無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
HONZ代表・成毛眞氏から「エネルギー界の池上彰さん誕生!」と太鼓判を押された著者は、商社マンとしてエネルギー関連事業に40年以上携わり、訪れた国は60カ国を超えるという経歴の持ち主です。これまで誰も言わなかった石油埋蔵量のカラクリ、中国の資源戦略、日本のLNG価格が高い理由など、日々のニュースをより深く理解するための基礎知識が身につきます。駐在国でのエピソードも読みどころ。エネルギーがわかれば世界が見える。安全保障、世界経済、ナショナリズム、環境、新技術――この世のあらゆる問題に絡むエネルギーの基礎知識をこの一冊で!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
[エネルギーのエの字から]日本にとっても世界にとっても最大の関心事の一つのはずが、基礎的な知識すらあまり国民の間に浸透していないと著者が嘆くエネルギー事情。初心者や門外漢にとってもわかりやすく、いろはのいからエネルギーについて解説してくれる一冊です。著者は、三井物産に入社後、一貫してエネルギー関連の仕事に携われた岩瀬昇。
シェールガス革命について語る前にシェールガスについて説明し、埋蔵量の増減について考える前に埋蔵量について説明してくれるぐらい優しいエネルギーの入門書。とはいえ、決して無味乾燥な記述ばかりでなく、著者自身が勤務で経験したことや、近年の動向を合わせて紹介してくれているため、すらすらと読み進めながら多くのことを学ぶことができます。記述が平易というのも本書の目的に合致しているのではないかと。
〜為替に万人が認める「本来あるべき水準」などないのと同じように、石油にも「本来あるべき価格」なるものはない。今ある価格が市場価格であり、将来どうなるかはそれぞれが自己責任で考え、判断材料に織り込むべきものなのである。〜
分厚い作品ではないので通勤・通学のお供にも☆5つ
Posted by ブクログ
Webのコラムで知った本でしたが、タイトルにある石油の埋蔵量がどのようにして計測されるのかについての非常に興味深い話に加えて、LNGの話、シェールガスの採掘方法、石油の価格形成メカニズムの変遷、エネルギー利用の現状と今後の課題など、エネルギーに関する様々な話題を、非常にわかりやすく説明してくれていて、とてもおもしろく勉強になりました。
原発再稼働や再生エネルギー開発の話ばかりがマスコミの話題になりますが、エネルギー消費に占める割合から考えると、石油、石炭、天然ガスといった一番ベーシックな一次エネルギー資源の安定的な確保や省エネの一層の進展こそがクリティカルに重要だと言うことを、改めて認識しました。
Posted by ブクログ
石油価格はどう決まるのか?要するに「今や世界のどこでも調達できる市況製品」なのか、「地政学リスクにさらされた戦略商品」なのか、という点について、著者の結論は「基本的には市況製品。その気になればどこからでも買えばいい。ただし、戦争など一朝ことあれば戦略商品としての性質も出てくる」ということ。
あと個人的には長らく腹落ちしていなかった「シェールガスってなんであんなに価格弾力性が高いんだろう?」(ちょっと石油価格は上がれば開発が一気に加速し、価格が下がれば開発が止まる。本来投資が莫大な資源開発は市況によってそう簡単には止められないし始められない。例えばLNG)。という点について、シェールガス開発のメッカである米国においては、資源開発は地権者の私的所有権の範囲で決められるから(普通は国との交渉)、というのはなるほど感のある見解であった。
Posted by ブクログ
電気やガソリンの元である原油や天然ガスを1次エネルギーというが、その入門解説書である。
商社などでエネルギー関連の仕事をしてきた筆者が、技術解説と開発の歴史、価格や市場の変遷、などを分かりやすく説明する。ビジネスマンとしての経験談も織り込みながらも客観的なデータを駆使しての記述は簡潔で分かりやすい。こうあるべしなどの主張はないのもいい。
後半では日本のエネルギーを考えよう!との意見を述べているが、そうするためには本書に書かれていることを理解している必要がある。現実の1次エネルギーの需給や利用状況を知れば、ヒステリックに再生エネルギーの拡大を主張する人は減るだろう。
ウクライナ危機でのヨーロッパへの天然ガス供給懸念や原油価格暴落など、世界は今も1次エネルギーに振り回されている。本書は世界情勢の理解にも欠かせないのだ。
ただ、題名がいまいち本書の内容にしっくりこないのが惜しいと思う。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。