谷川一巳の作品一覧
「谷川一巳」の「空港まで1時間は遠すぎる!?」「こんなに違う通勤電車」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「谷川一巳」の「空港まで1時間は遠すぎる!?」「こんなに違う通勤電車」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「終点」ではなく終着駅。海岸沿いだったり、開発計画の都合そこで途切れてしまったりの日本の終着駅を筆者が旅して、それぞれの風景や成り立ちなどを紹介している。
筆者個人の主観がかなり入っている。「侘しい」「盲腸線」といったワードや、運営に関する率直な苦言など正直に書かれている。しかし寂れてしまった路線にもそこが持つ旅情やノスタルジーなど魅力があることを愛情を持って伝えている。
仕事柄日本各地に出張に行く機会があるが、どうしてもスケジュールの都合で効率的に動かざるを得なくなる。不便でも移動自体を楽しめるような、時間を気にしないで良い旅をしたいものだ。
Posted by ブクログ
交通新聞といふ業界紙がありますが、実態は鉄道の記事ばかりで、仮に「鉄道新聞」と名乗つても何ら違和感はないのでした。従つて交通新聞社新書も大部分が鉄道関連で、たまに航空業界の本が紛れ込む、といつた状態。本書はその一冊であります。中中面白い。
ライト兄弟が初飛行をしたのが1903年。それからわづか110年余で、いかに現在の隆盛を迎へたかを俯瞰する一冊であります。科学技術は戦争によつて進歩したと申しますが、航空機の発達史に於いても同様で、特に第二次大戦で「空を制する者が勝利する」といはれ、大国が凌ぎを削りました。それに気付くのが遅れた大日本帝国は、巨大戦艦を造つて喜喜としてゐたのであります。
Posted by ブクログ
交通機関ネタ。
社会工学的なこういうネタが結構好きです。勉強になりました。
論点として全く記載がありませんでしたが、「東京の1時間は地方の30分」という観点で評価したら、もっとひどい内容になったと思います。
内容についてですが、基本的に鉄道にフォーカスした内容に終始していて、あまり脱線していないところに好感を持ちました。
一時期ブームになった地方空港開発で、まともに上手くいったケースがないことの要因として、空港までの交通手段に関する課題を解消できていないことがよくわかります。利権などがからんで作るという話はもちろん理解しますが、公共投資のスコープを「都市開発」という観点で設計できない視野を持