作品一覧

  • 嫌われモノの〈広告〉は再生するか 健全化するネット広告、「量」から「質」への大転換
    4.0
    ブランディングを無視した「PV至上主義」「CPA至上主義」の時代は終わる。 WELQ事件、漫画村、フェイク広告、アドフラウド……悪質なネット広告の闇から抜け出すために。 生き残る広告主・代理店・メディアが進むSDGs/DX時代の広告の在り方! 〈内容紹介〉 ネット広告費がついにテレビ広告をも抜いた現代。しかし、「PV数さえ稼げれば何でもよい」という感覚の下、悪質な広告やメディアが蔓延する事態となっている。広告団体、広告代理店、ウェブ・プラットフォーマー、ネット・メディア……取材を通じて明らかになった、広告の問題と解決策。ブラックボックス化した悪質なネット広告の世界からブランドを守り、健全化していくための道筋を伝える。 〈本文から〉 広告が嫌われるのは、金儲けのツールだから。欲望を躍起になって刺激するだけなら、そう言われても仕方ない。だが、広告がコンテンツに紐づく場所に立ち戻ることで、欲望の喚起とは違う役割にシフトしていくのではないか。 ――欲望ではなく、互いに必要とする、人びとと企業を結びつける装置。元々の広告の役割はそこにあるはずだし、これからもう一度、広告はそういう落ち着いた存在になっていくのではないかと思うのだ。 (「Last Capter:これからの広告の在り方はどうなるか?」より) 〈主な取材対象者〉 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)/日本アドバタイザーズ協会(JAA)/朝日新聞社「withnews」副編集長 朽木誠一郎氏/NHK 報道局ネットワーク報道部チーフ・プロデューサー 蔵重龍氏/ADKマーケティング・ソリューションズ デジタルビジネスプロデュースセンター長 清家直裕氏/スマートニュース 執行役員広告事業担当 川崎裕一氏/メディアジーン CEO 今田素子氏/講談社 ライツ・メディアビジネス局局次長 長崎亘宏氏 【目次】 INTRODUCTION なぜ広告は「嫌われモノ」になったのか? CHAPTER1 ネットメディアと広告の結びつき――「ネット広告の闇」を暴いた二つの告発 CHAPTER2 ネット広告というブラックボックス――破壊された棲み分け CHAPTER3 ハードルを越えるための解決策――ホワイトリストと意識改革 CHAPTER4 PV商売からの脱却を図るメディア――「コンテンツ価値」という答え CHAPTER5 テレビCMにも起きている変化の波――視聴率から視聴質への転換 LAST CHAPTER これからの広告の在り方はどうなるか? おわりに
  • テレビは生き残れるのか 映像メディアは新しい地平へ向かう
    値引きあり
    3.4
    1巻499円 (税込)
    ITジャーナリスト佐々木俊尚氏推薦! 「テレビの栄華は終わり、映像×ソーシャルの時代が始まる。  本書で書かれていることは、約束された未来だ」 2011年地上アナログ放送停波、広告費激減、 ソーシャルメディアの台頭、スマートTV登場etc. これらは日本のテレビや映画をどう変えるのか? クリエイティブビジネスの明日を読みとく渾身の論考! 高度成長時代に「3種の神器」として普及した日本のテレビは、独特の進化を遂げ、他国と比較しても強いマスメディアとなっていった。バブル崩壊後には新聞に圧倒的な差をつけ、メディアの王様としての地位を確立。しかし2000年代に入ると広告収入が頭打ちになり、リーマンショックがそこにとどめを刺す。そして2011年7月、地上アナログ放送停波---- 財務的な源泉であった広告収入に頼れなくなる今後、日本の映像ビジネスはどうなっていくのか。スマートフォンやタブレット端末の登場は映像コンテンツの流れをどう変えるか。ソーシャルメディアの台頭によって私たちのメディアとの接し方は変わるのか。コンテンツを生みだしてきた“クリエイター”はどこへいくのか。メディアビジネスを熟知する気鋭のブロガーによる、渾身の論考。
  • 爆発的ヒットは“想い”から生まれる
    3.7
    『この世界の片隅に』、『おっさんずラブ』、 『カメラを止めるな! 』、『逃げるは恥だが役に立つ』、 『シン・ゴジラ』、『おげんさんといっしょ』、『君の名は。』etc... 最新ヒットのケーススタディ満載! CMや広告だけじゃ、もうモノは売れない時代。 そんな時代に前例のないメガヒットを生みだした、 最新型マーケティングの意外な共通点とは? SNSから火をつけるために必要な、 「戦略」よりも大切な考え方がここにある。 Yahoo!ニュース個人で2000万PV超! 鋭いメディア分析が話題の人気コンサルが教える、 新しい時代の「ヒットの法則」!

ユーザーレビュー

  • 爆発的ヒットは“想い”から生まれる

    Posted by ブクログ

    ヒットした事例を事細かく分析している。
    しかし、分析に留まらず、説得力のあるアクションプランも立ててくれている本。

    特に、「コミュニティを育てること」、「何かをきっかけに発火させること」は、とても肝心なことがわかった。

    時間がなくて具体的な方法だけを知りたい人は、第6章だけを読んでもいいかもしれない。

    0
    2023年03月16日
  • 嫌われモノの〈広告〉は再生するか 健全化するネット広告、「量」から「質」への大転換

    Posted by ブクログ

    ・著者 元ISBBDO 境治氏
    ・広告ではなく広告の表示方法が嫌われる
    ・広告自体=広告枠が嫌われるなどはおこがましい。意識されない。嫌われないことが最優先。
    ・ネット広告の信用、アドフラウド問題が特に注目されたのは、DENAの医療サイトの不正クリック誘導、NHKのネット広告の闇の放送
    ・ヤフーGoogleはじめ7大プラットフォームはメディアではなく、自社でコンテンツを作らないプラットフォーム
    ・ネットのメディアは新聞雑誌などに限られてきている
    ・非主流のスポンサードコンテンツがネットメディアの鍵を握る →手間をかける事で単価も上げられる、メディアとなじむことでスマホでもコンテンツと広告が共存

    0
    2021年02月27日
  • 嫌われモノの〈広告〉は再生するか 健全化するネット広告、「量」から「質」への大転換

    Posted by ブクログ

    現在のPV・CPA至上主義のネット広告に対して、量から質へ健全化への道筋を示した一冊。ネット広告に関してはあまり詳しくなかったのだが、WELQ事件や漫画村の問題が広告の闇を 暴くきっかけになったということを初めて知った。本書は主にネット広告について語られているのだが、テレビ広告に関しても触れられていて、最近視聴率が世帯と個人の2パターン公表されるようになってなんでだろ?と思っていたら業界的に指標が変わったようだ。その他、広告業界にいないと知れない事も多く語られており非常に勉強になった。

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    2020年08月20日
  • 爆発的ヒットは“想い”から生まれる

    Posted by ブクログ

    「逃げ恥」「オッサンズラブ」「カメラを止めるな」「ゲス不倫」など最近話題になった事象を取り上げながら、SNSを起点にしたマーケティングについて説いている。身近な話題から入り、何をしたのか、それがどのように広がったのか、結果どうなったかをわかりやすく解説しているので、納得感がある。SNSをトップファネルとして使いがちなキャンペーンにミドルファネルとしての使い方を説いていて参考になる。『ファンベース』に近いところもあるが、SNSデータとテレビ視聴率を組み合わせた示唆は本書ならではのものだと思う。

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    2019年04月18日
  • テレビは生き残れるのか 映像メディアは新しい地平へ向かう

    Posted by ブクログ

    コンテンツビジネスを考えるうえでの基礎教科書のように構造等がわかりやすくまとめられていた良書。
    クリエイターである著者がクリエイターが生き残る術を本気で考えていることが良い。
    クリエイターを繁栄させるビジネスロジックを語る人は世間に溢れているが、そんな紛い物と違う熱を感じた。

    ただソーシャルメディアの章は要らなかった。。。

    0
    2012年08月29日

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