いわゆる、服装版「ライザ○プ」(笑)
と、バッサリ言い切ってしまったが、私にはものすごく面白かった。
何が面白かったかというと、服装や外見の変化で自信を得るのは男女で変わらないのだが、自信を得た後の行動の仕方が結構違ったことだ。
女性は「ビューティコロシアム」的な番組もあったし(ただ、その後の人
...続きを読む生を読んで(以下略))、外見が変わって人生が変わった、というのは比較的語られやすいが、男性の場合は「オトコが外見にこだわるなんて」という昭和的な風潮もあり、一部の特殊な業界(美容や対人接触業務務)や、「洒落物」的な趣味の領域に限定されていた気がする。
女性は綺麗になり褒められ「自信がついた」という、内面的な充実感や「彼氏ができた」という報告が多いが、この本ではパートナーをゲットした、という報告もさることながら何よりも「収入が上がった(儲かった)」という報告が目についた。
単純に、
<女性のケース>
服装が変わった→自信がついた→異性にモテるようになった→結婚?
みたいな、割と長期スパン的なメリットだが、
<男性のケース>
服装が変わった→自信がついた→より主体的・積極的に仕事に取り組めるようになった→儲かった
という図式で、結婚?に至るまでよりは比較的短いスパンで結果を感じているようだ。
おしゃれになりたい男性、というよりも自己投資の一環として外見を整えることに興味のある男女ともに一読の価値はあると思う。
なぜなら、綺麗になった女性が感じる(であろう)「異性から選ばれて、自分に自信を感じる」という内面重視のふんわりとした実感ではなく、
「儲かりました!」という比較的即物的な結果論が意外にビビットだからだ。