プロフィール

  • 作者名:ジェラルドMワインバーグ(ジェラルドマーヴィンワインバーグ)
  • 生年月日:1933年10月27日
  • 出身地:アメリカ
  • 職業:作家

著書に『パーフェクトソフトウエア』、『ワインバーグのシステム洞察法 ソフト ウェア文化を創る』、『プログラミングの心理学』、『一般システム思考入門』などがある。心理学教師、ソフトウェア開発の人類学者。

作品一覧

  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学
    3.7
    1巻2,200円 (税込)
    この楽しい本を訳して出すことは、著者の一人から1冊もらって以来の夢だった。一見冗談だらけに見えるけれども、実はひどく思い当たることばかり書いてある。訳者は世慣れない方で、ここに書いてあるようなことでしょっちゅう失敗をする。この本を訳したいと思い続け、深読みを繰り返したお陰で、近ごろ少し失敗が少なくなったような気がしている。本の副題にあるように、問題発見についての本である。学校では問題を解くことを教わる。だが問題は、解くより発見する方がずっとむずかしく、ずっと面白い。実人生で本当にものをいうのはそこなのだ。実務に就いておられる人生経験豊かな読者には、特によろこんでいただけるのではないかと思う。だが訳者としては身辺の若者たちにこそ、だましてでも読んでもらいたいと思っている。この本に書いてあるようなことが身についていないばかりにあたら才能を空費している若者が、実に多い。訳者自身も、学生時代からこういうことを知っていたら後悔がずっと少なかったろうに、と思っている。いや、訳者風情がごちゃごちゃいう必要なんかないだろう。ちょっと開けてみれば、そんな必要はないことがご納得いただけると思う。この本に訳者序はいらない。ただ一言この場を借りて、「だまされたと思って開けてみてください、きっとお得ですよ」とだけ申し上げておきたい。 <訳者前口上>より
  • コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密
    4.3
    1巻2,420円 (税込)
    SE、プログラマの間で読みつがれている名著『コンサルタントの秘密』の続編。本書は、コンサルタントの「16道具」を登場させて、交渉するときの心構えや困難な状況での進路の見極め方など、問題解決の秘訣を軽妙洒脱な文章で語っています。前作と同様にたくさんの「法則」がちりばめられ、この一冊だけ読んでも楽しめるユーモラスな内容。 コンサルティング業務に関わる読者はもちろん、コンサルティングの知識がなくても、対人関係を良くするため、自己実現のため等々、問題を明確にし問題解決のための道具を得る読み物としてもおすすめです。

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  • パーフェクトソフトウエア テストにまつわる幻想
    3.8
    1巻2,420円 (税込)
    ワインバーグは「テストとは、製品の品質についての情報を収集し提供することである」と説いています。テストの結果は幾通りもの解釈が可能であり、とかく人は置かれた立場によって、自分の都合の良いように考えてしまいがちです。 そうした「人間の甘さ」にくぎを刺しながらも、テストの難しさを自らが一番良く知るワインバーグの、エンジニアへの愛情が感じられる一冊です。

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  • プログラミングの心理学 25周年記念版
    3.5
    1巻2,860円 (税込)
    コンピュータの黎明期から大型プロジェクトに携わり、プログラマー、マネジャーとして多くの経験を積み、そこで得た経験と知識をもとに教育者、コンサルタントとして活躍するワインバーグの原点といえる一冊。ソフトウエア開発に関する書籍を多数執筆する中で、本書は人間的側面からソフトウエア開発の問題をあぶり出した意欲作であり、ワインバーグの名を世界中に知らしめました。 「25周年記念版」は1971年の初版から四半世紀を経て出版。「より良いソフトウエアを開発するうえで我々が向き合っていかなければならないのは、技術やスキルだけではない。開発者の心の動きだ」というメッセージは、多くの気づきを我々に与えてくれます。

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ユーザーレビュー

  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    問題を定義してから答えを見つけなくてはならない。ただ、問題が完全に定義しきれるわけではない。解いても問題は生まれる。
    無意識に除外している事物を考慮しなくてはならない
    本当に解きたい問題か?自分に起因した問題ではないか?解いてほしいと考えている人はいるのか?

    0
    2022年10月03日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■印象に残った言葉 
    「もし人々の頭の中のライトがついているなら、ちょっと思い出させてやる方がごちゃごちゃいうより有効なのだ。」
    有効であるかどうかは頭の中のライトのレベルを見極める精度が必要なので自身の頭に依拠するところがあるなあと思う…

    ■実体験と照らし合わせ
    就職、転職、結婚、最終的になぜ生きるのかというところまで考える
    第五部に関しては個人的に一番考えさせられる話であった。
    今まで自責自責、自己責任と考えて生きていたがある意味思考停止であったことに気付かされた、


    ■感想
    この本を読んで心底面白いと感じた気持ちは本物なのでそれが全てかなと。

    0
    2022年01月01日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

    Posted by ブクログ

    「問題に対しどう向き合っていくべきか」という問題に向き合った本.
    問題解決を生業とする研究者やコンサルタントだけでなく,学生や普通のサラリーマンにもおすすめできる.内容は平易だが,学びがあり,かつ,本質的だと思う.

    問題は”現状と理想のギャップ”とはよく言ったが,本著では
    現状=誰かの認識とすると示す「問題とは認識された状態と望む状態の間の相違」という表現の方が正しいな.
    →認識が合わない人とはある問題の議論もできないということになる

    「何が問題なのか」
    「そもそもそれは解くべき・解きたい問題なのか」
    「それは誰の問題なのか」
    といった問いは
    解くべき問題が予め定められた状態で,それをいか

    0
    2021年10月02日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

    Posted by ブクログ

    「問題の定義に正解はない」というのが心に残りました。頼まれた問題を解決しても、本当はそれが問題じゃなかったということがしばしばあります。だからその問題の解決を頼まれたときに、その問題の経緯を聞くことが大事だと思う(そして、それも本書に書かれてた)。

    0
    2021年05月10日
  • コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密

    Posted by ブクログ

    同じ著者が書いた『コンサルタントの秘密』の続編。
    私は、社内コンサルタント業務で各工場を廻るときには、必ずこの本を持参し、様々な場面で助けられました。

    この本の表紙のカバーに『仕事に行き詰ったときに本書を開いて欲しい。ワインバーグはいつも支えてくれる』とあります。

    多くのコンサルタントやコンピュータ技術者に読んで欲しい本です。

    ワインバーグの本は、いろいろ読みましたが、この本が一番、良かったように思います。

    0
    2015年04月18日

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