作品一覧

  • 再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて
    4.2
    1巻3,762円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地球温暖化対策の1つとして、太陽光や風力などによる再生可能エネルギーが注目されている。欧米での先進事例を紹介しながら、今後のあるべき日本のエネルギー政策を提示する。 【主な内容】 序 章 新しい環境・エネルギー政策を切り拓く―原子力依存か、再生可能エネルギーの爆発的普及か 第1章 なぜ日本では原子力発電が拡大したのか―原子力政策の政治経済学的分析 第2章 原子力発電は本当に安いのか―経済的優位性に関する検討 第3章 将来に莫大なツケを残す再処理政策―原子力政策の負の遺産 第4章 未来を拓く再生可能エネルギー政策―再生可能エネルギー政策の役割と課題 第5章 アメリカ・テキサス州で風力が伸びる理由は何か―固定枠制の成功事例 第6章 イギリス・競争入札制の光と陰―再生可能エネルギー普及政策の過渡的試み 第7章 ドイツにおける再生可能エネルギーの爆発的拡大―固定価格制の理想的枠組み 第8章 再生可能エネルギー政策の共通化をめざして前進するEU―再生可能エネルギー関連指令の策定をめぐって 終 章 2050年に向けたエネルギー政策のグリーン改革―持続可能な低炭素社会をめざして
  • 原発のコスト エネルギー転換への視点
    3.9
    1巻902円 (税込)
    原発の発電コストは他と比べて安いと言われてきたが、本当なのか。立地対策費や使用済み燃料の処分費用、それに事故時の莫大な賠償などを考えると、原子力が経済的に成り立たないのはもはや明らかだ。原発の社会的コストを考察し、節電と再生可能エネルギーの普及によって脱原発を進めることの合理性を説得的に訴える。

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  • 原発はやっぱり割に合わない―国民から見た本当のコスト
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    3.11の福島原発事故を受けて、原発のあり方が問われている。著者は、経済学者として長年にわたって、原発の「安価神話」に疑問を呈し、原発の経済性を研究し、実証研究で喝破してきた。本書では、多くの人がいだくであろう、「原発は最も安い発電方法なのか?」「脱原発で日本経済は悪くなるのか?」「税金や電気料金からどれだけ原発に回されているか?」「賠償や除染はどうなるのか?」「再生可能エネルギーはあてにならないのか?」といった疑問にわかりやすく答える。納税者として、電力利用者として、未来のために知っておきたい原発の真実がここにある。

ユーザーレビュー

  • 原発のコスト エネルギー転換への視点

    Posted by ブクログ

    原子力関連の本を読み比べているが、数値的な検証は本書が一番緻密な分析がなされていると感じた。主に原発にかかるコスト(金銭としても、リスクとしても)を徹底的に検証しており、なぜ脱原発が必要なのか論理立った考えが示されている。

    0
    2022年12月24日
  • 原発のコスト エネルギー転換への視点

    Posted by ブクログ

    資源エネルギー庁は、原子力発電所を再稼働する理由を『命や暮らしを大切に思えばこそ、「安定的に」「安いコストで」「環境に負荷をかけず」「安全に」電力を供給するということが重要になります』と説明する。福島原発のメルトダウンが、安全神話を崩壊させたにもかかわらず、いまだに安全を標榜している。では、原発のコストは、本当にやすいのだろうか?
    この本は、2011年12月に出版されている。福島原発メルトダウン以降の本である。この本の特徴は、実に冷静で、原発コストの問題を客観的に見ようとしていて、清々しい。
    原発コストを考える上で、①発電原価の公表は、政府の「エネルギー白書」によれば、1キロワット発電量に、5

    0
    2022年07月06日
  • 原発のコスト エネルギー転換への視点

    Posted by ブクログ

    小浜に大島先生が来てくれて、お話しを聞いてから 説得力を感じています。鯖江市出身の人なので、福井県のこともわかってくれている。わからないことはわからないと言うところが 普通の大学の先生らしくなく 私はいいと思います

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    2015年03月29日
  • 原発のコスト エネルギー転換への視点

    Posted by ブクログ

    現在安倍内閣は原発再稼働について前向きとされているが、当の政治家自身も含め、われわれは原発というものに対してどれほどの智識があるであろうか。さきの都知事選では大大的に「脱原発」を主張した候補者が敗れたが、だからといって即座に推進に舵を切ってよいわけではなく、あらためて原発といま1度真剣に向き合う必要があるのではないか。本書は、そのようなことを考えるさいに非常に参考になる、第12回大佛次郎論壇賞受賞作である。タイトルが示すとおり、原発のコストについて叮嚀に解き明かされており、事故前から推進派によって繰り返されてきた「原発はロー・コスト」という主張が、いかにデタラメなものかを白日の下に晒している。

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    2014年02月14日
  • 原発のコスト エネルギー転換への視点

    Posted by ブクログ

    わかりやすく、歯切れのよい文章にまずしびれた。日本の原発の問題を自分の責任として考えなくてはいけない、という最後の一文が重かったです。

    0
    2013年07月27日

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