作品一覧

  • エピタフ
    3.4
    1巻638円 (税込)
    幼馴染の一家にまつわる哀しい死の真相に迫る「墓碑銘」、三つの願いを叶えてくれる猿を巡る騒動を描く「ニホンザルの手」、貧しい男が新興宗教の教祖に祭上げられてゆく「憑」を収録。ホラー大賞短編賞受賞第一作!
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1
    3.5
    1~2巻924~946円 (税込)
    1994年から2011年まで日本ホラー小説大賞に設けられていた《短編賞》部門。賞の30周年を記念し、集成として名作が復活! 玩具修理者は壊れた人形も、死んだ猫も直してくれる――。小林泰三の色褪せないデビュー作「玩具修理者」。「10年に1人の才能」と絶賛された沙藤一樹が描く、ゴミだらけの橋で見つかった1本のテープの物語「D-ブリッジ・テープ」など計5編を収録。《大賞》とは異なる魅力があふれた、究極のホラー短編集! <収録作品> 小林泰三「玩具修理者」 沙藤一樹「D‐ブリッジ・テープ」  朱川湊人「白い部屋で月の歌を」 森山東「お見世出し」 あせごのまん「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」 ※本書は日本ホラー小説大賞の短編賞受賞作の中から5篇を収録したアンソロジーです。
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成【全2巻合本版】
    -
    1巻1,683円 (税込)
    日本ホラー小説大賞、角川ホラー文庫の歴史を彩る名作たちが、まとめて読める! 小林泰三の色褪せないデビュー作「玩具修理者」。「十年に一人の才能」と選考委員から絶賛された沙藤一樹が描く、ごみにあふれた橋で少年の死体と一緒に発見された、一本のテープを巡る物語「D-ブリッジ・テープ」。町会館で見つけた古本を手にしたら……。異色の怪談、朱雀門出の「寅淡語怪録」など、計11編を収録。《大賞》では測れない、規格外の怖さ。奇想天外な《短編賞》の世界を味わってみませんか? <収録作品> 小林泰三「玩具修理者」 沙藤一樹「D‐ブリッジ・テープ」  朱川湊人「白い部屋で月の歌を」 森山東「お見世出し」 あせごのまん「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」 吉岡暁「サンマイ崩れ」 曽根圭介「鼻」 雀野日名子「トンコ」 田辺青蛙「生き屏風」 朱雀門出「寅淡語怪録」(「今昔奇怪録」の原題)  国広正人「穴らしきものに入る」 *日本ホラー小説大賞《短編賞》受賞作から11編を収録しました。 ※本書は2023年11月刊行の『日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1』と『日本ホラー小説大賞《短編賞》集成2』を合本したものです。
  • 余は如何にして服部ヒロシとなりしか
    3.2
    1巻506円 (税込)
    同級生の姉に連れられて訪れた古い家屋。軒下には文化祭のセットで作ったはりぼての風呂。彼女はここで汗を流せと自ら服を脱ぎ始める。グロテスクな不条理の世界が選考委員の度肝を抜いたホラー大賞短編賞受賞作!

ユーザーレビュー

  • エピタフ

    Posted by ブクログ

    ホラー文庫の昔からの読者には、ある意味ホラー文庫らしかった頃の作品。昨今はこういうタイプのお話は賞を獲りにくくなっているみたいですね。神経の一本一本にまとわりついてくるような恐怖は、やはり和製ホラーが一番。外国製は湿度が足りない。

    0
    2017年11月28日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1

    Posted by ブクログ

    角川のホラー小説大賞短編賞を受賞した5作品をまとめて掲載してあります。『玩具修理者』や『お見世出し』など既に鬼籍に入られた方の作品もあり、まとめて読むには良い本でした。でもホラーって正直幅が広すぎる上に読んでも意味が理解出来ない作品もあり(私の理解力がついていけないだけなのでしょうが)、「???」となることも多かったです。

    0
    2024年11月24日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1

    Posted by ブクログ

    小林泰三『玩具修理者』

    いや〜いいホラー。ゾクッとはしないが、読んでいてドキドキしてどんどん読んじゃう。話の運びから設定まで良い作品でした。

    沙藤一樹『Dーブリッジテープ』

    ぁぁぁぁあああ!!!いやぁぁぁぁああ!!って描写が多い。イチイチムカつく金持ちズとあんまりにも可哀想な子供達。足と車のドアの部分とかバスの中で思いっきり顔を顰めてしまいました。二人とも私が覚えててやるからな!!!いやほんとに!!!

    朱川湊人『白い部屋で月の歌を』

    ホラー、というよりかは幽霊の出てくる小説というイメージ。ただ最後の終わり方とか、主人公の設定とかがすごい!!!良い作品でした。

    森山東『お見世出し』

    0
    2024年08月31日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1

    Posted by ブクログ

    小林泰三『玩具修理者』
    沙藤一樹『Dーブリッジテープ』
    朱川湊人『白い部屋で月の歌を』
    森山東『お見世出し』
    あせごのまん『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』

    0
    2024年01月21日
  • 余は如何にして服部ヒロシとなりしか

    Posted by ブクログ

     短編4作品の中、わたしのベスト1は『浅水瀬』だろう、この話には本物が持つ真の怖さがある。無理に怖がらせたり、設定が突飛じゃないのが良い。背筋が寒くなる感じは日本ならではの恐怖なのだ。このお話を読んで、過剰な驚かしや、苦痛をともなう恐怖は似非恐怖なのだあらためて思う。

     表題の『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』は、ヒロシの姉、サトさんがとてもエロい。彼女の尻に魅せられて30男が我を見失い、ふらふらとその後を付いていく様は、まるで食虫植物の蜜に誘われて命を落とす昆虫の姿を思わせる。

    0
    2015年05月11日

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