【感想・ネタバレ】本音化するヨーロッパ 裏切られた統合の理想のレビュー

あらすじ

アフリカからの難民をイタリアが堂々と受け入れ拒否し、EU内では政権参加するポピュリズム政党が増加、ロシアの軍事的脅威には徴兵制復活の動きで対抗する……。ギリシャの共通通貨ユーロ離脱は一応回避し、外からは一見、落ち着きを取り戻したかのように思える欧州。だが、エリートたちが懸命に目指そうとする理想とは裏腹に、普通の人々の生活レベルでの不満は鬱積し、むしろ深化していた――。9年半のベルリン特派員経験を持つ著者が、緊張の現場を丹念に取材。米・英に続く、ヨーロッパの「本音化」というべき現象が、EUの協調を崩し、世界の衝突の震源地となる!

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Posted by ブクログ

ドイツ中心に欧州各国の「移民・難民を受け入れる側の人」の声を集めた一冊。

「外国人労働者が急増する日本の近未来に出てくるであろう声」とも受け取れる。

現実的にはこうならざるを得ない、つまり前提とした時に、どういうマインドセットで、今から何に取り組むのか?など考える助けになる。

どの国も手探りで模索が続いている。

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2019年02月03日

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