作品一覧

  • ラスト・ウィンター・マーダー
    4.5
    1巻1,425円 (税込)
    ジャズが目を覚ますと、あいかわらずトランクルームのユニットに閉じこめられたまま。そばにはふたつの死体が……。これではジャズが殺したと疑われることは必至だ。一方、コニーは、脱獄してニューヨークに潜伏しているビリーの手に落ちてしまう……。ジャズの、コニーの運命は? ハット・ドッグ・キラーの黒幕は? みにくいJとは? 祖父の墓に納められていたビリーの本に書かれている謎の言葉〈カラスの王〉とは? ジャズはシリアルキラーであるビリーの跡継ぎとなってしまうのか? そして驚愕の……。驚異の青春ミステリついに完結。
  • 殺人者たちの王
    4.1
    1巻1,425円 (税込)
    21世紀最悪の連続殺人犯ビリー・デントが脱獄して二カ月、ジャズのもとをニューヨーク市警の刑事が訪れた。父ビリーに施された殺人者としての英才教育を生かして、ニューヨークの連続殺人、通称ハット・ドッグ・キラーの捜査を手伝ってほしいというのだ。渋々ニューヨークに同行するジャズ。だが事件を調べるうちに、故郷で起きた“ものまね師”事件との繋がりに気づく。そして被害者の遺体に書かれた〈ゲームへようこそ、ジャスパー〉のメッセージ。まさか父が? 悩みながらも事件を解決しようとするジャズ。好評の異色青春ミステリ第2弾!/解説=穂井田直美
  • さよなら、シリアルキラー
    3.9
    1巻1,222円 (税込)
    ぼくには連続殺人犯の血が流れている。ぼくには殺人者の心がわかる――ジャズは高校三年生。田舎町ロボズ・ノッドではちょっとした有名人だ。ある日町で衝撃的な事件が起きた。指を切りとられた女性の死体が発見されたのだ。連続殺人だとジャズは訴えたが、保安官はとりあわない。だが事件はそれだけでは終わらなかった。なぜジャズには確信があったのか。それは彼が21世紀最悪といわれる連続殺人犯の息子で、幼い頃から殺人鬼としての英才教育を受けてきたからだった。親友を大切に思い、恋人を愛するジャズは、内なる怪物に苦悩しつつも、自らの手で犯人を捕まえようとする。全米で評判の異色の青春ミステリ。

ユーザーレビュー

  • さよなら、シリアルキラー

    Posted by ブクログ

    現在服役中の連続殺人鬼の父にその英才教育を受けて育ったジャズ。町で殺人事件が起こり、それはジャズの予想通り連続殺人となる。幼い頃より教え込まれた、様々な猟奇的な殺人のための知識で犯人をつきとめる。自分も父のようになるのかと恐怖する日々、血友病だが明るい親友や恋人との日常のサイドストーリーも抜群に良かった。事件はドロドロしているけど、YA向けとあって軽いタッチで楽しめるミステリだった。

    0
    2025年04月12日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「さよなら、シリアルキラー」の三作目。

    前作の続き。
    ジャズは銃で撃たれたまま、
    トランクルームに死体二体とともに閉じ込められていた。
    そこへ父親ビリーが助けに現われ、匿名で通報もしてくれる。
    一方、ビリーに捕まっていたコニーは、ジャズの母親ジャニスの助けで
    怪我をしながらも逃げ出すことができる。
    その後、ジャズは自分の能力をフルに使ってニューヨークから戻るが、
    最大の危機は脱してしまったように感じだ。

    カラスがシリアルキラーたちのネットワークというも意外性がなかったし、
    アメリカの支配階級となり殺人し放題の社会にすると言うのは現実性がなく、
    殺人者を統べる者、カラスの王が女性でも良いが、

    0
    2025年03月22日
  • 殺人者たちの王

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「さよなら、シリアルキラー」の続編。

    それはないだろ、というところで終わってしまった。
    いや、まったく終わってない。
    殺人犯とFBI特別警察官の死体のそばで怪我をしているジャズと、
    ジャズの父親ビリーと会ってしまったコニー。
    これは上巻ですか?

    前回の事件から2ヶ月、ニューヨークから刑事がジャズのところへ、
    ハット・ドッグ事件と呼ばれている連続殺人事件について助けを求めにやってきた。
    迷ったもののNYへ向かうジャズだが、なぜかコニーが先回りしていた。
    すぐに父親に呼び戻されたが。

    当然父親のビリーが関係しているだろうことは想像がついたし、
    ビリーが殺人を実行している訳ではなく犯人を操って

    0
    2025年03月07日
  • さよなら、シリアルキラー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「償いの雪が降る」の後ろの広告で見て。

    主人公ジャズはシリアルキラーの息子であるだけではなく、
    継承者として育てられていた。
    町で女性の死体が発見され、連続殺人の始まりだと判ったジャズは、
    犯人探しを始める。
    手始めに親友ハウイーと死体安置所に忍び込んで。

    そのハウイーが血友病と読んで、
    何気なくページをめくったところで、はたと気がついた。
    はたしてハウイーは最後まで無事なのだろうかと。
    もし親友を失ってしまったら、
    ジャズはシリアルキラーとして暴走してしまうのではないかと。
    比較的最近読んだ、高校生探偵の3部作が悲惨な結末になってしまったことが
    脳裏によみがえった。
    結論から言えば、ハウ

    0
    2025年02月18日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

    Posted by ブクログ

    シリーズをこんなにも一気読みしたのは久しぶりで、最後まで映画を観ているような感覚で楽しめました。みんな無茶をするのでハラハラしてばかり。でもそこが良い(エンタメ大好き)
    首謀者に関してはやっぱりお前か!になってしまったものの、今回もそこへ辿り着くまでにたっぷりワクワクしました。特にビリーの教育を存分に活かして、ビリーと対決したシーン。やっぱりジャズは「人」でいたいんだな…

    3作目は、大人たちの存在感がgood。ヒューズ捜査官、G・ウィリアム、そしてコニーのお父さん。ジャズの緊張状態が続いている分、大人たちの選択、冷静さが絶妙に入ってくる。彼らの存在はこれからもジャズの支えになるんだろう。ジャ

    0
    2025年03月24日

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