【感想・ネタバレ】漱石紀行文集のレビュー

あらすじ

漱石の満洲、ロンドン、京都を巡る紀行文「満韓ところどころ」「倫敦消息」「自転車日記」「京に着ける夕」をまとめる。漱石の人間、人事、自然を見詰める眼は的確であり、ユーモア溢れる溌剌とした文章で綴られている。近代日本の秀逸な紀行文となっている。小品5篇を併せて収載する。短文ながら文豪の素顔をよく伝えている佳品である。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

漱石先生のユーモアが詰め込まれた大陸紀行文。当時の日本、満州、イギリスがどんな状況だったのだろうかと思いを馳せる。
交友関係の豪華さにびっくりする。満鉄総統の中村是公、警視総長の佐藤友熊、東北大学教授の橋本左五郎。だけども学生時代からの気の置けない仲であるのがよくわかる。
ロンドンが舞台なのに、落語なような言葉使いが面白い「自転車日記」。

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2020年11月22日

Posted by ブクログ

漱石さんは面白い!自分を飾らないというか自虐的なところがまた笑いを誘う。言葉遊びというか親父ギャグも使っているが、内容が高尚なので、注釈が必要なものが多い。

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2021年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるほど、漱石は可愛い人である
これが感想です


「火曜がダメなら水曜にすればいい」と鉄道の乗り継ぎに
適当なことを言う漱石に橋本さんがお怒り
その一文がこれ

君のように呑気な事を云ったって駄目だよと橋本から叱られた。なるほど駄目である。しかも余の駄目は汽車にとどまらない。

「なるほど駄目である」
なんて素直で可愛い人なんだ
あの上を歩いて見たいと番頭に頼む 漱石
チョコレートの菓子が食いたくなった 漱石
可愛い漱石が詰まっている本

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2018年04月05日

Posted by ブクログ

もっと堅苦しい文章を思い読み始めたが、なかなか面白かった。学生時代の友人を訪ねた満州や、留学のロンドンなどの紀行文。
何度も読み返したい。

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2016年10月24日

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