作品一覧

  • 原発のコスト エネルギー転換への視点
    -
    1巻902円 (税込)
    原発の発電コストは他と比べて安いと言われてきたが、本当なのか。立地対策費や使用済み燃料の処分費用、それに事故時の莫大な賠償などを考えると、原子力が経済的に成り立たないのはもはや明らかだ。原発の社会的コストを考察し、節電と再生可能エネルギーの普及によって脱原発を進めることの合理性を説得的に訴える。

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  • 原発はやっぱり割に合わない―国民から見た本当のコスト
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    3.11の福島原発事故を受けて、原発のあり方が問われている。著者は、経済学者として長年にわたって、原発の「安価神話」に疑問を呈し、原発の経済性を研究し、実証研究で喝破してきた。本書では、多くの人がいだくであろう、「原発は最も安い発電方法なのか?」「脱原発で日本経済は悪くなるのか?」「税金や電気料金からどれだけ原発に回されているか?」「賠償や除染はどうなるのか?」「再生可能エネルギーはあてにならないのか?」といった疑問にわかりやすく答える。納税者として、電力利用者として、未来のために知っておきたい原発の真実がここにある。
  • 再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて
    4.2
    1巻3,762円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地球温暖化対策の1つとして、太陽光や風力などによる再生可能エネルギーが注目されている。欧米での先進事例を紹介しながら、今後のあるべき日本のエネルギー政策を提示する。 【主な内容】 序 章 新しい環境・エネルギー政策を切り拓く―原子力依存か、再生可能エネルギーの爆発的普及か 第1章 なぜ日本では原子力発電が拡大したのか―原子力政策の政治経済学的分析 第2章 原子力発電は本当に安いのか―経済的優位性に関する検討 第3章 将来に莫大なツケを残す再処理政策―原子力政策の負の遺産 第4章 未来を拓く再生可能エネルギー政策―再生可能エネルギー政策の役割と課題 第5章 アメリカ・テキサス州で風力が伸びる理由は何か―固定枠制の成功事例 第6章 イギリス・競争入札制の光と陰―再生可能エネルギー普及政策の過渡的試み 第7章 ドイツにおける再生可能エネルギーの爆発的拡大―固定価格制の理想的枠組み 第8章 再生可能エネルギー政策の共通化をめざして前進するEU―再生可能エネルギー関連指令の策定をめぐって 終 章 2050年に向けたエネルギー政策のグリーン改革―持続可能な低炭素社会をめざして

ユーザーレビュー

  • 再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

    Posted by ブクログ

    著者の博士論文(一部改変)だそうです。博士論文が本になるってすごいなぁと単純に思いました。
    興味深い内容は、日本が政策面で、原発に労力とお金をいかに費やしてきたかを検証する部分。それによって再生エネルギーの政策が遅れてしまったことも指摘。
    専門的でやや厚い本だが、この分野にありがちな「はしょりすぎて逆によく分からん本」を読むくらいならこれを読むことをオススメ。

    0
    2013年01月11日
  • 再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本が出たのが2010年3月11日。奇しくも東日本大震災が起きるちょうど一年前。

    その時点で刊行されたこの本では、非常に分かりやすく「原子力は再生可能エネルギーではない」「原子力は石油や石炭に比べても効率的でもなく、エコでもない」ということが明言されている。こういう冷静で客観的な議論ができるだけの事実が積み重なっていたにもかかわらず、どうして原子力は推進されてしまったのか、また、東日本大震災に伴う原発事故のような絶望的な人災が起きていながら、なぜいまだに原子力エネルギーの開発を継続していこうという機運が残っているのか、この本を読んだ今では理解に苦しむばかり。

    本のタイトルが絶妙で、結局の

    0
    2021年12月04日
  • 再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

    Posted by ブクログ

    これまでの日本のエネルギー政策は、原子力を優遇するものであったが、現実の発電実績からすれば、原子力は安価であるとはとうていいえない電源であり、また、再処理政策は将来に莫大なツケを残すものであると指摘し、原子力発電をエネルギー政策の根幹に据える経済的合理性はないと主張する。そして、旧来のエネルギー政策から再生可能エネルギーの拡大を推進する政策へとエネルギー政策を転換すべきであるとして、固定枠制(アメリカ・テキサス州)、競争入札制(イギリス)、固定価格制(ドイツ)という再生可能エネルギー拡大政策の事例を紹介し、再生可能エネルギーの拡大には、固定価格制が最も優れていると指摘している。
    原発の危険性・

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    2017年03月09日
  • 再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

    Posted by ブクログ

    現在の日本の原子力政策について、コストがかかりすぎる、対地球環境問題の政策として失敗であると論証した上で、再生エネルギーの可能性を示す著作。面白いが著者の博士論文をもとにしているので、本当に中身を理解しようとすると根気がいると感じた。ただ、筆者の主張の大筋をつかむにはそんなに苦労しない。非常に示唆的で面白い。

    0
    2011年07月21日
  • 再生可能エネルギーの政治経済学―エネルギー政策のグリーン改革に向けて

    Posted by ブクログ

    毎度毎度新エネルギーの資料として参考にさせてもらっているが、非常に明快で分かりやすい。原発のコストについて、考察を加えている。

    0
    2011年06月14日

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