三好範英の作品一覧
「三好範英」の「移民リスク(新潮新書)」「ドイツリスク~「夢見る政治」が引き起こす混乱~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三好範英」の「移民リスク(新潮新書)」「ドイツリスク~「夢見る政治」が引き起こす混乱~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
とても良い。話の流れがとてもよい。ツカミは移民の身近な困りごと、トルコに取材に行くと違う事実があり、帰国して改めて考える、読者も同じ学習をトレースする。その流れがよい。事実の集め方も無理がない。
まずは川口市でのクルド人の迷惑さ、国内でトルコ人と抗争。これに対してトルコでの取材で初めて分かるのは、多くのクルド人はトルコで争っていない。政治的に極右のクルド人政党のみが、エルドアン政権と抗争。大多数のクルド人は普通のトルコ人。その理解で日本で改めて取材、考え直す。結論、難民とは「帰国すると逮捕や弾圧」を受ける人。日本で難民申請をしているクルド人はほとんどそうではない。難民申請書の内容を見れば分かる
Posted by ブクログ
ドイツリスク
「夢見る政治」が引き起こす混乱
著:三好 範英
光文社新書776
本書は、2015年断面のドイツを中心した国際政治をあつかっています。
その軸は3つ
1 日本の東日本大震災に端を発するエネルギー転換
2 ユーロ、その政治と経済、ギリシア金融危機、ドイツの再統一と、EUの誕生
3 ドイツとロシア、中国
夢見る政治”ドイツ”というのは、一種の皮肉かと思いました。
ドイツのエネルギーは、ロシアから供給を受けている
つまり、日本でいう中東、サウジアラビアは、ドイツでは、ロシアである
エネルギーの最大供給国である、サウジアラビアと日本が事を構えることが考えられないと、同様、ドイツと
Posted by ブクログ
2015年9月刊行の本だが、テーマであるドイツリスクがプーチンのウクライナ侵攻で顕在化しているので再読。
ドイツのロマン主義というか観念論的というか、テーゼに酔って突き進むという国民性は確かにある。著者は「夢見る政治」と呼ぶが、それはアングロ・サクソンの経験主義・現実主義の対極にある。
現在のプーチンのウクライナ侵攻に関わる部分は、できそうにもない「原発廃止」というテーゼに突き進み、電力不足からのロシアの天然ガスへの依存。親プーチンな人物も多く、十分な制裁ができないのは多分にドイツの事情である。
ドイツは元来、親中国であり第一大戦後にドイツの軍事顧問団が蒋介石の国民党軍を指導し、さらに大