三好範英のレビュー一覧
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ネタバレとても良い。話の流れがとてもよい。ツカミは移民の身近な困りごと、トルコに取材に行くと違う事実があり、帰国して改めて考える、読者も同じ学習をトレースする。その流れがよい。事実の集め方も無理がない。
まずは川口市でのクルド人の迷惑さ、国内でトルコ人と抗争。これに対してトルコでの取材で初めて分かるのは、多くのクルド人はトルコで争っていない。政治的に極右のクルド人政党のみが、エルドアン政権と抗争。大多数のクルド人は普通のトルコ人。その理解で日本で改めて取材、考え直す。結論、難民とは「帰国すると逮捕や弾圧」を受ける人。日本で難民申請をしているクルド人はほとんどそうではない。難民申請書の内容を見れば分かる -
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川口市在住で蕨駅が最寄りです。クルド人騒動は有名ですが私の生活圏内はいたって平和だと思っていました。SNSでクルド人の悪行が避難されていますが、そういった人たちはごく一部で、日本人のほうがよっぽど悪い人がたくさんいると思います。
しかし、外国人の犯罪率は日本人と比べるとやや高く、中でもクルド系のトルコ人の犯罪率が特に目立つ年もあると知り驚きました。しかし、川口市全体で見ると犯罪件数は減少傾向にあり、市が無法地帯というSNSの書き込みは実際とは違います。ただ、地域住民が迷惑を感じている問題も確かに存在すると感じています。
また、親につれてこられたクルド人の子供は、母国でも日本でも差別を受けて -
Posted by ブクログ
三島憲一『現代ドイツ―統一後の知的軌跡』に続いてのドイツもの。今年に入ってからドイツものはけっこうな数になっている気がする。
統一後の歴史の中ではコールに並んで重要なメルケルだが、メルケルに絞って書かれた書籍は本当に少ない中で、この一冊は『世界最強の女帝 メルケルの謎』と並んで統一後のドイツの理解に欠かせないように考えて購入。
前半はメルケルのその時の状況を描きつつ、統一前から統一を経て現代のドイツを俯瞰する試みで、この前半は圧倒的に読み応えがあっておもしろい。
後半はメルケルのドイツがどのように右傾化して行くか、という話なのかと思ったが、その辺りは正直なところかなり薄い感じで、この辺りは