岡本さとるの作品一覧
「岡本さとる」の「居酒屋お夏」「春風捕物帖」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
南町奉行所の定町廻り同心・春野風太郎は、町の者からは男女を問わず人気がある。歳は三十二で独り身。きりりとした目は鋭いが、顔立ちはふっくらとして、両端の切れ上がった口許にはえもいわれぬ愛嬌がある。と、風太郎のもとに、土左衛門が上がったと知らせが入った。駆けつけたところ、骸は歳の頃二十五、六くらいの若い男で、さほど時は経っていないようだ。心中か、色恋の縺れからか、などと軽口を叩いている野次馬をよそに、風太郎は野次馬の間に怪しげな色香を漂わせた女の姿を捉える。傘に隠れて顔が見えないが、色が白く年増の風情をたたえていた。風太郎が気になったのは、傘から覗く涼しげな眼が、
次から次へと、事件が起こり、そして、それに巻き込まれる。旗本の殿様で在り、侠客の大親分でも在る。そんな男が巻き起こす、愉快で痛快な出来事が、面白くてしょうがない。
ハチャメチャで、面白い。三百石の下女の産んだ次男坊で、父親亡き後は、本妻と後を継いだ長男に疎まれて育った男が、本家の後継ぎに迎えられ、千五百石の家を切り盛りする事になった。あれよあれよという間に、父親が亡くなり、借金の返済を迫られ、父の落し胤の妹が現れ、賭場が開帳され………一体、次は、何が起こるのだろう。面白くて、わくわくする。
「我が息 竜蔵 何卒 よしなに願い奉る 虎」蔵王堂に残した父虎蔵の願い事。
竜蔵の父の足跡を辿る旅の最後が、これか〜竜蔵じゃなくても、涙に暮れるわ。父が残した、古流「舞うが如く」も、確かに受け取り、でも、一生、師匠然とした、落ち着き払った生活は、しないのだろうな。
羽州若月藩の雪姫様は、29年前、虎蔵に、助けられて、その時の虎蔵との約束を、忘れずに、実行した。「我が子竜蔵が、40 歳に、なれば、召し抱えてやってくれ」こんな形で、また、あの雪姫様が出てくるとは、思ってもみなかったから、驚くやら、面白いやら(笑)