再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

3,762円 (税込)

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地球温暖化対策の1つとして、太陽光や風力などによる再生可能エネルギーが注目されている。欧米での先進事例を紹介しながら、今後のあるべき日本のエネルギー政策を提示する。

【主な内容】
序 章 新しい環境・エネルギー政策を切り拓く―原子力依存か、再生可能エネルギーの爆発的普及か
第1章 なぜ日本では原子力発電が拡大したのか―原子力政策の政治経済学的分析
第2章 原子力発電は本当に安いのか―経済的優位性に関する検討
第3章 将来に莫大なツケを残す再処理政策―原子力政策の負の遺産
第4章 未来を拓く再生可能エネルギー政策―再生可能エネルギー政策の役割と課題
第5章 アメリカ・テキサス州で風力が伸びる理由は何か―固定枠制の成功事例
第6章 イギリス・競争入札制の光と陰―再生可能エネルギー普及政策の過渡的試み
第7章 ドイツにおける再生可能エネルギーの爆発的拡大―固定価格制の理想的枠組み
第8章 再生可能エネルギー政策の共通化をめざして前進するEU―再生可能エネルギー関連指令の策定をめぐって
終 章 2050年に向けたエネルギー政策のグリーン改革―持続可能な低炭素社会をめざして

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再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年01月11日

    著者の博士論文(一部改変)だそうです。博士論文が本になるってすごいなぁと単純に思いました。
    興味深い内容は、日本が政策面で、原発に労力とお金をいかに費やしてきたかを検証する部分。それによって再生エネルギーの政策が遅れてしまったことも指摘。
    専門的でやや厚い本だが、この分野にありがちな「はしょりすぎて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月09日

    これまでの日本のエネルギー政策は、原子力を優遇するものであったが、現実の発電実績からすれば、原子力は安価であるとはとうていいえない電源であり、また、再処理政策は将来に莫大なツケを残すものであると指摘し、原子力発電をエネルギー政策の根幹に据える経済的合理性はないと主張する。そして、旧来のエネルギー政策...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月21日

    現在の日本の原子力政策について、コストがかかりすぎる、対地球環境問題の政策として失敗であると論証した上で、再生エネルギーの可能性を示す著作。面白いが著者の博士論文をもとにしているので、本当に中身を理解しようとすると根気がいると感じた。ただ、筆者の主張の大筋をつかむにはそんなに苦労しない。非常に示唆的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月14日

    毎度毎度新エネルギーの資料として参考にさせてもらっているが、非常に明快で分かりやすい。原発のコストについて、考察を加えている。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年12月04日

    この本が出たのが2010年3月11日。奇しくも東日本大震災が起きるちょうど一年前。

    その時点で刊行されたこの本では、非常に分かりやすく「原子力は再生可能エネルギーではない」「原子力は石油や石炭に比べても効率的でもなく、エコでもない」ということが明言されている。こういう冷静で客観的な議論ができるだけ...続きを読む

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