藤井淑禎の作品一覧
「藤井淑禎」の「90年代テレビドラマ講義」「故郷の喪失と再生」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
初めに、両作家の推理小説を未読の読者はネタバレ注意である。
タイトルをみると松本清張と水上勉の間に深い因縁や影響関係がありそうした関係に切り込む本かと思ってしまうが、特にそんなわけではない。単に活躍した時代が重なり、推理小説から純文学、ノンフィクションとジャンル横断的に活動したところが似通っているにとどまる。清張と水上勉、二人それぞれの評伝を並行して読むという趣。
清張と乱歩の論争や、『伊豆の踊り子』を巡る『天城越え』での川端康成への当てつけ(?)辺りは文壇ゴシップ的に興趣がそそられるが、『砂の器』での江藤淳批判(?)となると少し首を傾げてしまう。犯人に目星をつける経緯が抜け落ちているとの指摘