作品一覧

  • 原油暴落の謎を解く
    4.2
    1巻865円 (税込)
    石油の価格は、いったい誰が決めるのか? 「今でも石油の価格は、OPECとセブンシスターズ(欧米の巨大石油資本企業)が裏で話し合って決めているのでしょう?」 私たちの生活に大きな影響を与える石油価格。しかし今でもこうした誤解がはびこっている。 商社に入社以来、40年以上にわたってエネルギー関連事業にたずさわり、現在はエネルギーアナリストとして活躍する著者が、石油価格のメカニズムをビジネスマン向けに徹底解説。また、エネルギーに関する海外のオピニオンを紹介しつつ、いまエネルギー事業が直面している構造変化と、それがもたらすであろう国際情勢の変化を論じる。 <おもな目次> ●第一章 原油大暴落の真相 波瀾万丈の2016年が明けた/資源を「爆買い」した中国/シェールオイルの「強靭性」 など ●第二章 今回が初めてではない 資金ショートか、大油田発見か/強欲独占、ロックフェラー/非OPEC原油が勢いづく など ●第三章 石油価格は誰が決めているか OPECとセブンシスターズが裏取引?/市場を動かす「先物取引」/中国勢の価格操作疑惑 など ●第四章 石油の時代は終わるのか 石油が枯渇する心配はない/シェール革命の何が「革命」だったのか/石油は「西から東へ」の時代に など ●第五章 原油価格はどうなる? 長期、短期の需要予測/隠された余剰生産能力/エクソンはなぜ読み違えたのか など
  • 日本軍はなぜ満州大油田を発見できなかったのか
    4.0
    1巻896円 (税込)
    昭和初期の北樺太石油、満洲国建国時の油兆地調査、そして東南アジアの南方油田。 そこには確かに石油があったのに、日本はモノにできなかった。そして石油政策なきまま、戦争へ突入する。 43年間、商社でエネルギー関連業務に従事し、現在はエネルギーアナリストとして活躍、『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?』(文春新書)を上梓した著者が、戦前、戦中の石油技術者の手記を読み込んで明らかにした戦後71年目の真実。そこには現代日本のエネルギー政策への教訓があった。 第一章 海軍こそが主役 第二章 北樺太石油と外交交渉 第三章 満洲に石油はあるか 第四章 動き出すのが遅かった陸軍 第五章 対米開戦、葬られたシナリオ 第六章 南方油田を奪取したものの 第七章 持たざる者は持たざるなりに
  • とことん分かる原油安
    -
    1巻220円 (税込)
    原油価格の下落が世界の金融市場をはじめ国際政治やエネルギーの実需にも大きな影響を及ぼしている。原油安で世界はどう変わるのか。背景で何が起きているのか。さまざまな問いを立てて展望しています。  本書は週刊エコノミスト2015年2月3日号で掲載された特集「とことん分かる原油安」の記事を電子書籍にしたものです。 ・金融市場の動揺の基点に不安の連鎖を招く原油安 ・Q.世界のマネーフローは? ロシア国債のCDS急上昇 ・Q.オイルマネーはどこへ? 政府系ファンドは号国、インドへシフト ・基礎知識1 原油価格の決まり方 WTI、ブレント先物が指標に ・Q.サウジの力は弱まった? 唯一不変の「マーケットメーカー」 ・基礎知識2 埋蔵量とは? 経済的に採掘可能な分量で年々増加 ・Q.経済にプラス?マイナス? 原油輸出国には大きな打撃 ・基礎知識3 原油の歴史 技術革新でエネルギーの主役 ・Q.原油急落の真相は? シェール革命で需給緩和+米金融緩和終了で売り圧力 ・基礎知識4 ガソリン価格 4割を税金が占める日本は米国並みの急落なし ・Q.新エネルギーはどうなる? 競争力低下で開発停滞 ・基礎知識5 日本の中東依存が高い理由 タンカーの輸送日数が最短 ・Q.石油火力はどうなる? コスト競争力上昇も二酸化炭素排出に課題 ・Q.関連投信の動向は? 基準価額が軒並み下落
  • 石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門
    3.9
    1巻815円 (税込)
    HONZ代表・成毛眞氏から「エネルギー界の池上彰さん誕生!」と太鼓判を押された著者は、商社マンとしてエネルギー関連事業に40年以上携わり、訪れた国は60カ国を超えるという経歴の持ち主です。これまで誰も言わなかった石油埋蔵量のカラクリ、中国の資源戦略、日本のLNG価格が高い理由など、日々のニュースをより深く理解するための基礎知識が身につきます。駐在国でのエピソードも読みどころ。エネルギーがわかれば世界が見える。安全保障、世界経済、ナショナリズム、環境、新技術――この世のあらゆる問題に絡むエネルギーの基礎知識をこの一冊で!

ユーザーレビュー

  • 石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門

    Posted by ブクログ

    エネルギー問題の著書である
    スイスは1時エネルギーにはならない
    石油天然ガス石炭電子力水力含む再生可能エネルギーが1時エネルギー

    0
    2021年03月10日
  • 日本軍はなぜ満州大油田を発見できなかったのか

    Posted by ブクログ

    【技術とは,ハードだけで成り立つものではない。何のための技術かというソフト面を追求することも重要なのだ】(文中より引用)

    戦前の日本のエネルギー政策、特に石油との関係に光を当てながら、意思決定や思考法にまつわる様々な問題点を指摘した作品。著者は、三井物産で一貫してエネルギー関連業務に携わった岩瀬昇。

    石油というフィルターを通して見た『失敗の本質』といった趣きの一冊。嘘が数字を作り願望が現実に優先する様子などからは、過去の出来事だからと済ませてはいけない教訓が満載かと。

    少し硬い文章ですが☆5つ

    0
    2020年03月11日
  • 石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門

    Posted by ブクログ

    石油史を概観出来る好著である。
    P.198. 現代人は、230,000kcal/day のエネルギーを消費している。

    0
    2017年05月03日
  • 原油暴落の謎を解く

    Posted by ブクログ

    客観的なデータが豊富。原油価格決定の仕組みが大変詳しく解説されている。原油取引理解のためのテキストと言える。

    0
    2017年05月01日
  • 石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門

    Posted by ブクログ

    [エネルギーのエの字から]日本にとっても世界にとっても最大の関心事の一つのはずが、基礎的な知識すらあまり国民の間に浸透していないと著者が嘆くエネルギー事情。初心者や門外漢にとってもわかりやすく、いろはのいからエネルギーについて解説してくれる一冊です。著者は、三井物産に入社後、一貫してエネルギー関連の仕事に携われた岩瀬昇。


    シェールガス革命について語る前にシェールガスについて説明し、埋蔵量の増減について考える前に埋蔵量について説明してくれるぐらい優しいエネルギーの入門書。とはいえ、決して無味乾燥な記述ばかりでなく、著者自身が勤務で経験したことや、近年の動向を合わせて紹介してくれているため、す

    0
    2016年10月26日

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