作品一覧

  • アメリカが劣化した本当の理由
    3.6
    1巻660円 (税込)
    「アメリカは自由と平等と民主主義の国」なんて幻想だ。合衆国憲法には民主主義という言葉も出てこなければ、国民の投票権も幸福追求権も謳われていない。奴隷制度と人種差別を正当化してきた法律は今なお暗い影を落とし、一票の格差など問題にすらならない。そのうえ大統領や連邦政府の権力は増す一方で、個人の自由は狭まるばかり――。アメリカ出身の法学者が、超大国をおかしくした制度疲労の真相に迫る!

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  • 子どもの連れ去り問題
    4.3
    1巻902円 (税込)
    いま議論を呼び起こしている、夫婦関係破綻後の「子どもの連れ去り問題」。だが、ハーグ条約締結の是非、共同親権制度導入の是非を議論する前に、知っておくべきことがある。それは片方の親による子どもの連れ去りを助長し、肯定する日本の司法のあり様である――。親子の絆を引き裂く日本の「拉致司法」とは。その構図と問題点を「当事者の目」から説く。
  • 手ごわい頭脳―アメリカン弁護士の思考法―
    3.9
    1巻660円 (税込)
    絶対不利な状況でも諦めない。白を黒と言いくるめ、絶妙の切り返しで逆転する。大企業から莫大な賠償金を勝ち取り、国家相手にも一歩も引かない。訴訟先進国アメリカで活動する弁護士たちは、「手ごわい頭脳」をいかにして手に入れているのか。イシュー・スポッティング、ファクト・ファインディング、アナロジー等々、彼らの思考法とリーガル・マインドを、現役アメリカン・ローヤーが解説する。

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ユーザーレビュー

  • 子どもの連れ去り問題

    Posted by ブクログ

    ハーグ条約が取り沙汰されている中で、非常に興味深い内容である。日本の司法の在り方の根本にメスを入れる内容である。離婚が3組に1組の中、家庭裁判所がこんな有様では、不幸な離婚が増えるばかりだけではなく、その一番の被害者である子どもたちの、親と会う権利を司法が削り取っているのかいまの日本の家事裁判の実情である。
    DV報告を調査官や裁判官が、さしたる証拠もなく、反証証拠は無視して審判するさまは、国家権力を傘にした独裁者そのもの。家裁はひとりの裁判官が好きなように判断できる構造であることこそが問題。

    0
    2019年10月18日
  • 手ごわい頭脳―アメリカン弁護士の思考法―

    Posted by ブクログ

    アメリカは法律というより法的思考力を教える
    陪審は法を無視することもできる
    弁護士は、事実の調査と法廷における事実の表現の仕方非常に慎重でないといけない
    言葉の定義を攻撃することが、よくある。
    言葉の定義を、要するに、よかつまりという表現で正すことも戦術として良い
    女性には中絶の権利があるというなら、夫とんる男性にもあると言わないといけない。同性愛いいなら、近親婚だってよくなってしまう
    法の目的はなんか、法はそれをどのように果たそうとしているかを見極めるのが究極の法的思考
    ロウ対ウェイド事件で中絶の権利を争ったロウさんは、実際には子供を産んで反中絶活動家になったのはれきしのひにく
    アメリカの弁

    0
    2016年01月12日
  • 子どもの連れ去り問題

    Posted by ブクログ

    本書は子どもの連れ去り問題について司法の問題を問うものだが、日本の司法の理不尽さに憤りを通り越して涙が出てきた。善良であるはずの裁判官が役所の論理で判決を出してしまう。裁判所の利益が子どもの利益を優越してしまうなど信じられないような問題が提起されている。最後には筆者の提案もありなっとくのできる内容だった。特に親権を親の権利として捉え直そう主張にははっとさせられた。ただ履行の確保が問題としてあげられているのにそれをどう確保するかの解決案が書かれていなかったのが少し残念に思った。日本の現状を知るための良書である。

    0
    2011年12月20日
  • 手ごわい頭脳―アメリカン弁護士の思考法―

    Posted by ブクログ

    90点。そもそも法的思考とは何か、法を解釈し、運用するとはどういうことなのかを教えてくれる。
    アメリカはふざけた風なものも含め訴訟が多い国という印象だけど、こんな裏があったのね。
    マックのコーヒーが熱すぎる訴訟だとか実例は興味深いし、アメリカの法律家の思考形式を窺い知ることができる。

    0
    2011年11月29日
  • 手ごわい頭脳―アメリカン弁護士の思考法―

    Posted by ブクログ

    ふぉぉ弁護士こわ!><

    視点の柔軟性に圧倒されました。

    ここに書かれている考え方を脳内の片隅におきつつ、いざというときに使えると良いと思います。しかし普通の人間と仲良くなるために使ってしまうと、単なる揚げ足取りになります。

    アメリカン弁護士の考え方を知る参考になったと同時に、アメリカの司法制度を(理由つきで)俯瞰できて良かったです。

    0
    2010年10月31日

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