徳山喜雄のレビュー一覧

  • 安倍晋三「迷言」録

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    リベラル系と保守系メディアの対立がここまで際立っているとは。新聞と同系列のテレビ局まで巻き込んでいる。

    私自身は権力の横暴をチェックするのがジャーナリストだと思う。政府の太鼓持ちをしてて恥ずかしくないのかと情けなくなってくる。

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    2016年03月29日
  • 安倍晋三「迷言」録

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     様々な場面での総理大臣の対応、発言をまとめたもの。これを読んでいくと、改めて自分の発する言葉のポテトチップス並みの軽さが目立つ。自分に都合の悪いときは、「レッテル貼り」、「デマゴーグ」などと言って左から右へと流す。


     著者は、「断定口調」。「レトリック」、「感情語」という3つのキーワードを使って安倍総理の発言について説明をしている。


     安保縫製、戦後70年「安倍談話」、「東京オリンピック」などを巡る発言が紹介されているが、とてもではないが「我々が提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ。私が総理大臣ですから」と言われて、はいそうですかと思えない。「安心してください」で一世を風靡したお笑い芸人じゃあるまいし。


     著者は、朝日新聞の記者だが、鑑定を取材できるのだろうか。何しろ、政権の意に沿わないキャスターやコメンテーターは姿を消す時代だからなあ。どこかの将軍様のいる国や、パナマ文書で党幹部の名前が登場するあの赤い国が笑えなくなってくる。

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    2016年05月11日
  • 安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機

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    サブタイトルにある「二極化する報道」。私自身も、多分世の中も、その傾向に陥っているのではないか。複数紙を購読することは難しいけれど、今はWEBでも各紙の社説や論調を知ることは可能だ。いろいろな意見があること、それぞれのテーマへの知識、そして第3の道を考えること。なかなか難しいけれど、責任ある大人として、心がけていかなければ。
    メディアを巧みに使おうとする権力にしてやられては、口惜しい。

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    2014年12月15日
  • 安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機

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    「朝日バッシング」が止まりません。
    個人的な見解を述べるなら、従軍慰安婦問題も吉田調書もいただけないと思います。
    ジャーナリズムはプロパガンダではありません。
    ただ、「池に落ちた犬は叩け」とばかりのこの間の激しいバッシングには抵抗を覚えます。
    週刊誌を2~3冊読めば、読者はまるで「朝日報道はすべてがウソ」と感じるのではないでしょうか。
    いいことです……じゃなかった、情報の送り手も受け手も冷静でありたいものです。
    本書は安倍政権の動きを、在京紙がどう報じたかを冷静に分析した良書。
    結論からいうと、憲法改正や集団的自衛権、特定秘密保護法、靖国参拝、アベノミクスなどの主要な論点について、「読売・産経・日経」vs「朝日・毎日・東京」という構図で分断されていると指摘しています。
    もっとも、この構図は今に始まったことではありませんが、より先鋭化していることが本書を読んで理解できました(私見では民主党への政権交代以降、分断の構図がより鮮明になったと認識しています)。
    本書では、その結果として二項対立の状況が顕現し、第三の可能性の芽を摘んでしまうことは、国民の利益にならないと警鐘を鳴らしています。
    納得させられます。
    というのも主要な論点について各紙を実に丹念に読み比べ、説得力ある分析を加えているからです。
    たとえば集団的自衛権の行使を容認する閣議決定について、各紙は社説でどう報じたのか。
    朝日は「戦争に必要最小限はない」、毎日は「根拠なき憲法の破壊だ」、東京は「行使ありきの危うさ」とそれぞれ見出しを取り、反対の姿勢を表明しました。
    対して読売は「日本存立へ行使『限定容認』せよ」、産経は「『異国の国』脱却の一歩だ」と賛成の立場を鮮明にしました。
    日経はスタンスを明確にせず、「憲法解釈の変更へていねいな説明を」としました。
    先述したように在京紙は二分されている状況ですが、日経はごくまれに論点を二分せずに、考える幅を広げようという姿勢がうかがわれるようです。
    本書を読んで、自分が勘違いしていたことも分かりました。
    特定秘密保護法については朝日が最も敏感に反応し報道していたと思っていましたが、本書によれば、実は猛然と紙面展開したのは閣議決定を契機としてからだったそう。
    「しかしながら、考えてほしい。閣議決定された法案は、衆参の特別委員会で審議され、本会議に上程後採決される仕組みだ。この時点でいくら反対しても、衆参両院で過半数の議席をもつ政府与党は、その気になれば法案をいくらでも『数の論理』で通せるのである」と、朝日を手厳しく批判しています。
    漫然と新聞を読むのでなく、読み比べて情報の空白部分を埋めていくと、真相がよりくっきりと浮かび上がってくるかもしれません。
    全紙を購読するのは多くの世帯にとって経済的に困難ですが、主要な論点について各紙がどう報じたかをチェックするのはインターネットでも十分にできます。
    その前提として、まずは冷静でありたいものです。

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    2014年09月26日
  • 「朝日新聞」問題

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    慰安婦検証記事、その後の池上彰コラム問題、福島原発吉田調書についての朝日の報道について語る。
    朝日の関係者なのだが、相当辛辣に朝日を批判していて、おお、珍しいこともあるもんだと思っていたが、批判してるのは経営が編集に食い込んで行ったことなど、対応の拙さが主のようだ。
    油断すると、記事の捏造が慰安婦問題自体が捏造だと取られかねないとか、記事に「角度」をつけることは大事だと述べながらもその前提になる反論の場など、全く設けることもなく、まさに自らの正義を色眼鏡にしていることが問題であることを瑣末のように扱う。
    さりげに、安倍総理批判をぶっ込んでくる。

    やっぱりこだわりの朝日品質だった。

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    2019年12月31日
  • 安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機

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    大上段に構えたテーマは、メディアが二極化して、しかも言いっ放しではあかんやろと。

    だが。

    もう安定の朝日新聞品質。

    ダブスタ、ナロナムブル、ストローマン、レッテル貼りなどなど。
    自分たちが世論を作るんだと言う傲慢。

    自らの正義によう姿が、隣国にダブる。
    だからダメなんだ。

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    2019年12月28日
  • 安倍晋三「迷言」録

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    2015年の安保法案の成立直後の本。それにしてもよくこれだけ、無責任な軽い言葉を連発してきた人なのか、著者が朝日元記者ということはさておいても客観的に見てそう思わざわるを得ない。それが断定口調「アベ語」なので、迫力がある言葉として聞こえる側面があるのだろう。レッテル張り、印象操作、デマゴーグと言う用語は彼のお得意のパターン。これは考えているとトランプ氏の「フェイクニュース」と同じ意味かも知れない。そして「私は」という主語を用いずに間接話法で騙すレトリック。突然キレる「感情語」も特徴。ネトウヨにも共通した態度は、Facebookに安倍氏が書き込む言葉によっても知られる。これはトランプ氏のTwitterと共通している。後半は個人だけではなく、安倍一強体制下でのマスコミの忖度ぶりを掲載する内容。「御用新聞風の読売、特高警察風の産経だ」と斎藤美奈子氏が東京新聞の「本音のコラム」で書いているのは痛快だし、自民の伊吹文明元衆院議長が「『俺がいっているから合憲だ』という話でも、実はない」と安倍氏を暗に指して発言していたとは実に面白い。読売が歴史認識問題についてのみ、安倍氏に批判的な論調が多いとの説明は気が付かなかった世界だった。中曾根康弘元首相が「日本の侵略戦争」を公に認めていたが、安倍氏が「侵略の定義は確立していない」として否定する言動を繰り返しているのは、明らかに日本社会の右傾化が進んでいることを証明していると思う。

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    2017年11月07日
  • 「朝日新聞」問題

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    「問題」がとてもよくわかりました。
    功焦る記者と保身に精出す稚拙な経営者を生み出す「社風」を一新すべきやな。

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    2015年10月23日
  • 安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機

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    レビューを書いたつもりで書いてなかった。なので、若干中身を忘れた。
    「産経・読売・日経」グループと「朝日・東京・毎日」グループがあることは言われなくても分かってたし、読み比べが重要だとってそりゃそうかもしれないが現実的には時間もないしなかなか難しい。だからこそたまにこういう本を読んでなるほどねと思う機会が必要なのかもしれない。

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    2014年09月11日