原発のコスト エネルギー転換への視点

原発のコスト エネルギー転換への視点

902円 (税込)

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原発の発電コストは他と比べて安いと言われてきたが、本当なのか。立地対策費や使用済み燃料の処分費用、それに事故時の莫大な賠償などを考えると、原子力が経済的に成り立たないのはもはや明らかだ。原発の社会的コストを考察し、節電と再生可能エネルギーの普及によって脱原発を進めることの合理性を説得的に訴える。

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原発のコスト エネルギー転換への視点 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    原子力関連の本を読み比べているが、数値的な検証は本書が一番緻密な分析がなされていると感じた。主に原発にかかるコスト(金銭としても、リスクとしても)を徹底的に検証しており、なぜ脱原発が必要なのか論理立った考えが示されている。

    0
    2022年12月24日

    Posted by ブクログ

    資源エネルギー庁は、原子力発電所を再稼働する理由を『命や暮らしを大切に思えばこそ、「安定的に」「安いコストで」「環境に負荷をかけず」「安全に」電力を供給するということが重要になります』と説明する。福島原発のメルトダウンが、安全神話を崩壊させたにもかかわらず、いまだに安全を標榜している。では、原発のコ

    0
    2022年07月06日

    Posted by ブクログ

    小浜に大島先生が来てくれて、お話しを聞いてから 説得力を感じています。鯖江市出身の人なので、福井県のこともわかってくれている。わからないことはわからないと言うところが 普通の大学の先生らしくなく 私はいいと思います

    0
    2015年03月29日

    Posted by ブクログ

    現在安倍内閣は原発再稼働について前向きとされているが、当の政治家自身も含め、われわれは原発というものに対してどれほどの智識があるであろうか。さきの都知事選では大大的に「脱原発」を主張した候補者が敗れたが、だからといって即座に推進に舵を切ってよいわけではなく、あらためて原発といま1度真剣に向き合う必要

    0
    2014年02月14日

    Posted by ブクログ

    わかりやすく、歯切れのよい文章にまずしびれた。日本の原発の問題を自分の責任として考えなくてはいけない、という最後の一文が重かったです。

    0
    2013年07月27日

    Posted by ブクログ

    感情的になりそうな議論をデータに基づき、淡々の記述している点が好感が持てる。再生可能エネルギーへの転換を示しているが、欲を言えば環境省の提示データを鵜呑みにせず、原発データ同様の突っ込みが欲しかった。原発は政策コスト、バックエンドコストを考えると経済性メリットも低いことがよく理解できた

    0
    2018年10月09日

    Posted by ブクログ

    名著「自動車の社会的費用」の原発版。
    事故時の賠償費用が巨額になることはもう実証されているが、平常時であっても実は高コストであることを、経産省資料などを基にわかりやすく説明している。特に、未着工時から自治体にばら撒く巨額の交付金など、原発のコストを丁寧に計算している第3章が面白い。
    本書を読むと、原

    0
    2014年12月25日

    Posted by ブクログ

    論点は題名の通り。内容は所々難しいが、だいたいが行政言葉や専門用語のややこしさのせいかも。言わんとすることは非常に簡潔。再生可能エネルギーについての記述がちょっと雑で、脱原発というイデオロギーを強く感じて少し残念。最後まで客観的・科学的根拠がもっと示されていればなお良かった。

    0
    2014年05月28日

    Posted by ブクログ

    長い時間をかけて、読み終わった。原発をコストという面からみていくのは、置塩先生が言っていた社会的資本の考え、民衆の政策決定への参加という観点からも必要なこと。こういった精緻な議論がほしいところ。

    0
    2014年01月28日

    Posted by ブクログ

    現在、原発のコストと言われているものには何が含まれているのか。そこには本来、コストとして当然含まれていなくてはいけないものがもっとあるのではないだろうか。そうした疑問を一つひとつ検証しながら、原子力発電というものを今後どうしていくのか、「コスト」の面から考えてみよう、という本である。
    人間はもとより

    0
    2013年10月17日

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