作品一覧

  • 安倍晋三「迷言」録
    4.0
    1巻858円 (税込)
    「早く質問しろよ!」「国民の理解が深まっていない」「全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」政治家に失言や暴言はつきものだが、かつてこれほど「迷言」を吐く首相がいただろうか。自分に対する批判は「レッテル貼り」「デマゴーグ」。一方で自らが発する暴言は「言論の自由」。安保法制、戦後70年談話などをめぐる「アベ流言葉」を通して政治・言論状況を読む。
  • 安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機
    3.5
    1巻748円 (税込)
    憲法改正、集団的自衛権、秘密保護法、靖国参拝、アベノミクス、対中・対米外交……。新聞は、それらをどのように報じた(報じなかった)のか。主要紙は「読売・産経・日経」VS「朝日・毎日・東京」という構図で分断され、相反する主張や論調が日々飛び交うなかで、私たちは何を信じればいいのか? 本書では、各紙の報道の“背景”を読みとり、立体的に情報を収集するコツを、実際の記事に即して具体的に解説。また、安倍官邸の巧妙なメディア操作の手法についても分析を加える。この一冊で「新聞の読み方」が変わる! 【目次】はじめに/第1章 「改憲」へのスタンス/第2章 秘密保護法をめぐる報道/第3章 二分化する集団的自衛権報道/第4章 靖国神社参拝とNHK会長騒動/第5章 原発とどう向き合うか/第6章 アベノミクスと経済報道/第7章 外交報道の読み解き方/おわりに――「言論の空洞化」に危機感をおぼえて
  • 「朝日新聞」問題
    3.0
    1巻748円 (税込)
    現役の朝日新聞社員である著者は、若手記者時代、阪神支局襲撃事件やサンゴ損傷事件を間近で体験し、その教訓をジャーナリスト活動の原点とした。しかし、慰安婦報道(吉田証言)、原発報道(吉田調書)をめぐって明るみに出た朝日新聞の「誤報」は、過去の事件に勝るとも劣らない衝撃的な出来事であった。「もう一度、原点にもどって考えなければならない」という思いで書き下ろされた本書では、当時の記事や第三者委員会の報告書等を仔細に分析し、“当事者”の立場から、厳しく、真摯に一連の問題を検証する。【目次】はじめに/第1章 そもそも慰安婦報道問題とは何か/第2章 記事を取り消しながら謝罪なし――慰安婦報道の2014年検証記事/第3章 池上コラム問題と元朝日記者へのバッシング/第4章 衝撃的な吉田調書報道とその取り消し/第5章 「重大な誤り」――吉田調書報道への見解/第6章 「読者の信頼を裏切るもの」――慰安婦報道への報告書/第7章 朝日新聞は原点に帰れ/おわりに/「慰安婦報道」関連 参考記事・資料/「吉田調書」関連 参考記事/慰安婦問題をめぐる関連年表

ユーザーレビュー

  • 安倍晋三「迷言」録

    Posted by ブクログ

    リベラル系と保守系メディアの対立がここまで際立っているとは。新聞と同系列のテレビ局まで巻き込んでいる。

    私自身は権力の横暴をチェックするのがジャーナリストだと思う。政府の太鼓持ちをしてて恥ずかしくないのかと情けなくなってくる。

    0
    2016年03月29日
  • 安倍晋三「迷言」録

    Posted by ブクログ

     様々な場面での総理大臣の対応、発言をまとめたもの。これを読んでいくと、改めて自分の発する言葉のポテトチップス並みの軽さが目立つ。自分に都合の悪いときは、「レッテル貼り」、「デマゴーグ」などと言って左から右へと流す。


     著者は、「断定口調」。「レトリック」、「感情語」という3つのキーワードを使って安倍総理の発言について説明をしている。


     安保縫製、戦後70年「安倍談話」、「東京オリンピック」などを巡る発言が紹介されているが、とてもではないが「我々が提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ。私が総理大臣ですから」と言われて、はいそうですかと思えない。「安心してください」で一

    0
    2016年05月11日
  • 安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機

    Posted by ブクログ

    サブタイトルにある「二極化する報道」。私自身も、多分世の中も、その傾向に陥っているのではないか。複数紙を購読することは難しいけれど、今はWEBでも各紙の社説や論調を知ることは可能だ。いろいろな意見があること、それぞれのテーマへの知識、そして第3の道を考えること。なかなか難しいけれど、責任ある大人として、心がけていかなければ。
    メディアを巧みに使おうとする権力にしてやられては、口惜しい。

    0
    2014年12月15日
  • 安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機

    Posted by ブクログ

    「朝日バッシング」が止まりません。
    個人的な見解を述べるなら、従軍慰安婦問題も吉田調書もいただけないと思います。
    ジャーナリズムはプロパガンダではありません。
    ただ、「池に落ちた犬は叩け」とばかりのこの間の激しいバッシングには抵抗を覚えます。
    週刊誌を2~3冊読めば、読者はまるで「朝日報道はすべてがウソ」と感じるのではないでしょうか。
    いいことです……じゃなかった、情報の送り手も受け手も冷静でありたいものです。
    本書は安倍政権の動きを、在京紙がどう報じたかを冷静に分析した良書。
    結論からいうと、憲法改正や集団的自衛権、特定秘密保護法、靖国参拝、アベノミクスなどの主要な論点について、「読売・産経

    0
    2014年09月26日
  • 「朝日新聞」問題

    Posted by ブクログ

    慰安婦検証記事、その後の池上彰コラム問題、福島原発吉田調書についての朝日の報道について語る。
    朝日の関係者なのだが、相当辛辣に朝日を批判していて、おお、珍しいこともあるもんだと思っていたが、批判してるのは経営が編集に食い込んで行ったことなど、対応の拙さが主のようだ。
    油断すると、記事の捏造が慰安婦問題自体が捏造だと取られかねないとか、記事に「角度」をつけることは大事だと述べながらもその前提になる反論の場など、全く設けることもなく、まさに自らの正義を色眼鏡にしていることが問題であることを瑣末のように扱う。
    さりげに、安倍総理批判をぶっ込んでくる。

    やっぱりこだわりの朝日品質だった。

    0
    2019年12月31日

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