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「早く質問しろよ!」「国民の理解が深まっていない」「全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」政治家に失言や暴言はつきものだが、かつてこれほど「迷言」を吐く首相がいただろうか。自分に対する批判は「レッテル貼り」「デマゴーグ」。一方で自らが発する暴言は「言論の自由」。安保法制、戦後70年談話などをめぐる「アベ流言葉」を通して政治・言論状況を読む。
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Posted by ブクログ
リベラル系と保守系メディアの対立がここまで際立っているとは。新聞と同系列のテレビ局まで巻き込んでいる。 私自身は権力の横暴をチェックするのがジャーナリストだと思う。政府の太鼓持ちをしてて恥ずかしくないのかと情けなくなってくる。
様々な場面での総理大臣の対応、発言をまとめたもの。これを読んでいくと、改めて自分の発する言葉のポテトチップス並みの軽さが目立つ。自分に都合の悪いときは、「レッテル貼り」、「デマゴーグ」などと言って左から右へと流す。 著者は、「断定口調」。「レトリック」、「感情語」という3つのキーワードを使っ...続きを読むて安倍総理の発言について説明をしている。 安保縫製、戦後70年「安倍談話」、「東京オリンピック」などを巡る発言が紹介されているが、とてもではないが「我々が提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ。私が総理大臣ですから」と言われて、はいそうですかと思えない。「安心してください」で一世を風靡したお笑い芸人じゃあるまいし。 著者は、朝日新聞の記者だが、鑑定を取材できるのだろうか。何しろ、政権の意に沿わないキャスターやコメンテーターは姿を消す時代だからなあ。どこかの将軍様のいる国や、パナマ文書で党幹部の名前が登場するあの赤い国が笑えなくなってくる。
2015年の安保法案の成立直後の本。それにしてもよくこれだけ、無責任な軽い言葉を連発してきた人なのか、著者が朝日元記者ということはさておいても客観的に見てそう思わざわるを得ない。それが断定口調「アベ語」なので、迫力がある言葉として聞こえる側面があるのだろう。レッテル張り、印象操作、デマゴーグと言う用...続きを読む語は彼のお得意のパターン。これは考えているとトランプ氏の「フェイクニュース」と同じ意味かも知れない。そして「私は」という主語を用いずに間接話法で騙すレトリック。突然キレる「感情語」も特徴。ネトウヨにも共通した態度は、Facebookに安倍氏が書き込む言葉によっても知られる。これはトランプ氏のTwitterと共通している。後半は個人だけではなく、安倍一強体制下でのマスコミの忖度ぶりを掲載する内容。「御用新聞風の読売、特高警察風の産経だ」と斎藤美奈子氏が東京新聞の「本音のコラム」で書いているのは痛快だし、自民の伊吹文明元衆院議長が「『俺がいっているから合憲だ』という話でも、実はない」と安倍氏を暗に指して発言していたとは実に面白い。読売が歴史認識問題についてのみ、安倍氏に批判的な論調が多いとの説明は気が付かなかった世界だった。中曾根康弘元首相が「日本の侵略戦争」を公に認めていたが、安倍氏が「侵略の定義は確立していない」として否定する言動を繰り返しているのは、明らかに日本社会の右傾化が進んでいることを証明していると思う。
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