作品一覧 2022/11/04更新 キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ 試し読み フォロー 絶対に明かされない世界の未解決ファイル99 コンパクト版 ファティマ第三の予言からチュパカブラまで 試し読み フォロー 絶対に行けない世界の非公開区域99 コンパクト版 ガザの地下トンネルから女王の寝室まで 試し読み フォロー 絶対に見られない世界の秘宝99 コンパクト版 テンプル騎士団の財宝からアマゾンの黄金都市まで 試し読み フォロー ディープフェイク ニセ情報の拡散者たち 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 片山美佳子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ディープフェイク ニセ情報の拡散者たち ニーナ・シック / 片山美佳子 インフォメーション+アポカリプス=インフォカリプス という造語を習得。 良し悪しを問わず、情報が蔓延している現代において、情報戦がどのように繰り広げられているのかを本書では学ぶことができた。 SNSが主だった戦場となっていることの再認識と、家族や身内をどうやって守っていったら良いのかという課題意識...続きを読むを持った。 対策は最終章にいくつか載ってはいるが、それにプラスして我が家でできることは何かないのか、といった点も今後気にかけつつ色々な読書体験を積んでいきたいと思う。 Posted by ブクログ キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ エドワード・ブルック=ヒッチング / 片山美佳子 スポーツ。憂いごとを忘れ、羽を伸ばす活動。 サミュエル・ジョンソン とはいえ、羽を伸ばすにも節度と限度があるだろう。 ルールを定めて危険を回避するスポーツ、動物保護の法整備。 もしかしたら、近年まで存在したスポーツや娯楽の黒歴史が、 変遷する倫理観に影響を与えて、現代では廃...続きを読むれたのかもしれない。 そんな思いに捉われる、残酷で危険で、ばかばかしく、素朴な、 けれど、かつて多くの人が熱狂した、 100近い奇妙なスポーツや娯楽を紹介している。 “残酷”の多くは動物虐待の歴史。 猫入り樽たたきに猫焼きなど、悲しいまでの猫の受難。 名称は知っていたが、クマいじめの残虐行為の凄惨なこと。 雄鶏、カモ、ロバ、ライオン、その他の動物たちも、同様に。 中世の過酷な日々の中で残酷なことに麻痺していたというけど、 紳士淑女のキツネ潰し等、王侯貴族も楽しんでいたような。 “危険”は無鉄砲な人が惹きつけられる、リスクの大きい競技。 オートポロ、町VS.町の過激な模擬戦争、氷上テニス、 モブフットボール、相手の頭から血を流すと勝利の杖術など。 オリンピック種目では、ハトを撃つ競技や凧揚げ、 カーレース、乗馬走り幅跳びなどがあったことも。 荒らし過ぎるバイキングのスポーツは、伝説なのか、現実なのか。 その他、酔っ払いの試合?なドワイル・フロンキング、 金魚飲み、手塚治虫の『W3』みたいなモノホイール、 暴動に発展したうなぎ引き、引っ張り合いでは 昔の日本にあった首引きも紹介されていました。 100近くのスポーツや娯楽は、それらの内容の混沌のため、 頭の中がクラクラしちゃう。歴史を考えるうえでも貴重です。 Posted by ブクログ キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ エドワード・ブルック=ヒッチング / 片山美佳子 現在では廃れ忘れ去られてしまった奇妙なスポーツについての本。 その多くは危険だったり残酷だったりして時代の倫理観にそぐわなくなってしまったものが多い。タイトルになった「キツネつぶし」や「猫入り樽たたき」「猫焼き」「ねずみ殺し」など内容を知るまでもなく名称だけで駄目でしょという感じだ。人間というものは...続きを読む昔から暴力や危険を娯楽として楽しんできたのかということが良く判る。 Posted by ブクログ キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ エドワード・ブルック=ヒッチング / 片山美佳子 変なスポーツについて集め、紹介した本。 このような歴史があったからこそ、動物愛護運動が盛んなのかもしれない。 競歩も紹介されていた。よく考えると変わったスポーツだ。 Posted by ブクログ キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ エドワード・ブルック=ヒッチング / 片山美佳子 「キツネ」と「潰し」この二つの語が合成される意外性。なんとパワーのあるタイトルだろうか。英語だと「キツネ投げ」の方が正確な訳だけど、「潰し」を採用した訳者に拍手を送りたい。 ちなみに英語の原題ではその後「タコ・レスリング」と続く。こちらも日本語版の副題に入れて欲しかった。 前書きの中で、紹介した現...続きを読む代では廃れてしまったスポーツ(死競技?)はおおむね「危険」「残酷」「バカバカしい」に大別される、と述べられている。勿論二つ以上の条件に当てはまるものもあるけれど、本当にその通りだった。(「金魚飲み」なんかはその全てに当てはまる) 「危険」は文字通り生命や身体の危険が大きすぎるもの。「オートポロ」「バルーン・ジャンピング」「花火ボクシング」など。 「残酷」は動物虐待系。タイトルにある「キツネ潰し」をはじめ、「クマいじめ」「野鳥たたき」「猫入り樽たたき」「リス落とし」「カワウソ狩り」など名前からして酷い。 「バカバカしい」ものはそれそもそもスポーツか?とツッコミたくなるようなものも多い。「ろうそく釣り」「ポールシッティング」「水上三脚」「ピッチングマシン砲」など。 人類史の中のアホな側面を見れてとても面白いのだけれど、過去の話に限ったことではないなと思った。現在でも人が死ぬ危険な競技はいくつもあるし、闘牛や闘犬のように動物虐待が競技として生き残っているものもある(娯楽の為のハンティング、スポーツハンティングもそうだ)。バカバカしいものは、「チェス・ボクシング」などマイナーなものに目を向ければ枚挙にいとまがないだろう(以前、ハイヒール100m走というのをネットで見たことがある)。 マイナースポーツに限らずメジャーなものでも、時の変遷を経ることで今後評価が変わることもあるに違いない。 100年後にこの『キツネ潰し』のような、忘れられたスポーツ事典が出版された時、そこにどんな項目が追加されているのだろうかと夢想する。 本の構成としては、全ての項目がランダムに紹介されてたので、上記の3つのカテゴリに分けるとか種目のジャンルで分けるとか年代で分けるとかしてるとより良かったかな、と思う。あと、スポーツ名称は原文併記してほしかった。「キツネ投げ」→「キツネ潰し」のような意訳がきっと他にもあったはず。 あと事例が欧米圏に偏っていたので、続編があればぜひ非欧米圏を中心に取り扱ってほしい。 Posted by ブクログ 片山美佳子のレビューをもっと見る