ、江戸時代の化物、琉球地方や蝦夷地のアイヌに伝わるもののけも多数紹介! 日本人の恐怖の源泉を解き明かす。

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  • 疫病・災害と超古代史 神話や古史古伝における災禍との闘いから学ぶ
    値引きあり
    -
    1巻158円 (税込)
    ギリシア神話や聖書などには古代世界を襲った様々な災厄が記されている。一方、「古史古伝」「超古代史」などと呼ばれる日本の史書には、古代の日本列島およびその周辺の国々が天災や疫病に見舞われたことが記されている。それらの物語に災禍のイメージが刻印されている意味とは何か? そこから何が学べるか?──パンデミックに襲われた2020年を総括しながら、考察する。
  • 異説・逸話の天皇列伝
    -
    1巻1,760円 (税込)
    波瀾万丈すぎる天皇像からわかるこの国の形 高天原の神の直系という神話の時代から現代まで連綿と続く「天皇」。天と地を祭祀によって結ぶ機能を持つ天皇をめぐっては、個人としての逸話やこの世界と異界とを介在する中間者としての伝説などがさまざまに生まれてきた。ウロコや尻尾を持つ異形の天皇、改革に挑んだ天皇、怨霊になった天皇、正史に貶められた天皇、和歌の守護者としての天皇、天皇の権威を利用した陰謀論……『古事記』『日本書紀』をはじめ、古今の文献に描かれた天皇35人37代の物語から、時代とともに変化して生き抜いてきた天皇の姿と日本の歴史が見えてくる。 ・仁徳天皇(16代)=多くの女性と浮名を流す ・雄略天皇(21代)=『日本書紀』では「大悪天皇」 ・陽成天皇(57代)=暴君伝説の裏側 ・宇多天皇(59代)=日本史上最初の猫マニア ・花山天皇(65代)=好色な愚帝の実像 ・後桜町天皇(117代)=教養あふれる最後の女帝 ・昭和天皇(124代)=天津教事件と元東宮女官長の予言

ユーザーレビュー

  • オカルト化する日本の教育 ──江戸しぐさと親学にひそむナショナリズム

    Posted by ブクログ

    かつて話題になった「江戸しぐさ」は戦後、創作された偽史だった。伝統的な子育てを重視する「親学」はいじめ問題や発達障害を解決できるというがそれは誤りだった。
    誤りであることが明らかなのに国家に都合の良い人間を育てるべく未だに教育の現場で使われているという。誤りが広まっていく下地には陰謀論やナショナリズムが見え隠れしている。
    荒唐無稽だから学会が相手にしないとドンドン蔓延っていく。「水からの伝言」」同様、笑いごととして相手にしないでは済まないのだ。誤りを正すべく主張しなくてはいけない。

    -第1章 「江戸しぐさ」とは何か
    -第2章 「親学」とは何か
    -第3章 親学の社会浸透
    -第4章 親学の人脈

    0
    2024年05月15日
  • 偽書が揺るがせた日本史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代がそうさせるのか偽書が大好きである、本書でコレモアレモ偽書だと気が付いたものも多いが、つくづく人は誰かを驚かせたいのか、こんな非生産的な事に熱心である
    (尤も、土地争いや詐欺に偽書を製造する事も多い)
    【 偽書一覧 】〇=知ってた、✕=知らなかった
    〇「寂庵大静:東照宮御遺訓」✕池田松之助
    ✕「夏✕目漱石:月がとても青い」
    ✕「沢田源内:和論語」
    〇「沢田源内:江源武鑑」
    ✕「不明:三教指帰」空海
    〇「林述斎:慶安御触書」✕徳川実紀記載(確信犯)
    ✕「不明の心学五倫書⇨仮名性理:本佐録」藤原惺窩
    〇「前野:武功夜話」
    〇「和田喜八郎:東日流外三郡誌」
    〇「椿井政隆:椿井文書」
    ✕「伊雑宮神

    0
    2024年01月07日
  • もののけの正体―怪談はこうして生まれた―

    Posted by ブクログ

    面白かった。特に琉球と蝦夷の妖怪の解説。ここにはもうちょっと紙幅を割いてくれたらよかったかも。
    文化装置として、社会においてもののけがどういう役割を持っていて、どういうふうに作られたのかという視点で語られてる。妖怪がいるから怖いのではなく、怖いから妖怪が作られる。理解を越えたもの、とりあえずなんか良く分からないけど怖いものに、妖怪やもののけといった「理由」をつける。昔の人の知恵だったんだろう。
    ・発生した経緯がはっきり分からない豆腐小僧
    ・UMA的なものは江戸時代すでにいた。磯撫、波山など。
    ・過去の伝説、歴史、民話と、信仰や現象や世相が反映されてもののけとなる。
    ・琉球では異神が登場。蝦夷で

    0
    2010年11月11日
  • 教養として学んでおきたい女性天皇

    Posted by ブクログ

    愛子内親王殿下の女性継承問題から、過去の女性天皇について簡潔にまとめられていました。
    当時の政治情勢や後継問題を日本書紀や様々な文献、研究説を照らしあらせながら分かりやすく書かれています。
    著者がASIOS会員の為なのか、時折 辛辣な考察が見受けられますが嫌いではありませんでした。

    0
    2022年10月16日
  • 教養として学んでおきたい女性天皇

    Posted by ブクログ

    歴史や天皇のことを扱った本、大好きです。
    特にこの本の中では、里中満智子先生の漫画の影響のため、持統天皇が一番好きです。
    けれども、この本は後桜町天皇のことが意外に?書かれていて驚きました。
    他の本は、この後桜町天皇を中継ぎとしか記載していないのに!おかげで、かなり興味が湧いてきました。

    0
    2022年10月08日

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