プロフィール

  • 作者名:古我知史(コガサトシ)
  • 性別:男性

早大政経学部政治学科卒。著作に『もう終わっている会社』がある。

作品一覧

  • アリストテレスの言葉 経営の天啓
    4.0
    1巻1,496円 (税込)
    なぜ、いまアリストテレスか◎――アリストテレスは、いまから二千数百年前のギリシアの世界で、人間はいかに生きるべきか、何が人間をして人間たらしめるのか、何をどのように知るべきか、という問いに向き合う形で人間が扱う「知」というものを追求し、その体系化に挑んだ哲学者である。◎――時代のあまりの隔たりから、その枠組みは古いのでは、現代に通用しないのではと思われるかもしれないが、実はまったくそうではない。自然の摂理の追求からはじまる彼の人間洞察の視点には、現代の諸科学、経営学が見失いがちな全体性がある。◎――さらにわれわれ日本人にとって何よりも心強いのは、彼がプラトンの観念論を否定し、日本企業の得意とする現場主義の原点とも言えるような、直面する現実から思考の枠組みを追求したことである。その追求の成果と、そしてその追及の方法には今日でも瞠目すべきものが多々あるのだ。◎――痛感するのは、時代に対峙し世界と対話するための大きな哲学、骨太な思想の必要性である。改めて求められているのは形式的な方法論、流行の経営理論ではなく、国境や民族を超えた人間という存在への本質的な洞察ではないだろうか。(「プロローグ」より)

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  • いずれ起業したいな、と思っているきみに17歳からのスタートアップの授業【BOW BOOKS019】
    3.5
    1巻2,200円 (税込)
    【本書籍は発行元:BOW&PARTNERS、発売元:中央経済グループパブリッシングの商品です】 高校生から社会人まで「起業」に興味を持ったら最初に読む本! ベンチャー起業とアントレプレナーシップの定義から、シードステージ、スタートアップ、アーリーミッドステージ、IPOまでのベンチャーのライフサイクル、そして、ビジョンとビジネスモデルの作り方の基礎、ビジネスチャンスの見つけ方、さらにはIT・バイオなど、これからのスタートアップ注目領域までを、マッキンゼーなどを経てこれまで70社以上の起業や事業開発・投資育成の現場に参画してきた著者が、身近な例を挙げて全くの素人にもできるスタートアップのはじめ方とその心構えを語る。 【もくじ】 はじめに 第1講 アントレプレナーの勧め ベンチャー? スタートアップ? 挑戦せよ。そして、早く失敗せよ。 人生を決める選択の二つの基準 誰が世界を動かす人になるのか? ベンチャーには本拠地がある 資本主義を理解する 何が経営資源を引き寄せるか? 第1講 KEY POINT 第2講 ベンチャーのライフサイクル 最初はみんなベンチャーだった! ベンチャーの成長曲線はS字カーブ シーズステージからスタートアップ前夜まで エンジェル投資家に投資を依頼する スタートアップを待ち受ける三つの危機 アーリーミドルステージへの資金調達 レイターステージでの資金調達 いよいよIPO! 日本にベンチャーを増やす処方箋 第2講 KEY POINT 第3講 ビジョンとアントレプレナーシップ イグジットは何のため? ベンチャーで最も重要なのは、ビジョン ビジョンの三つの枠組み 着眼・突入・徹底 第3講 KEY POINT 第4講 儲けの仕組み 1%の着眼なくして、99%の突入、徹底なし ブランドバッグから弁当屋まで、着眼の例 居酒屋とラーメン屋と弁当屋が儲かるには? 第4講 KEY POINT 第5講 着眼の技法 現場・現実・現物の三現主義 WHO、WHAT、HOWの三軸で考える バリュー(パフォーマンス/コスト) ヒット商品番付で着眼の演習を 人間の最大の資質 第5講 KEY POINT 第6講 事業機会が潜む三つの「間」 ここまでの復習 三つの「間」に事業機会を見つける 人間と人間の「間」を繋ぐ 空間と空間の「間」を繋ぐ 時間と時間の「間」を繋ぐ 四つのアプローチ 第6講 KEY POINT 第7講 2050年、テクノロジーとスタートアップの旅 第四次産業革命 AI IoTと5G ビッグデータ ブロックチェーンと仮想通貨、NFT ロボティクス VR、AR、MR、メタバース iPS細胞とゲノム編集 3Dプリンター テクノロジーから未来を想像する 第7講 KEY POINT 第8講 ビジョンをビジネスモデルに練り上げるビジネスモデルって何? 新しいビジネスモデルが既存のビジネスモデルに置き換わるとき ビジネスモデルを考えるときの要素 学生起業家の先輩の事例から、ビジネスモデルを体感しよう 第8講 KEY POINT 第9講 ビジネスモデルケーススタディ QBハウスのケース JINSのケース クックパッドのケース 第9講 KEY POINT 第10講 エンジェル投資家の視点 ピーター・ティールの20 UNDER 20 プロジェクト あらためて言おう。最初は、みんな、ベンチャーだった It's your turn.さあ、きみたちの番だ。 ビジネスプランとピッチ用の提案書をつくってみよう あとがき
  • いずれ起業したいな、と思っているきみに17歳からのスタートアップの授業 アントレプレナー列伝【BOW BOOKS020】
    -
    1巻1,980円 (税込)
    投資家たちはベンチャー企業のビジネスモデル、起業家の人物を見て投資をすると言う。14人の起業家のプロファイルを取り上げ掘り下げたアントレプレナーの現代史である。
  • ベンチャーキャピタリストが語る 着眼の技法
    3.0
    新しい商品サービスやビジネスモデルを生み出す、いわばゼロからイチへ、無から有を生み出す創業はいかにして可能になるのか? その源になるのが、本書のテーマである「着眼」です。それも必要なのは、ただの着眼ではなく、たった一人が生み出す常識破りの「異端の着眼」。 本書は、日本では数少ない独立系キャピタリストとして経営の一角に参加し、日々無から有への創造のお手伝いをしている著者が、着眼を身につけるための技法、果ては日本国家のあり方や資本主義や民主主義というイデオロギーの未来まで、その異端の着眼をありのままにぶつけました。 子どもの頃は誰しも持っていた、あなた本来の着眼力を取り戻すための一冊。ビジネスに、人生に、そして世界に革命を起こしたいすべての人へ。
  • もう終わっている会社 本気の会社改革のすすめ
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    50社以上の起業や事業開発、投資育成の現場に直接参画してきたマッキンゼー出身のキャピタリストが、日本の会社とビジネスマンに満を持して説く、本気の会社改革のすすめ。 ここ二十年を超えて日本国家と日本の優秀な会社と会社人たちが見失った「ホンモノの三種の神器」を、本気で取り戻して会社改革をしようという挑戦でもあります。 ここで言う「ニセモノの三種の神器」とは、「選択と集中の戦略」、「中期経営計画の信奉」、「顧客第一主義」。この二十年以上、経営戦略の基本中の基本とされてきた三つの柱です。 えっ? それってどういうこと? 本書では、それら「ニセモノの三種の神器」のニセモノたるゆえんを暴き、ホンモノへの道を示します。 ただ、本書は、著者がプロローグで言っているように、経営陣や経営コンサルタントたちだけのための本ではありません。むしろ、そうではない人たちのためのものです。なぜなら、会社を変えるのはやはり一人ひとりの「個人」だからです。 著者曰く、「その個人がフォーマルな(つまりカチッとできあがった)会社の枠組みを(気持ちの上で)ぶっ壊して、ナナメヨコにつながるインフォーマルな(つまり原始的な好き嫌いのお付き合いの)組織(のような集まり)で、根こそぎ会社を変えていくのである。」 これまで、多くのビジネス書をお読みになってきた方々には、ある意味、爽快&痛快な、目からウロコの、まったく新しい視点を示してくれる、大きな分岐点の本となることでしょう。

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ユーザーレビュー

  • もう終わっている会社 本気の会社改革のすすめ

    Posted by ブクログ

    去年読んだ本だが改めて再読。

    コンサルタント出身の方だけに、議論のまとめ方が非常に丁寧で読みやすい。また、タイトル以上に中身も歯に衣着せぬ物言いをされている方なので、非常に楽しんで読める。言うなれば、古美門先生をもう少しマイルドにさせた感じ?

    「もう終わっている会社」の症例として挙げられる幾つかの具体例は、それなりに大きな企業で働いている人であれば、誰しもが「そうそう」と納得してしまうものばかり。会社の来し方に不安を感じる人は、ぜひリトマス試験紙変わりに使ってみるとよいと思う。

    0
    2014年01月12日
  • もう終わっている会社 本気の会社改革のすすめ

    Posted by ブクログ

    「選択と集中」「中期経営計画」「顧客至上主義」をやめましょう、というメッセージ。僕は、特に顧客至上主義について、同調できた。

    0
    2013年05月06日
  • もう終わっている会社 本気の会社改革のすすめ

    Posted by ブクログ

    本能の経営。
    理論の型に頼りたくなる経営の現場にあって、いい意味で型を破る。自分の意思を論拠に判断を積み上げて前に進み続ける。
    モヤモヤしていたものが、すごくスッキリした本でした。

    内容
    リストラクチャリング、集中、中期経営計画、顧客市場主義のデメリットの説明

    いい言
    販売は顧客を思い通りにする礼儀正しい技術である。

    ここに陸終わり、海始まる。

    アメリカは過去をリストラし、日本は未来をリストラした。

    0
    2013年04月22日
  • もう終わっている会社 本気の会社改革のすすめ

    Posted by ブクログ

    事業会社、戦略コンサルタントを経てベンチャーキャピタリストとして世の中のカイシャを数多くみた著者は、「終わっている会社」として以下を挙げる。

    1)未来志向でなく、過去に成功して現在利益を出している事業をコアとして経営資源を投入
    2)”優秀な”経営スタッフが作成した中期経営計画を金科玉条に掲げる
    3)「お客様の声を聞け!」と必死
    4)曖昧さを許容しない内部統制とコンプライアンスに一生懸命

    どれも「現代の経営」の王道だが、形式主義、教科書的におおまじめに実践され、イノベーションを育むカケラも残ってないことが「終わってるんだよ(笑)」と指摘する。

    筆致は偽悪者風なのだが、指摘するポイントは鋭い

    0
    2013年01月26日
  • いずれ起業したいな、と思っているきみに17歳からのスタートアップの授業【BOW BOOKS019】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アントレプレナーシップ。
    同時に選択できるものは両方選ぶ。
    簡単なものと困難なものは、困難なものを選ぶ。
    世の中を動かすのは、1割のうざい奴ら。
    資本主義が支配的=完全ではないが多くの人が幸せになれる可能性が高い。
    起業はかんたん、創業は難しい。

    アイデアからスタートアップに至るのは1/5.
    競合は必ず出現する。しなければ市場はない。
    仲間割れが起きる。
    上場前に、GAFAに売るほうが高い。IPOしてもすぐに現金が入るわけではない。

    鳥の目で見る、アリの目で見る
    ヒット商品番付の未来を創造する
    三つの“間”に事業機会がある。人、空、時。その間をつなぐ。
    現状から未来を考える、未来から現状を

    0
    2023年10月20日

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