作品一覧

  • ワイルド・ブルー 米爆撃隊 死の蒼穹

    ワイルド・ブルー 米爆撃隊 死の蒼穹

    小説・文芸

    -
    1巻4,400円 (税込)
    大木毅監修・シリーズ〈人間と戦争〉2 監訳・解説:源田孝(元防衛大学校教授) 第二次大戦中に活躍した米国の爆撃機、B-24。その操縦士を務めた当時22歳のジョージ・マクガヴァンと仲間たちの姿を、膨大な資料と証言から描く。援護なし、敵対空砲多数、邀撃必至――決死の出撃任務の最中、彼らは何を思ったのか? 極限状況におけるリーダシップとチームワークとは? 傑作『バンド・オブ・ブラザーズ』の著者による全米100万部のベストセラー。
  • 分断されるアメリカ

    分断されるアメリカ

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,573円 (税込)
    “WHO ARE WE?” と自問する超大国アメリカ。その針路は世界主義か? 帝国主義か? それとも・・・。「入植者の国」として始まり、白人優位の民主主義で超大国となったアメリカ合衆国。しかし、二十世紀末以降は多様性を重んじた結果、国が分断される危機に陥った。再び「建国の父」らアングロ-プロテスタント(白人)文化を重要視する必要性を説く著者。その理由は? 世界的国際政治学者が2004年に予見した母国の未来が、再び大統領の座についたトランプのアメリカを読み解く2025年の必読書として復活!
  • 貧困の終焉

    貧困の終焉

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,430円 (税込)
    「極度の貧困は私たちが生きているあいだになくすことができる」現在も世界で10億人以上が「貧困の罠」から抜け出せず、1日1ドル未満で生活することを強いられている。しかし適切な支援を行い開発を促せば、貧困は過去のものにすることができる。そしてそのために必要な援助額は、先進各国のGNPの1%にも満たないのだ――。国際開発の第一人者、ジェフリー・サックスが貧困根絶の具体策を明らかにする世界的ベストセラーの電子書籍化。/掲出の書影は底本のものです
  • 文明の衝突と21世紀の日本

    文明の衝突と21世紀の日本

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    93年に発表された「文明の衝突」理論は、その後のコソボ紛争、さらに東ティモール紛争でその予見性の確かさを証明した。アメリカ合衆国の「21世紀外交政策の本音」を示して世界的ベストセラーとなった「原著」の後継版として、本書は理論の真髄を豊富なCG図版、概念図で表現。難解だったハンチントン理論の本質が、一目のもとに理解できる構成とした。その後99年に発表された二論文を収録、とくに日本版読者向けに加えた「21世紀日本の選択」は必読の論文。2000年に刊行された名著を電子版で復刻! 解題・中西輝政。
  • 文明の衝突 上

    文明の衝突

    小説・文芸

    4.1
    1~2巻957円 (税込)
    世界はどこへ向かうのか。多発する民族紛争と文明間の軋轢の本質とは何か。世界を西欧・中国・日本・イスラム・ヒンドゥー・スラブ・ラテンアメリカ・アフリカの八つの文明に分けて、様々な紛争を、異文化間の衝突と捉えた衝撃的仮説。西欧への挑戦を続ける「儒教―イスラム・コネクション」は核拡散の深刻な危機を招くのか? どちら側にも入れない日本は・・・。主要な文明圏の政治的・経済的・人口統計的データを示しながら、世界的な国際政治・戦略学者の著者が21世紀の国際情勢を鋭く予見!
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話

    博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話

    小説・文芸

    4.1
    1巻880円 (税込)
    41万語以上の収録語数を誇る世界最大・最高の辞書『オックスフォード英語大辞典』(OED)。この壮大な編纂事業の中心にいたのは、貧困の中、独学で言語学界の第一人者となったマレー博士。そして彼には、日々手紙で用例を送ってくる謎の協力者がいた。ある日彼を訪ねたマレーはそのあまりにも意外な正体を知る――言葉の奔流に挑み続けた二人の天才の数奇な人生とは? 全米で大反響を呼んだ、ノンフィクションの真髄。

ユーザーレビュー

  • 分断されるアメリカ

    Posted by ブクログ

    ハンチントンの本は本当に面白いです。というか、アメリカに対する不安と悲しみに満ち溢れていて、面白いと言っては失礼かもしれません。

    0
    2025年07月08日
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話

    Posted by ブクログ

    ジェイムズ・マレー(1837-1915)はOED編纂の中心人物。ウィキペディアで彼の写真を見た時には驚いた。仙人のような風貌だったからだ……まるでことばの霞みを食って生きているかのような。
    本書のもうひとりの主役はウィリアム・チェスター・マイナー(1834-1920)。軍医だったが、精神病を発症し、妄想から殺人をおかしてしまった。その後医療刑務所のなかにいて、16・17世紀の書物からOED用の例文をピックアップし続け、その完成に多大な貢献をした。ふたりは10年近くにわたって手紙のやりとりをしていたが、会ったことはなかった。本書のヤマ場は、1891年(俗説では1898年)、彼らが初めて対面する場面だ。
    本書では、マイナーの病気は軍医時代の精神的トラウマが引き金になったとされているが、ニーチェがそうだったように、梅毒の後遺症の可能性もあるのではなかろうか(マイナーは売春宿に入り浸っていた)。
    訳者は鈴木主税氏。訳文が少し硬く、氏らしくないように感じられた。
    (p.s. 本書は2019年に映画化された。マレーをメル・ギブスンが演じている。)

    0
    2025年05月11日
  • 文明の衝突 上

    Posted by ブクログ

    アメリカの政治学者、サミュエル・ハンチントンの1993年の著書。
    アメリカの主要大学数校で推薦図書に挙げられており、数ある歴史的名著と並んで比較的新しいこの本がどのように重要な意味を持つか興味深く、手に取った。

    著者の主張は、「今後、国家間よりも文明間での争いが激化する」というもの。
    そこには、西欧文明が優位であり普遍であるべきだという「傲慢さ」への戒めも込められている。

    文明(Civilization)は様々なの意味を含む言葉だが、ここでは文化・宗教・価値観などを指しており、例えば「文明の利器」という言葉に含まれる技術的な意味合いはない。
    『文明を定義するあらゆる客観的な要素のなかで最も重要なのは通常、宗教である』(p61)
    とも述べられているので、文明≒宗教と理解して読んでも差し支えないだろう。

    この上巻は、前半は理論の説明などアカデミックな部分が多く、中盤はやや反西欧の色が濃くて新書的な内容、
    後半は今の国際情勢に繋がるような実用的な分析で、読みごたえがある。
    さすがに大学の推薦図書であり、一文ごとに情報が次々押し寄せるので、読むのに体力が要る。
    (集英社文庫はページあたりに字を詰め込み過ぎでもある)
    (普通の読書がゆるい散歩ならこの本は軽く登山)

    内容が多すぎてここにまとめるのは難しいが、一つ取り上げるならば、今のロシア=ウクライナ戦争を予言している箇所だ。

    筆者は文明パラダイム論に基づき、共通の文明を持つロシアとウクライナという「国家間」の衝突は起きず、むしろウクライナ内部の宗教的対立、つまり東部・正教(ロシアと共通)と西部・カトリック(西欧と共通)という「文明間」の亀裂が生じる、と予言する。(p51, p295)

    我々は今この議論の未来にいて答え合わせをしている。
    現在進行中の戦争は国家間で争われているため、一見この主張は外れているかのように見える。

    しかし実際には、ウクライナ西部のカトリック系住民と東部の多数派である正教系の住民が分裂しており、今回のロシア=ウクライナ戦争の根底は宗教戦争だと見る向きもある。
    ウクライナ政府が、キリスト教の行事で最も重要なクリスマスの祝祭日を、正教の1月7日からカトリックの12月25日へ変更したのは、象徴的である。
    今回の戦争は、歴史的なロシア=ウクライナ二国間の反目や、ロシア=NATOの対立を反映するほか、ウクライナ国内の宗教的対立も看過できない要因だ。

    つまり、著者の予想は外れるよりむしろ当たっている。
    または、1993年当時から既に今の事態が予測できたほど国際情勢は変わっていないとも言える。


    さいごに、日本についての記述について触れると、

    『日本では「和魂洋才」つまり「日本人の魂を持って、西欧の技法を学べ」であった』(p122)
    『文化的に孤立している日本は、今後は経済的には孤立していくかもしれない』(p233)

    などの記述から、執筆当時、少なくとも著者は、日本に西欧からの独立性を見ていたようである。
    30年経って、今同じ状況とは思わない。
    残念ながら著者は2007年に逝去されたが、現在版の『文明の衝突』も読んでみたかった。

    下巻も楽しみに。


    *******
    以下、メモとして。

    -文明は文化の総体だとされているが、ドイツではそうではない。文明は機械、技術、物質的要素にかかわるものであり、文化は価値観や理想、道徳的な社会の質にかかわるものだとした。この区別のしかたは、ドイツ思想界には根付いたが、それ以外の場所では受け入れられなかった。ドイツ以外は、「文化をその土台である文明と切り離したいと願うのは欺瞞だ」という意見に賛成している。(p59)

    -西欧が世界の覇者となったのは、理念や価値観、宗教がすぐれていたからではなく、むしろ組織的な暴力の行使にすぐれていたからなのだ。(p78)

    -人間は、理性のみによって生きていくものではない。社会が急速に変化するとき、自分は何者か、といった問いへの答えを求める人々に、宗教は魅力的な答を与えてくれる。(p164)

    -日本では、第二次世界大戦での壊滅的な敗北により、文化的にも混乱の極みに達した。「宗教、文化などこの国の精神活動のあらゆる側面のうち、どの程度があの戦争に利用されたのかを今から知ることは非常に難しい。戦争での敗北は、この国の制度にとてつもない衝撃を与えた。彼らの心のなかで、すべてのものが価値を失い、捨て去られた。」(p179)

    -物質的に成功したあとには、文化を主張するようになる。ハード・パワーがソフト・パワーを生みだすのである。(p187)

    -イスラム復興は1970年の石油ショックで多くのイスラム諸国が富と影響力を一気に増大させたことによって火がついたのである。豊かな産油国の行動は「キリスト教の西欧をイスラム教の東方にとっての朝貢国にするという大胆な試みである」。(p201)

    -ある次元のアイデンティティが別の次元のアイデンティティと衝突することもある。1914年にドイツの労働者は国際的プロレタリアートという階級に基づくアイデンティティと、ドイツ人でありドイツ帝国の一員であるという国家次元のアイデンティティのどちらかを選ばなければならなかった。(p220)

    -ロシア文明は、13世紀半ばから15世紀半ばまで、西欧文明の歴史的現象に晒されることはなかった。その現象とは、ローマ・カトリック教、封建主義、ルネサンス、宗教改革、海外拡張と植民地化、啓蒙運動、国民国家の出現などである。

    -(19世紀ロシアの)スラブ主義者と欧化主義者は、ロシアが西欧に遅れを取ることなく西欧とちがう道を歩めるかどうかを議論した。共産主義はこの問題をみごとに解決した。ロシアは西欧とはちがうし、西欧よりも進んでいる、というのである。(p247)

    -トルコは湾岸戦争で断固として欧米を支持し、それによって欧州共同体への加盟が促進されると期待したが、そのような結果にはならず (p261)

    0
    2025年02月28日
  • 文明の衝突と21世紀の日本

    Posted by ブクログ

    かなり前の本なのに、現在の中国と日本の関係、イスラム国のような集団の出現を見抜いていた洞察力の鋭さ。

    さらには、今後数100年の世界情勢をも、おそらく言い当てているであろう射程の長い内容の本。オススメ。

    0
    2024年08月27日
  • 文明の衝突 下

    Posted by ブクログ

    約25年前の分析、文明の重要な要素である文化。イスラム、アジアが急成長し自己のアイデンティティを認識していく中で、西欧がとるべき戦略とは。

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    2026年01月18日

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